利希斗の試合
対戦相手は神戸外国語大学の3回生君でした。
2Rまでは互角の展開も、3R中盤過ぎにもらったパンチでカウントをとられてしまい
今もって信じ難い、まさかの判定負け。試合後に初めて見た利希斗の悔し涙、周り
の「いい試合だった」とする評価にも妥協の無い勝利への強い執念を感じ取とれま
した。
しかし、僅差であっても負けは負け、もう一段上の”必死”が肝要且つ課題。
デカ長の試合
試合の直前、対戦相手の情報が入りました。相手は親父さんがボクシングジムを
主宰しているという同志社大学の4回生君。40戦を超える実績があり、本大会を
卒業記念と位置づけているという事でした。この情報は直ぐに会長にお伝えする
とともに、念のためタオルの判断もお願いした次第。
試合では随所にキャリアの差が出ましたが、デカ長のボクシングに対する思いの
強さなのか、最後の判定まで全く怯むことなく戦い抜いてくれました。
試合後、相手に容赦を乞うべき展開があったので謝意を伝えに行った際、デカ長
の類まれなパンチの強さに、「これまでにない重圧を感じました」という学生らしい
い率直なコメントがありました。
本人の反省として、リードパンチをブロックされた後に打ち込まれたと言ってました
が、リードパンチ一つとっても上下の打ち分けやスピードの変化、フェイントを兼ね
るなど、状況に応じた対応の重要性を感じとってくれたと思います。
負けはしましたが、デビュー戦とは思えない素晴らしい試合でした。
今回も、会長と若い選手が試合に連れて行ってくれました。有難うございました。