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さくらのお話 

2009年04月06日 11時51分23秒 | Weblog
わが社の営業のNさん(歴史通)からの日報にコメントがありましたので、ご紹介します。


桜は今が一番くらいかもしれません。桜に関係する話をひとつ。

桜、さくらの「さ」は穀霊(穀物の霊)を表す古語で、「くら」は神霊が鎮座する場所を意味し、「さ+くら」で、穀霊の集まる依代(よりしろ)を表すという説があります。

桜の咲く時期と種を蒔く時期が重なるので農業と生活が密接に関わっていた日本人が桜の開花を目安に種を蒔く準備を始めたということらしいです。

日本の古来からの固有の宗教は神道ということになるでしょうが、多神教です。

「八百万の神」といわれる神々も自然界の物、この世に存在するものには皆、神が宿るという思想からきた考えらしいです。

穀物の精霊(神)が桜に宿っていて桜の花を咲かせることで「種を蒔く時期が来たぞ」と人々に知らせてくれていると、当時の日本人は思ったとか。

今のように科学技術も知識も無かった時代は自然に対する敬意や畏怖の念が強く、季節季節の物を感じ取る感覚、感性が現代の人よりも豊かであったのではないでしょうか?


短期間に綺麗に咲き儚く散っていく潔さが愛されているのもありますが、農耕民族の日本人の生活に深く関わってきたのが桜というのでしょうね。

会社の窓から隣の南明公園の桜