分娩室・手術室-2
帝王切開など、産婦人科では
必ず手術が行われます。
手術台を分娩台と兼用して
利用する場合もありますが、
やはり、分娩台は、専用を
1台確保し、もう1台を手術
兼用分娩台とする形が良い
と思います。
では、分娩室と手術室は
それぞれ別の部屋とした
方が良いか。
先生の方で、特別な希望が無い
場合、私は分娩・手術室として
1室とし、それぞれを可動間
仕切り壁で仕切れる形を提案して
います。
手術と分娩が重なった場合や、
分娩が重なった場合は、可動
間仕切壁で仕切り、それぞれの
プライバシーを確保する。
それ以外の時は、広く1室
として利用する、というスタイル
です。
1室にしたからといって、大部屋の
病室みたいに、エアコンや照明等の
設備を兼用することはできませんが、
広く利用することは可能です。
せっかく、しっかり独立した手術室
をつくっても利用していない時間が
多かったり、無理に2部屋つくるた
めに、両方とも狭くなるのは、少々
もったい無い気がします。
可動間仕切壁の種類も、様々な
種類があり、簡易的なものから、
防音性能があったりするものもあ
りますので、予定分娩数、オペ数
などを良く考慮して、検討したほうが
良いと思います。
次回は分娩室の内装について書きたい
と思います。
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