ちょこの昭和探索

Twitterで「ちょこの純喫茶巡り」をしていた者です。
✨自己紹介✨の記事を読んでくださると嬉しいです🙇‍♀️

267 純喫茶遠州屋パーラ 大阪⚫︎大阪

2024-08-29 00:22:44 | 🍭大阪府の喫茶店
西成区の喫茶店に初上陸!!!
普通のGoogle検索では出てこない喫茶店が西成にはたくさんある。そんな西成にずっと来てみたかったのだ。

「純喫茶」と「パーラ」表記のの二刀流だなんて……..ずるいっ!!!最高ですよっ!
※現在はカラオケ営業もされており、カラオケ喫茶という扱い

ちなみに創業して51年だそう。(1969年創業)

注文したのは、若々しい2代目ママさんがつくるミックスサンド〜
めちゃめちゃたくさんお店の歴史をお話ししてくださった。

チェアからは古さをそこまで感じないが、チェアは以前緑色だったとおっしゃっていた





「緑色」のままの食器棚。
チェアも緑色だった時代に訪問してみたかった…。


食事メニューも豊富。もちろん手作りです。

モダンで凝っている壁のデザイン
店内からショーケース。
ショーケースも緑色。1番下には食品サンプルが並ぶ。

圧巻の緑色のいい具合に色褪せたテント。
インターネットで見るだけじゃつまんない。実際に足を運んでみて、見るこのテントに気持ち気持ちの昂りを抑えられない。

 純喫茶&パーラ表記を見ることができて、喜びが頂点に達したわたしでした。


大事なのことなので何度でも言う。
「純喫茶」と「パーラ」表記の二刀流はもうね…ずるいのよ… 再訪したい喫茶店TOP3に入っている
しかもっ!「パーラー」ではなく「パーラ」ですよんっ!みなさんっ!!!

2021年10月30日訪問

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はいはいはいはい〜!(2024年11月17日追記)

実は、昨日再訪いたしまして、実はブログには書いていなかったのですが、訪問後ハガキを出したんですよ…(下手くそな素人のイラストに語彙力のカケラもない文章の)

母になんて書いたかは見ないで〜って言ったのに、ポストに投函する際に読んだみたいで(笑)、「大ママさんが生きているなら〜…」の部分ちょっと失礼ちゃう???(笑)って少し怒られた記憶が蘇った(笑)

今回も相変わらずドアを開けるのにかなり緊張。やっぱり母がいないからかな〜。

あと常連さんがたくさんいらっしゃるかもとか、ママさんが思い出してくださらなかったら気まずいなぁ、とか色々考えてお店の真横の死角で、母にLINEをした(笑)相変わらずいくじなしです。

だが、せっかく西成まで、お店の前にまで来てクヨクヨして入店せず帰るわけにはいかんのだ。

よーし。3年ちょいぶりにドアを開ける。
店内はママさんひとり。やはり3年も経つと(色々なこともあったし)、正直ママさんのお顔はかなり記憶から薄れていて、もしかしてママさんじゃない方かも!?と焦った。
いや、ママさんであると確信を持てるまで少々時間を要した。

葛藤しているその間にもトントンと注文した焼き飯のヤサイを切る音が聞こえてくる。
するとお店の奥の扉が開いて、ご高齢のおばあちゃんが出てこられたので会釈をすると「いらっしゃいませ」と。
あれ…、もしかするともしかして、「大ママさん!?」と思った。彼女はいちばん奥の席に着席。
胸が高鳴る。しかし常連さん説もまだ残る。


一方、ママさんじゃない方(お手伝いの方かも)と、確信を持てないうちに、焼き飯到着。(汗)
やばい!話しかけないと…。話しかけないと…。せっかくここまで来たんだよ…。ここが好きなんやろ…?と自分の胸に問いかける。
いけーーー!

わたし: 「あの…営業時間って大丈夫ですか?」  勢いで言ったーーー!

ママさん: 「大丈夫ですよ〜!以下省略」

わたし:「あの…実は以前(3年間)に来たことがありまして…ハガキを出した…」

もし最悪、わたしのことは覚えておられなくてもいいや、とにかく会話を切り出そう、と勇気を出して。


そしたらここからはもうハッピータイム。(笑)
ママさんはハッとして、それからわたしが書いたハガキを、カウンター後ろの棚?から即座に取り出した。覚えてくださっており、それからママさんはくだけた口調で話してくださり、少しホッとするわたし。

ここで改めて撮影の許可を得る。
この日はまだ昼食をとっていなかったので(喫茶店巡りあるある)、遠州屋で遅めの昼食となった。
なんだか、とても美味しい焼き飯だった(語彙力)。
食事メニューが豊富なのもここの魅力です。



前回の訪問の約2ヶ月後にスマートフォンを買い替えたものだから、前回の写真といい比較になると思う。かなり鮮明にきれいに撮影することができ、そういう意味でも満足。




テーブルとチェアのデザインは改装後ホワイトで統一。






ママさんの口からはあんなにも(あらゆる意味で)下手くそなハガキに、返事を書こうかどうか迷っていたとか、返事を書かなかったことをすごく気にしていたとか、すごくうれしかったとか、つぎつぎと言葉が出てくる。

それを聞いてうれしいのはわたしの方ですよ…。ママさんー…!
ほんっとうにうれしい。
「今も喫茶店巡りの趣味は続いているの?」とママさんは聞くけれど、もちろんです。喫茶店が好きだから、2回目の遠州屋があるし、この夏休みには大分までひとり喫茶店巡りに行きました。

ここで一旦、素敵なカウンターの写真を連続で2枚。



ハガキの話からは会話が弾んできて、改めて奥の席の彼女に「もしかして大ママさんですか?」と確認をとる。なんと大ママさんだった!

「大ママというより古ママや〜!」とおもしろい返しをされる、これまた素敵なお方。
御年89歳と聞いてびっくり仰天。

昔、店内をグリーンで統一感を出していたのも、大ママさんが緑色がお好きだから。
前回の訪問時にはお会いすることができなかったので、ほんとうにうれしい。




ついこの前、ポンッと出てきたの〜とママさんが見せてくださったのは、いちまいの昔の遠州屋の写真。セピア色のカラー写真。なんともノスタルジック。
「先に焼き飯食べよ〜それからゆっくりと〜」とママさん(笑)当然食べてからじっくりと見させていただくことに。

引き続き焼き飯をいただいていると、突然ミックスジュースが到着。「飲んでいき〜」とこれまたレトロなグラスで提供されたうれしすぎるサービス。


ミックスジュースを飲みながらじっくりと写真を眺める。有意義な時間。

まず、今回の訪問での大発見は、以前は「フルーツパーラー」を謳っていたこと。
ショーケースにはっきりとその文字が。1969年の開業から3年という営業期間の時のとてもとても貴重なお写真。昔は近くに市場があったから出前もされていたとのこと。

多分どこかの記事でも書いていると思うのだが、わたしは「フルーツパーラー」や「パーラー」と表記の喫茶店を最優先に巡っている。単に「喫茶」と表記されているのよりもなぜだか惹かれるから…。理由はわからない。
以前お話しした際には出てこなかったこの話題にウキウキのわたし。

写真を見せてくださったことを機に、わたしのママさんと大ママさんへの質問攻めタイムが始まる(笑)

店先には手作りケーキがずらりと並んだショーケースが2つ並んでいる。
その写真の中にあのタヌキケーキらしきものが写っているので、ママさんにお聞きすると、「へぇ〜そんなんに気づく◯◯◯(わたしの本名)ちゃんもすごいわ〜」と謎に感心されてしまった。うれしくて照れくさかった。
ちなみに写真のお綺麗な女性は大ママさんの妹さんだそうです。美しや…。


そして「他に昔の写真とかってあったりしませんか?」と訊ねると(スミマセン)、さらに追加で3枚も出して見せてくださった。

そのうち1枚は開業して3年後の現在の姿になった、改装オープン後の1972年(昭和47年)の写真。ほんとうに52年間外観は全く変わっていないんだなぁ…。
(((創業55年おめでとうございます!!!)))


個人的な好みとしては、改装前の佇まいが素敵だなぁ、と思ってしまった。
おそらくオレンジ色の扉にピンク色の取っ手。わたし好みのドアだ。


そして改装前のこんどは内装の写真。
写真を眺めるママさんと大ママさんとお話ししているうちに、次々と常連さんが来店。常連さんがひとり来店するたびにわたしのことを紹介してくださるママさん。
やっぱりさすが喫茶店のママやな〜と思います。
コミュニケーションが上手やなぁと。

カラオケタイムも始まり、電車の出発時間に合わせて退店の準備。歌っていく?とお聞きしてくださったが、遠慮する。
お会いできてほんとうにうれしかったので、大ママさんと撮影してほしいとママさんにお願いすると、自身が映ることには控えめだったはずのママさんも、私と映りたいとおっしゃってくだっさり、最後はゆる〜く撮影タイムでした。
カウンターの常連のおじいちゃんもピースしてくださりました(笑)


退店時、ママさんが「サンドイッチを作ったから食べて!」と持たせてくださった。ミックスジュースもいただいたのに…、申し訳ないくらいにありがたい。
しかし、こういう時はあまり申し訳ないと思いすぎてはいけないのかもしれない。
ただありがとうございます、と人との出会いに感謝する。それだけでいいのかもしれないな…。

5時半でもうこんなにも真っ暗。夏が過ぎ、秋も過ぎようとしている今日この頃。
夜の遠州屋、すごく素敵な佇まいね…。
やっぱり改装後が好きかも、と思い直す。だって改装前のお店の空気は吸ったことがないから分からないもの。
すこーし拡大。
ママさんが外までお見送り。3年間も同じくお見送りしてくださったなぁ。

やっぱり持ってしまっているイメージの影響で、夜の西成をひとりで歩くのはそこそこ怖かった(その前に今池駅まで行っているが)。
初めて阪堺電車に乗った日だった。阪堺電車乗車記念日(笑)。
2回目:2024年11月16日訪問












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 266 秘密の喫茶店 大阪 | トップ | 268 喫茶ココダ(幸々夛)... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿