中学時代のかしましい同級生7人で日曜から1泊で温泉旅行してきた。
宿泊は、お雛さんの人形供養で有名な「淡嶋神社」の真横の旅館。
旅館の玄関に立派なお雛さんの段飾りがある。
このお世話役は、数年前に小学校の先生を定年で終わったやっちゃんで、自分のお母さんは高齢で、施設に入っていて毎日のようにそちらを訪れているが、親戚のおばさん方を連れてこちらの温泉旅館には10回ほど来ている常連さん。とにかく温泉に入って思う存分喋ろうというのが今回の目的。
お部屋は畳の間と奥にツインのベッドがあり、窓の外は大阪府の最南にあたるこの地のマリーナ。
由美ちゃんが、自分のお雛さんを淡嶋神社で供養してもらおうと持って来ていた。私はテレビのニュースで聞くだけで来たのは初めてだ。
供養の人形の受付が夕方4時までだったらしく、旅館に着いてからひとしきり喋っていて、思い出して神社に出向いたのは4時5分前。間一髪間に合った。
本殿の奥にも軒周りにも、納められた人形で埋め尽くされていてちょっと不気味だ。裕美子さんは、こちらを向いている人形の目が怖いからと一人だけお部屋に残った。
生命保険の仕事をしている順子さんが仕事関係で遅れるので、夕飯の6時半に間に合うよう向かっている間、おしゃべりは途切れることなく、お箸がこけても可笑しいあの年代のように笑い転げて時間が過ぎていった。
主婦との料理対決のテレビ番組で有名という料理人の赤間博斗氏の、絵になるようなお料理の数々をお食事処で頂いた。
美しいお料理のことは次の日記へ続く。