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〜かたることばが歌になる風になる〜

木犀のセレナーデ

12月1週目半ばごろにある、同級生たちの勉強会で歌うソロ曲は
ツヅキ(ニックネーム)は寺山修司さんの詩に中田喜直さんが作曲の
「悲しくなったときは」
ニーコ(ニックネーム)はやなせたかしさんの詩「ロマンチストの豚」
木下牧子さんの曲は有名ですが、湯山 昭さんの作曲による歌を歌います。

そしてデュエット曲は2曲で
一つは、男女の声楽家の方が歌っているのを紹介したロッシーニ作曲「猫の二重唱」
もう一つは、関根 栄一という童話作家であり作詞家の詩
湯山昭さん作曲「木犀のセレナーデ」という作品です。

昔は10月半ばともなれば、あちこちで金木星の香りがそこはかと漂っていましたが
最近はドンドン季節が後ろに伸びてきて、今時分の季節に満開でしょうか。
2020年の実家の庭で、まだ7分咲きぐらいだった金木犀の木。




you tubeで「木犀のセレナーデ」の混声合唱や女子高生の合唱で歌っているのを聴いて
初めて作品の把握ができたし、詩の美しさもやっと理解できたというくらい
歌の方もピアノ伴奏も結構やっかいな作品です。

譜面の冒頭に指示されている
Andante con grazia・ゆっくりと優雅にという曲のイメージが
練習を重ねる内にようやくわかってきたというほど
歌の冒頭から
4分の2拍子→4分の5拍子→4分の3拍子
そしてまた4分の2拍子→4分の5拍子→4分の3拍子
次は8分の12拍子で少しテンポアップ
途中からまた気持ちを込めて少しゆったり、、、
そしてまた一番最初の拍子とテンポへ戻るという
拍子もリズムもテンポの変化も目まぐるしい曲で
同級生二人は二重唱にアレンジした譜面で歌います。

練習を始めた当初は
私自信身の練習が十分でなかったのもあって、ピアノと歌が全く噛み合いませんでしたが
譜面が自分の中に入ってきた2回目練習あたりから
この曲の美しさが理解できるようになりました。

混声合唱のyou tubeを見つけたのでお借りしました。

「木犀のセレナーデ」(関根 栄一詩/湯山 昭曲)
夜は光のない星から来るのですか
せめて 消しようもない想いを知らせたいと
夜は 星のかおりを木犀に散りばめ
ひととき秋がなまめく

まばゆくあなたが過ぎて
あまりにも短過ぎた夏

秋は 言いそびれた言葉を
ひとり呟くために来るのですか
ああ 夜の木犀よ

夜は 眠られない星から来るのですか
せめて その人のない窓辺に甘く咲いて
夜は 花のかおりを木犀に集めて
傷つく秋をいたわる

まばゆくあなたが過ぎて
あまりにも短過ぎた夏

秋は ゆき場のない心の
歌を聞き取るために来るのですか
ああ 夜の木犀のよ

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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