ドラマ「星漢燦爛」の原作者は、中国の関心則乱という人で
この小説は、初めからヒロインはチャオ・ルースーを念頭に書いたのだそうです。
そして男性主役は、キャスティングでウー・レイが浮上した時
子役の頃のイメージが強かったので、凌不疑(リンブーイ)という
大人の強い男性として合うのかを懸念したそうですが
ドラマが出来上がったのを観て、見事に期待以上で満足したとか。
今まで観た中国ドラマの男性主人公は
好きな人一筋でひたすらに護る男性像ばかりです。
現代劇では男性が家で食事を作るという、ある意味男女平等感を感じる国民性は
日本人としては目新しく見えます。
韓国ドラマをたまに観ると、やはりドラマの脚本が秀逸で
ドラマ展開にスピード感もあり、面白いなぁと再確認します。
中国ドラマは、上品で純粋な人間像を描いているのも多く
政治的にはどちらの国も、日本にとってややこしくミステリアスな部分はありますが
エンタメはとても魅力的です。
10月12日の回です。
皇后の誕辰(誕生日)の宴(うたげ)の企画を
小商(シャオシャン)・嫋嫋(ニャオニャオ)が任されることになりました。
彼女の頭の回転の速さや明るくて闊達、目の付け所や発想の新しさなどが気に入られて
宮中に通うようになって間がないのに、皇帝から重要な企画を命じられることになり
皇后の末娘五公主は、実の娘の自分が両親に蔑ろにされているように感じて
面白くありません。
この姫は、皇帝が治める世が安定してきた頃に生まれて
甘やかされて傲慢に育ってきています。
ニャオニャオが重用されるのが悔しくて
陰湿なイジメを侍女たちに命じて実行するのです。
ニャオニャオを庭園に呼び出し、侍女が後ろから蹴って彼女を池に突き落とします。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/27/08691e0b3d4561bcb0a209373e9bcb56.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/27/08691e0b3d4561bcb0a209373e9bcb56.jpg)
しかもそこに蛇も放たれて、毒蛇ではなかったけれど
彼女は溺れそうになりながら逃げますが、脚を噛まれてしまいます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/40/0efd2d5f3e4c504f0bdbb11991c83142.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/40/0efd2d5f3e4c504f0bdbb11991c83142.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/2b/4779ec864512b1815fa767e1d0524116.jpg)
ニャオニャオは必死で岸に上がりますが
偶然五皇子が五公主のイジメの現場に居合わせたようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e9/751107cac469f3a080e667055aa7902c.jpg)
この皇子は皇帝が別の女性に生ませた
いつも問題ばかり起こす出来損ないと言われている皇子。
五公主は五皇子を威嚇して口封じします。
この夜、イジメでずぶ濡れになったニャオニャオが、湯浴みして身支度していると
ズーションが彼女の部屋にやってきます。
彼は「君が宮廷に通うことになれば、昼夜いつでも会えると思っていたが
君は忙しすぎて会いたくなっても中々会えない。
今夜は会いたくてたまらないからそっとやってきたのだ」と言います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/a5/f74a2774cb13109170ff6ce044114341.jpg)
彼の優しい言葉を聞いて、辛さを堪えていたニャオニャオは
嗚咽をあげて泣きじゃくります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/16/09d8ee4a8ea915ca30cfd57cd400a251.jpg)
今まで見たことがないような唯ならぬ様子の彼女を
抱きしめてなだめながら、ズーションはどうしたのか尋ねますが
ニャオニャオは「急に実家が恋しくなった」と。
そして
彼女は、急に後ろから襲われたりした時の護身術を教えてほしいと言います。
それに応えて、襲われた時に手捌きで相手を振り払う技や
体のツボの位置なども教えます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bb/c070ae3e55e9f4f65a9e0d7a9e86deba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/bb/c070ae3e55e9f4f65a9e0d7a9e86deba.jpg)
そして
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1a/d95b07bd0df2aef91aa24ae839a506bd.jpg)
再度訊きますが、ニャオニャオはそれには答えず、彼に一つのお願いをします。
このシーンでは
ニャオニャオの辛さに感情移入して、そしてズーションの優しさが胸に来て
私もドバーッと涙がチョチョギレました(古い表現💦)
そんな辛いことはあったけれど、彼女の企画した宴(うたげ)は斬新で
倹約を推奨している皇帝も満足するに十分な素晴らしい宴となりました。
五公主はそのこともまた気に入らないので、宴の最中(さなか)
自分の侍女に、何やら良からぬことをヒソヒソと耳打ちしています。
長くなるのでその騒動とその後のズーションの行動は
次に改めて書きたいと思います。
いつも長文のドラマ再現に、最後までお読み頂きありがとうございます。