全国で合計2110キロもの長さの橋や道路、トンネルの改修工事のために15年かけて、総額3兆円超ものお金が投じられるらしい。
家のリフォームをする「ビフォーアフター」という番組が好きで私はよく観る。
限られた予算で住みにくく老朽化した家を、新品の建材も使うが、元の家の建具やゆかりの材料を使って、実に見事に家を作り直す過程を見て、匠の技に感服する。
国の道路などのメンテナンスも、これと同じようなやり方はできないものだろうか。
昔は電化製品でもできるだけ修理して使っていた。最近は修理するより、そこだけすくっと入れ替える方がお金がかからないとか、一部壊れているだけなのに、まだ使えそうな製品も新品に交換したりする。
経済の流通の原則だの仕組みだのがあるのかもしれないが、資源は無限ではない。
食べ物についても、20年ほど昔印象深い講演を聞いたことを今更のように思い出す。
そのころ関わった大学の同窓会主催の講演のテーマは「地球環境」についてだった。
講師のお話で一番印象的だったのは、日本のように資源のない輸入に頼っている国は、世界で今後人口がどんどん増えて行ったら、まず食料確保に困難をきたす。スーパーに物が並ばなくなるのだということだった。
その講演を聞いた後は買い物に行くたびに、今日もたくさんの商品が並んでいるがいずれどこかの途上国のように、食材を確保するのに苦労する時が来るのだろうか？といつも思うようになった。
添加物満載の安い輸入の食品に恐れる事態がすでに起こっている。それらの食品すらもなくなっていく時代が来るかもしれない。自給自足は遠い絵空事ではなくなっていると思う。
IT機器のひとつ携帯電話についても言及された。現代病(身体の病気の方)の一つの要因になっているかもしれない気がするこの話は、またいつか書いてみよう。
