てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

号泣 「Shelter Me」 シェルターミー エピソード1

2014-04-15 | アメリカ 犬 & 動物事情
本日4月15日(火)は一日中天気が悪く
雨が降ったり止んだり暴風で夜半には雪もチラつく模様のコネチです。

なので家でまったり先日購入したDVD
Shelter Me シェルターミー エピソード1」を観ることに。
以下ほぼネタバレなので鑑賞する予定のある方は薄目かチラ見で(笑




アメリカでは毎年600万~800万頭の犬や猫達がシェルターに捨てられ
その内引き取り手のない300万~400万頭の犬猫達が
安楽死させられています。

その現実を踏まえた上で「Shelter Me」は
シェルターの動物たちの里親になることの素晴しさ、
シェルターの犬達が社会的に活躍していることや
人間の心のケアに役立っていることなどにスポットライトを当て、
人々の関心をシェルターの動物たちに向け、
犬や猫たちにセカンドチャンスを与えることを狙いとしています。

シェルターの動物たちが引き取られることにより
犬や猫たちが幸せを掴むのはもちろんですが、
里親を含めそれに関わる人間たちの精神面での向上の様子も描かれていて
心温まるドキュメンタリーとなっていました。

内容は3部構成されていて1時間の作品です。

第1話: 路上を放浪している野良犬をレスキューし
その犬たちに最適な里親を見つけるというシェルターの基本活動を紹介

第2話: シェルターから介助犬の適正がある犬を選び
その犬たちの訓練と育成を刑務所で服役している女性受刑者達に担わせ
介助犬を必要とする人たちに引き渡すプログラムの紹介

第3話: イラク戦争でPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えた退役軍人が、
シェルターから犬をアダプトしたことにより癒される
というストーリーで、退役軍人とシェルター犬を結ぶ里親制度の紹介




尚「Shelter Me」のスポンサーは
2014年アカデミー賞の司会者でピザを注文していた
動物愛護家の「エレン・デジェネレス」が共同経営を務める
ナチュラルドッグフード会社の「HALO





最初の第1話はアニマルプラネット等でよく放映されている
ドッグレスキューっぽい内容だったので
「ほぅほぅ」と見ていただけだったのですが
第2話目からの「女性服役者の介助犬育成プログラム」は泣けました。

個人的にですが女性服役者と言うのは
「いろんな不幸が重なってしまった感」があって
男性とは違い極悪非道とかサイコパスっぽい人が少ない気がします。
まぁ実際はどうかわかりませんが…

ストーリーの中では20年間服役している女性囚人が
今まで17、8匹の介助犬育成をして来たと語っていました。
とても穏やかな口調で育成中の犬を
自身の亡くなった子供のように思っているとも。

この介助犬育成プログラムの期間は4ヶ月~7ヶ月です。
介助犬を必要としている人たちに犬たちを引き渡す日、
今まで訓練士だった受刑者たちと晴れて介助犬になった犬たちが
お別れするのですが…泣けました。

そしてこのプログラムを行っている団体
Canine Support Teams」は設立から25年にも渡り
体の不自由な人たちや負傷した退役軍人のために
介助犬育成に努めて来たNPO・非営利団体です。




創設者は「Carol Roquemore」さん。
キャロルさん自身も子供時代に患ったポリオと
MS(多発性硬化症)の影響で車椅子を使用されています。

実はチャーリーおかんも自己紹介でちょろっと書いていますが
MS(多発性硬化症)の患者です。

欧米では患者数が多く(特に白人)ものすごく有名な病気なんですが
日本では患者数が少ないのと完治しないと言う理由も含め
難病指定になっています。と、この話しはまた次回にでも…
そんな理由から多少の感情の肩入れがあって号泣だったのかもしれません。


そして第3話、退役軍人の話しですが…
第2話からの涙腺が弛んでいるせいでまたもや号泣。

犬をアダプトする前のPTSDに苦しんだ時の話しは辛く
前線に送られ帰還した兵士の心の傷の深さがうかがえます。

カウンセリングや心理療法を受ける退役軍人も多いようですが
戦争トラウマによる精神的ダメージは計り知れないほど大きいようで
自殺率も高く、社会問題にもなっています。

しかしながらストーリーの中の2人の退役軍人は
犬をシェルターからアダプトしたことにより
精神状態の落ち着きを取り戻したようでした。
動物の持つ力は目には見えないけれど
本当にすごい癒しのエネルギーがあるのだな、と改めて思いました。


現在「Shelter Me」はエピソード3まで出ています。
エピソード3の「Second Chances セカンドチャンス」はPBSチャンネルで放映中。
ですが、コネチカット州では放映されていないので
エピソード2を含めエピソード3もDVD観賞になる予定です。

ちなみにうちの先代犬がっちゃん
フロリダ州のシェルター「Halifax Humane Society」出身でしたが
チャーリーはシェルター出身ではありません。

一番最初の飼い主は引越しを理由に飼育放棄する無責任さでした。
その次の家では子供の犬アレルギーが発覚したため手放すことに。
その後縁あってうちの家にやって来たので
個人的なレスキューになってしまった感じです。
もし今後2匹目を飼うなら絶対にまたシェルターからと考えています。

さて、今回も超長文になっているのでこの辺で。
以上「Shelter Me エピソード1」のネタバレでした。


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