昨年に引き続き、全米動物福祉団体の
「
The Humane Society of the United States」が発表している
「
アメリカ 州別動物福祉ランキング 2013」です。
アメリカは州によって法律が異なる為
動物保護法も州によって差があります。
State Ranking 2013 がリンク先です(英語)。
↑各州にカーソルを合わせるとスコアと詳細が出てきます。
ランキングの統計方法は、
動物福祉に関わる内容を10カテゴリーに分け、
その中の82項目のチェックリストに各州の動物法を照らし合わせ、
当てはまる項目の合計÷82でパーセンテージ表示(スコア)にしています。
チェック項目に当てはまる法律が多いほど
スコアが高くなりランキングも上がります。
●カテゴリー分けされている動物福祉内容は以下です。
1. 闘犬や闘鶏などのアニマルファイティング(13項目)
2. 動物虐待(7項目)
3. 野生動物虐待(18項目)
4. エキゾティックペット(7項目)
5. コンパニオンアニマル (9項目)
6. 実験用動物(3項目)
7. 畜産動物(8項目)
8. 毛皮と捕獲罠(4項目)
9. パピーミル・子犬生産工場(9項目)
10. 馬の管理(4項目)
以上10カテゴリー82項目です。
●スコアが高かった1位から10位までの州は以下の通りです。
1位 カリフォルニア州(74%)
2位 オレゴン州(65%)
3位 イリノイ州(64%)
4位 マサチューセッツ州(61%)
4位 ニューヨーク州(61%)
6位 ニュージャージー州(58%)
7位 アリゾナ州(57%)
7位 ワシントン州(57%)
7位 コロラド州(57%)
10位 ヴァージニア(56%)
10位 メイン州(56%)
●各州の詳細は以下の州別サイトで確認できます(英語)
アラバマ州~ミズーリ州 モンタナ州~ワイオミング州
●10位以下の州は「
State Ranking 2013」で確認できます。
上記のアメリカ地図画像も青色が濃いほどランキングが高くなっています。
なにげにデモクラ州=濃色 リパブリカン州=薄色と分布が似ている気が…
ちなみにコネチカット州は
ペンシルベニア州、ニューハンプシャー州と並んで12位(54%)でした。
「
アメリカ 州別動物福祉ランキング 2012」と比べると
順位は変わらず…2014年は10位内に入ってほしいところです。
結果、カリフォルニア州はやはりすごいですね。
動物保護法も1位ですが環境保護などもアメリカで一番熱心な州です。
いろんな意味でリベラル、生活力が高い州なのでしょう。
チャーリー一家が住んでいるコネチカット州は、
闘犬などのアニマルファイティング法は整っていますが
「ガスによる犬猫の殺処分が禁止されていない」がものすごく嫌です…
そして去年と同様、畜産動物の項目が全くダメで凹みました。
中でも養豚場での妊娠中の豚のストール(閉じ込め枠)
「
Gestation crate」だけは
一刻も早く禁止されてほしいと切に願います!
現在ヨーロッパなどの先進国がこの「Gestation crate」を禁止、
または禁止の方向へ動いています。日本ではどうなのでしょう?
米国ではアリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、フロリダ州、
メイン州、ミシガン州、オハイオ州、オレゴン州、ロードアイランド州の9州が
禁止しています。コネチカット州も早く禁止に!!
「Gestation crate」の真実を知った時は倒れそうになりましたが、
以降豚肉を購入する際は「
Gestation crate FREE」のポリシーを採用している
食品メーカーを選ぶようになったチャーリーおかんであります。
でも豚肉ってあんまり食べないけどね…
と言う事で、また違う方向に向かって長くなりそうなので
今回はこの辺で…
おわり
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