定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

言葉の出ない利用者さんにはどうしたらいいんでしょうか?

2011年10月13日 | 有料老人ホーム

 「言葉の障害ケアガイドブック」という本を図書館で見つけたので読んでみたのですが

『ディサースリア』とか『構音障害』とか言って神経障害ということらしい。

でも、その方が何を言いたいのか?

現場ではできる限り何を望んでいるのか理解したいじゃないですか?

『嫌なこと』には怒った表情で声を出すので、体がっちりなので女性ケアには怖い!

『いい感じ』ならとても優しい笑顔で、落ち着いている感じです。

OKなら、『うんうん』と、うなづいてくれますし、、

 日中はリビングで車椅子に座ってTVのほうを見たり、近くにある新聞やタオルを触っていたりします。

こんな風だから「クローズドクエスチョン」?、YESかNOで選択できる質問でなんとか通じているようです。

 この方は右麻痺で右脚を支える器具(靴と一体になった)を身につけています。

でも左脚は立位保持できますから移乗もまだ楽。なんとか一人でできるかな?

で、食事は胃ろうです。

皆さんが食事をするリビングで一緒に点滴のような容器から

栄養を滴下しています。

「お食事ですよー」とお誘いするけれど

口からは食べられません。

だからかイラついて胃ろうの管を引っこ抜いてしまう人もいますが

この方は比較的穏やかかな?

 鼈甲のメガネをかけて、服をきちんと着ると

かなり偉い方だったんだろうなーと感じさせる風貌です。

会話ができるのなら色々話をして聞けるのになーと残念です。

自分が80、90歳になったらこんな風にいられるのかな?とか

こういう老人でありたいなーと思うこの頃ではあります。

 


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