定年前おじさんの介護ヘルパー挑戦談

有料老人ホーム、特養。ホームで日々起きている実態、しみじみとした感動と驚きの不思議なお話をいっぱい!

重度フロアー&認知症フロアー

2011年10月19日 | 有料老人ホーム

 開所当時はまだ人数も少なくて、入所された皆さん全員が1階のリビングに集まり、

お食事をしていただきました。

 まだ自立の方が多くて『24時間ナース常駐ホーム』なのにどうしてかなー?と

思っていたら次第に重度の方が入り始めました。

要介護度4、5の方々。

 

そうなると、いつまでもお食事を一緒にしていると、

難しいことがおきてきます。

自立の方のすぐそばに経管栄養の方が車椅子に座って

あの点滴のように栄養の液体をポトポトするわけです。

色は大体コーヒー色で。

いかがですか? 

病棟に慣れた方々とはいえ、一時金をウン千万円払って有料ホームに入ったのに

「なんか素敵とはいえない感じ」と思うでしょ?

 普通に静かにしている方もいますが、中には管が嫌で抜いてしまう方。

テーブルをバンバン叩く人。「うーうー」うなる人。

嚥下障害がある方には「とろみ付け」が必要になります。

この方のとろみは『この量を入れて何分かき回し何分くらい置かないとOKがでない』

なんて風に

僕らスタッフも大変。

お茶、薬の水、コーヒー等々すべて「とろみ付け」しますが、たまに

むせて『ばーはははー』っとおかずを吹き出す人もいて近所は大変!

だから、それぞれの状況によってフロアーを分けないとね

自立の方がストレスで病気になってしまいますよ。

さらには『認知症』の方々が入り始めますと、なおさら専門階を作らないと困難。

 てなわけで、今回『認知階』の担当に選抜されてしまったのではあります。

まあ元からグループホームにも興味があったので

休みは「認知症」の勉強に没頭してます。

そうしていると、いつのまにか認知症の世界に自分が住んでいる感覚になり

『あーーそれってわかるなー。自分もすぐそんなのになれるなー』と共感できるのです。

そんな認知フロアーのお話は又 次回に!

 

 

 

 


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