開所当時はまだ人数も少なくて、入所された皆さん全員が1階のリビングに集まり、
お食事をしていただきました。
まだ自立の方が多くて『24時間ナース常駐ホーム』なのにどうしてかなー?と
思っていたら次第に重度の方が入り始めました。
要介護度4、5の方々。
そうなると、いつまでもお食事を一緒にしていると、
難しいことがおきてきます。
自立の方のすぐそばに経管栄養の方が車椅子に座って
あの点滴のように栄養の液体をポトポトするわけです。
色は大体コーヒー色で。
いかがですか?
病棟に慣れた方々とはいえ、一時金をウン千万円払って有料ホームに入ったのに
「なんか素敵とはいえない感じ」と思うでしょ?
普通に静かにしている方もいますが、中には管が嫌で抜いてしまう方。
テーブルをバンバン叩く人。「うーうー」うなる人。
嚥下障害がある方には「とろみ付け」が必要になります。
この方のとろみは『この量を入れて何分かき回し何分くらい置かないとOKがでない』
なんて風に
僕らスタッフも大変。
お茶、薬の水、コーヒー等々すべて「とろみ付け」しますが、たまに
むせて『ばーはははー』っとおかずを吹き出す人もいて近所は大変!
だから、それぞれの状況によってフロアーを分けないとね
自立の方がストレスで病気になってしまいますよ。
さらには『認知症』の方々が入り始めますと、なおさら専門階を作らないと困難。
てなわけで、今回『認知階』の担当に選抜されてしまったのではあります。
まあ元からグループホームにも興味があったので
休みは「認知症」の勉強に没頭してます。
そうしていると、いつのまにか認知症の世界に自分が住んでいる感覚になり
『あーーそれってわかるなー。自分もすぐそんなのになれるなー』と共感できるのです。
そんな認知フロアーのお話は又 次回に!