第24代主将

こそっと復活!

第43代齋藤知嘉子・有夫婦

2013-07-19 21:19:00 | 活動報告
この春から夫婦で中京大フェンシング部コーチとして頑張ってくれている2人。
この二人を見ていてふと思います。







齋藤有コーチと1年山田美和(愛知商業)



齋藤知嘉子コーチと1回生濱野万葉羽島北

この二人は毎日マンツーマンでレッスンです。
強くならないはずがない。

もうすぐ日本1獲れるかもと.....。
私は日本1の監督に2回限りなく近づきました。
御存じないかもしれませんが私は日本1の監督になったことがありません。
高校教員時代も初出場のインターハイ女子団体2位でした。
この限りなく日本1に近づいたのは、この43代齋藤知嘉子が大学3年の岡山での全日本決勝対大阪信金戦。
8試合目終わって40-38のリードで当時の堀知嘉子、みごと当時久枝円、現長良円選手にひっくり返された2位。
その堀知嘉子が3年の時の王座決定戦も9人目でまくられた2位。
ひどい言い方をすると2度のチャンスを棒に振った堀知嘉子です。
その堀がそのあと大阪信金に入り3度の全日本優勝と齋藤有という旦那を手に入れ帰ってきました。

その旦那の齋藤有コーチなかなかです。



こういうおちゃらけも大好きな有ですが。

技術はだれもが知ってるように申し分無し。その上緻密。私とは大違い。
ただそれだけでなく私が一番かっているのは有が見ているのは選手というところです。
評価を周りの上の人間に対して示してるのでなく選手学生に求めてるんです。
わかりにくいですか?
有ってすごいと思わせようとしているのは地位や名誉の為、上の人間に対してでなく、学生にそう思わせようと努力してるんです。
選手に思われてなくてもタイミングよく絡んできたり、結果を出した選手に俺に指導してもらったと協会の個人カードに書いてくれと電話をしてくるせこい指導者がいる中、そんなものこの2人は欲しいとはおもってません。
鶴屋という会社で立派に社会人として頑張ってる有にとってフェンシングの指導実績なんのメリットもありません。
今の自分を作ってくれた、また今の嫁に遭遇させてくれたフェンシングに感謝しそれを教えてくれた指導者への恩返しがこうなってると思います。
春結果がでなかった二人、そんな早くでないのが当たり前ですが、秋の関カレ・インカレに向け緻密な計画をたて、学生とミーティングをくり返しています。
その中に有が尊敬し感謝する指導者の1人元オリンピック代表の阿部欣也さんが監督を務める拓殖大学との合同練習が組まれています。「感謝してます!!」の言葉ではなくこそっとそれをいれています。阿部監督にすれば「ありがとうございます!!」よりよっぽど嬉しい有の心使いではないでしょうか。

学生に有コーチすげーともっと思わせてください。それがこの子たちの為です。

私が剣を置く日もそう遠くないと実感します。



年も近いしあれやこれや相談もしながら。

今年冬から春にかけごたごたが続き「監督やりたい人いるならその人にやらせてやってください!!。」と言ってしまいました。
総監督は「俺はお前という監督を育てた、お前はまだその仕事をしていない。だからやめれない!」といわれました。
育てたわけではありませんが2回棒にふった堀がでっかい土産をもってかえってきました。もう少し見守って、総監督に御苦労さんでしたと言われる日を待ちます。