若い女性の大きい鏡は何を意味するのか。

眼鏡をかけて口紅だけつけた女性が奈良から乗ってきた。
化粧するだろうと思っていたら若い女性は大きい長四角の鏡を鞄の中から出した。わあー。また化粧をすると思ったら案の定だった。
私は「化粧をやめて」といったら彼女は言葉を返してきた。
「化粧なんかしません。失礼な」と言った。
その時はもう席を移していたのでもうこれ以上言葉を返すのが面倒くさくなった。
心の中では（本当は化粧するつもりやったんか。注意されてプライド傷ついて自分なりの言い訳をしているだけや）と、思いながら面倒くさくなって言葉を返さなかった。
こん女性はまた言葉を返してくる。
電車の乗客にはた迷惑と考えてそのまま黙った。

その大きい鏡が化粧している証である。
普段、家で化粧をしている人はそんな大きい鏡をわざわざ鞄にいれる必要がない。口紅直しとコンパクトで肌を整える程度だったら手の平に包み込める程度の鏡で十分、それにコンパクトについている鏡で十分である。
どんな言い訳していてもその大きい長四角の鏡は電車の中で化粧、電車の中でしなかったら会社かトイレでしている。
こんな癖のついた人は大きい鏡を持っている。
普通の人は芸能人でも俳優でもない。有名な芸能人や俳優はたいていタクシーか専用車を使用している。そして出演する番組の中には楽屋裏というものがあってそこで化粧している。
普通、電車を利用しているのは普通の暮らしをしている一般人である。
やはり大衆を運ぶ電車を利用している。
民間鉄道でもあっても半分公的機関の運搬である。大衆というモラルという中で電車を利用している。
電車の中も大衆道徳が不可欠である。

こんな大衆道徳を指導しない学校教育に責任があるのか。
家庭のしつけに問題があり家庭に責任があるのか。

今まで見なかった光景、大きい長四角の鏡を出して化粧している女性たちを見て「これも時流だから」と私と同じ年代の女性がいった。
こんなこという年輩女性に若い女性はもっとわがままになっている。
「電車の中で化粧して何が悪い。人に迷惑をかけていない」と捨て台詞を注意した私の顔に向けて投げていった３０代の初めの人が今も思いだす。
もっとも危険なのはこの人たちの女性である。
日本の国はこんな女性たちで壊れていく予感がする。

大きい鏡は何を意味するのか。
若い女性は考えてもらいたい。