鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

9月5日、土曜日、外は晴れている。

2009-09-05 09:15:04 | 直言!
なぜは不愉快の顔をするのだろうか。タクシー運転手にもいい人もおられるが
昨日のタクシーの運転手はいかん。あれはいかん。
観光都市奈良には相応しくない運転手だった。
私1人だったら我慢していてワンメーターでも我慢して降りる時きっちりとお釣りを貰って降りる。そして聞こえるように言う。「不親切な運転手」と呟きながら降りればそれでストレスが解消する。
私1人だったら東大寺に行くのにバスを乗っていく。
しかし昨日、奈良に来られたお客さんは韓国政府の要人である。
私が歩くのがゆっくりで若い男性の早足に迷惑をかけると思ってタクシーに乗った。
昼食を東向き商店街のある店に済ませて1時半、近鉄奈良駅のタクシー乗場に向かった。停車していたのはカラーの色で有名なタクシーである。
私は乗るときに「近い所ですみません。東大寺に行って下さい。私は足が痛いものですから」と言っている。お客さんは若い人で歩くことはなんとも思っていないが私が大変でタクシーに乗った。
乗ったとたんにあまりにも不機嫌な顔しておられる。何も話されない。
気分が悪いものである。
その顔色を見られた韓国のお客さんは韓国語で「これから車で奈良に来ます」と私に言われたので私はこれを日本語に直して「そうですね。これから奈良に来る時は車がいいですね」と意図して言っているのに運転手は不機嫌そのもの。
韓国人差別なのか、ワンメーターで不機嫌なのか。
私はタクシーに乗りながら奈良国立博物館と奈良公園を教えた。
タクシーの運転手は「どこに降ろしましょう」と話されたがこんな不機嫌なタクシーの運転手にどこに降ろしてほしいというのが面倒になった。
そして私は「運転手のご都合のいいところで降ろして下さい」と言った。
私は足が痛いのでと言っているので駐車場にまわると思ったら市内循環バスと春日退社に行く道の前で降ろされた。
まあここでもいいと思って降りた。
そして私が払うつもりをしているのにお客さんが支払った。
参道歩いて奈良の土産物屋を見て行こうということになって土産物屋を見ながら歩いた。
お客さんは懐かしい景色と言われる。
何年かまえに韓国から団体ツアーで東大寺にきたと話される。
途中の参道で写真を取ってもらおうと探していると奈良の観光ボランテイアが目の前にいたので写真を取ってもらった。
定年退職した男性が日本語ボランテイ活動している人たちだった。
1人の男性が2人を取ってくれた。
私は身分を名乗るつもりで名刺を渡した。
そしたらお客さんも名刺を出された。
ボランテイアの方はびっくりされたが親切に話をされる。
何かの時にまたと思ってボランテイア活動の名札をデジカメで撮影した。
私は前の職業を訪ねると奈良市内にある私立学校で音楽の教師をしていたという。
道理で対応が丁寧だった。昔取った杵柄はさそうたやすく壊れるものではない。
この人たちと分かれて参道を歩いていると向こうで手を振る人がいる。
なんとまたこの人たちも奈良の観光客を相手にボランテイア活動されているがこの人たちのグループは外国人観光客を中心にしておられる。韓国語と英語そして中国語である。
手を振っている人はこのボランテイ活動の代表で韓国語のボランテイア活動されている。奈良県庁職員だったが昨年、定年退職をされて好きな韓国語でボランテイア活動ができるとことで嬉々として活動しておられる。
この方とは20年前に同じ韓国語教室で同期に受講生になったが私は1年でやめたが彼は今も韓国語教室に通っておられる。もちろん上級クラスである。
勉強しない私は相変わらず韓国語聞くことができても話はそんなに出来ない。
韓国の観光客を連れてボランテイア活動しておられた。
それで私と一緒だったお客さんを紹介した。名刺の肩書きに驚かれたがまたここで人脈の幅が広がればいいと思った。
団体活動のボランテイだったのでそこは、早々と分かれた。
参道を歩いたのでまた出会いが多くしたことで不愉快な運転手のこと忘れていた。
参道で鹿煎餅を1つ買った。紙を破っている間に鹿が飛びついてくる。もう7・8匹とやってくる。帯を切って2枚は私が持って残りはお客さんに渡した。
そしたら鹿は怒っている。
私のお腹をかんでいる。
お客さんも鹿に煎餅をやっているがもらえない鹿はまたお客さんのお腹をかんでいた。
鹿に煎餅を上げているところを写真に撮ってあげた。これも日本赴任のいい思い出になるだろう。

東大寺を前にしてお客さんは話す。
「前に来たときはこの東大寺の建物がもっと小さく見えたのに今日は大きく見えます」と。私は言った。「前は団体行動だったので急いでの見学だったのでゆっくり見ていることができなかったからです」と。
そしたらお客さんは「そうです」と話されていた。
手向山神社の前にでてここの参道のところでお茶と水を買ってベンチに座って休憩した。
そして私は話した。
ここから手向山神社に行くのは無料で入れます。
この神社の途中の山までよく上りました。もう今は年を取ったので今はしませんがと、言いながら心の中で雑誌記者時代を思い出していた。
仕事の中で辛いことがあると東大寺の参道を歩いて手向山神社まで登っていって人知れず涙をこぼしたものだった。
若かった私の38歳から41歳の頃を思い出していた。

大仏殿に私は入らなかった。
高い石段が怖くて上れない。
降りる時が怖い。石段の1段も高い。下で待っていた。
景観が損なうのでスロープをつけられないと思うがいつでも取り外しができるスロープをつけてもらいたいものである。
平城遷都1300年祭も控えている。年寄りの人も多く来られると思う。
景観を損なわない取り外しの出来るスロープを設置してもらいたいと切にお願いしたい。

お客さんはまた子どもたちを連れて来るのでと言っていた。歩くコースを教えようと大仏前のバス停のところを歩いていた。
バスが来た。
お客さんは私に気を使って「まだバスに1度も乗っていない」と話されてバスに飛び乗った。乗って近鉄奈良駅まで3つ目、余りにも近いのでびっくりされた。この後、私の行きつけの喫茶店にいった。
ひんやりして感じのいい店にお客さんは「いい店です。これならここで待ち合わせすればよかったです」と言って下さった。

4時に喫茶店を出た。
お客さんは近鉄奈良駅から難波に向かわれた。
私は急いでスーパーに駆け込んだ。
それにしても今日も暑かった。
そして東大寺は修学旅行生でいっぱい。朝、噴水の前で待ち合わせしているとき多くの修学旅行生がいた。「どこから来たの」と聞くと埼玉からと言っていた。
そして東大寺の大仏殿の前で2人並んでのカメラを撮ってもらうとき修学旅行生に声をかけると気軽に取ってくれた。
ありがとう。その優しい心を大人になってもずっと持っていてほしいと願っていた。
優しい女子高校生にお客さんは不愉快なタクシーの運転手のことは忘れてくれているかしらとも思っていた。
参道の前でタクシーを降りた。
けれど多くの人に出会えて災いが福になった。
東大寺が見守っているのかもしれない。
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