今日はこれから外出の支度をしなければ。

その前に8時前にもうあと10分すれば起きようと思っていると普段、何もしないでテレビの前で座っている夫がごそごそと家の中で探し物をし出した。
それが探すことができない。午後から仕事に行く私に気をつかって声をかけないで探し物をしているが普段、しつけていないので探せないのである。
軍手に金槌などの大工道具である。
しかたがないから私を起こしにきた。
口でいったものはなんとか探せたが1つが探せない。
これは普段、私が瓶の蓋、ビニールの蓋をはずして燃えないゴミの時に捨てる作業をするときのものである。目の前にあるのに本人はしつけないのでわからない。
もうこれで目がさめてしまった。
起きてしまった。
丁度起きる時間だがもう後10分、布団の中でまどろんでいたときに起こされると不愉快である。

大工道具は車の板金に使った。
車のバンバーが駐車場の何かあたって少しへこんだらしい。
これを金槌で叩いてへこんだのを元にもどすという。
私は修理に出したらというと「修理に1万円ほどかかる」という。私は怪我などしてもらうと大変なので「私が出すから修理にだして」というがいそいそと駐車場にいって30分ほどかけてなおしたという。
この人もこんなことができるのに家のことは何もしない。

もどってくると「1万円儲けた」と言っている。
私はまた夫に憎たらしいことを言った。
「変なところでお金を始末してどこに使うの」と言った。
この人は自分の食べるものには惜しまないのに変なところで惜しんでいるのでおかしくなってくる。
いつもだったら大工道具を私に片付けてというが今日は自分でしまった。
してあげてもいいと思ったが自分でしないとまた今度、どこに入っているのか分からなくなるのでこれもしつけていかないといけないと思って黙ってみていた。

また台所で文句を言っている。朝食を食べたものは全部片付けたがまだビールを飲んでいたのでグラスと布巾をそのままにしておいたらそれを片付けている夫は「俺がなんでこんなことせんなあかんねん」と言っている。
文句を聞いてもそれぐらいしてもいいと思って聞き流している。
なんでもやっていかないとわからない。
そんなことで聞き流していたら台所の片付けが済んだようだ。
私も外出の支度をしよう。