本日の早稲田奉仕園での講演には、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。いつものようにレジュメをお配りしたのですが、そこに載せた「2012年のインド映画ヒット作」と「2013年9月までのヒット作」に手を加えたものを、ここに掲載します。来週の週末、9月28日(土)・29日(日)に代々木公園で開催される「ナマステ・インディア」でのお買い物リストとして、皆様のお役に立てば幸いです。
【2012年のヒット作】
『タイガー 伝説のスパイ』 Ek Tha Tiger (タイガーと呼ばれるエージェントの物語。日本公開済み)
監督:カビール・カーン/主演:サルマーン・カーン、カトリーナ・カイフ
『肝っ玉男2』 Dabangg 2 (2010年大ヒット作の続編。家庭人チュルブル・パーンデー警部の活躍)
監督:アルバーズ・カーン/主演:サルマーン・カーン、ソーナークシー・シンハー
『乱暴者ラートール』 Rowdy Rathore (テルグ語映画のリメイク。A・クマールが警部と泥棒の二役)
監督:プラブ・デーヴァ/主演:アクシャイ・クマール、ソーナークシー・シンハー
『火の道』 Agneepath (1990年のアミターブ・バッチャン主演作のリメイクで復讐譚。TIFF2012で上映)
監督:カラン・マルホートラー/主演:リティク・ローシャン、サンジャイ・ダット、プリヤンカー・チョープラー
*『ハウスフル2』 Houseful 2(前作とは関係なく、家と結婚を巡るドタバタ・コメディ)
監督:サージド・カーン/主演:アクシャイ・クマール、ジョン・アブラハム、アーシン、シュレーヤス・タラプデー
♪『バルフィ!』 Barfi!(言葉が不自由なバルフィーと障害を持つジルミルの恋。沖縄IFFで上映)
監督:アヌラーグ・バス/主演:ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラー、イリヤナ・デクルーズ
『命ある限り』 Jab Tak Hai Jaan(ロンドンとインドを舞台にした10年恋愛。日本公開済み)
監督:ヤシュ・チョープラー/主演:シャー・ルク・カーン、カトリーナ・カイフ、アヌシュカー・シャルマー
『話せよ、バッチャン』 Bol Bachchan(Uターンした兄妹が地元のボスに翻弄されるコメディ)
監督:ローヒト・シェーッティー/主演:アビシェーク・バッチャン、アジャイ・デーウガン、アーシン
『捜査』 Talaash(謎の交通事故を捜査する警部の前に現れる美しい娼婦。サスペンス作品)
監督:リーマー・カーグティー/主演:アーミル・カーン、カリーナー・カプール、ラーニー・ムケルジー
*『ターバン魂』 Son of Sardar(ロンドン在住青年が帰郷し家同士の対立に直面するコメディ)
監督:アシュヴニ・ディル/主演:アジャイ・デーウガン、ソーナークシー・シンハー、サンジャイ・ダット
<上記に続くヒット作品>
♪『カハーニー/物語』 Kahaani(コルカタを舞台にしたサスペンス。アジアフォーカスで上映)
監督:スジョイ・ゴーシュ/主演:ヴィディヤー・バーラン、ナワーズッディーン・シッディキー
♪『愛の申し子』 Ishqzaade(地方の町を舞台にした、政敵同士の息子と娘の複雑な恋物語)
監督:ハビーブ・ファイサル/主演:アルジュン・カプール、パリニーティ・チョープラー
♪『ドナーはビッキー』 Vicky Donor(最強の精液ドナー青年の話。IFFJ2012で上映)
監督:シュージト・シルカール/主演:アーユシュマーン・クラーナー、ヤーミー・ゴウタム
『オー・マイ・ゴッド!』 OMG-Oh My God!(インド人の信仰の在り方を皮肉った風刺コメディ)
監督:ウメーシュ・シュクラー/主演:パレーシュ・ラワル、アクシャイ・クマール
【2013年9月までのヒット作】
♪『チェンナイ・エクスプレス』 Chennai Express(南インド娘とムンバイ男の愛と冒険)
監督:ローヒト・シェーッティー/主演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン
『この青春は狂おしい』 Yeh Jawaani Hai Deewani(学生時代から卒業後へと続く恋愛)
監督:アヤン・ムケルジー/主演:ランビール・カプール、ディーピカー・パードゥコーン
『走れ、ミルカー・シン』 Bhag Milka Bhag(実在のシク教徒アスリートの自伝的物語)
監督:ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メーヘラー/主演:ファルハーン・アクタル、ソーナム・カプール
♪『レース2』 Race 2(2008年のヒット作の続編。裏社会を舞台に、欺し欺されるサスペンス劇)
監督:アッバース=マスターン/主演:サイフ・アリー・カーン、ジョン・アブラハム、ディーピカー・パードゥコーン
*『愛するがゆえに』 Aashqui 2(1990年の続編。ミュージシャンと歌姫の激しい恋。歌が大ヒット)
監督:モーヒト・スーリー/主演:アーディティヤ・ロ-イ・カプール、シュラッダー・カプール
♪『スペシャル26』 Special 26(捜査局員に扮した大がかりな詐欺団が裏金をかっさらう)
監督:ニーラジ・パーンデー/主演:アクシャイ・クマール、マノージ・バージパーイー、アヌパム・ケール
『愛しい人』 Raanjhanaa(ベナレスが舞台の一途な恋の物語。タミル語映画のスター、ダヌシュ主演)
監督:アーナンド・L・ラーイ/主演:ダヌシュ、ソーナム・カプール、アバイ・デオル
*印の作品は、インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)で上映予定
♪印はcinetamaの好きな作品(日本公開作は除く)
では、皆様、「ナマステ・インディア」も大いに楽しんで下さいね!
初めまして。先日の早稲田奉仕園の講演会を拝聴しました。約2時間、インド映画の基礎から応用まで、じっくり学べた充実した時間になりました。2ちゃんねるのことを話していらっしゃいましたが、cinetamaさんがいらっしゃらなかったら、インド映画情報が日本に広く知られることはなかったと思います。ボリウッド4の実現と「きっとうまくいく」のヒットも、cinetamaさんのご貢献があったからこそ! 2ちゃんのことはどうか気になさらず、これからもぜひ、インド映画の広報大使的な存在として、ご活躍していただけることを願っています。
もしかして、2ちゃんねるのことを言った時に大きくうなずいて下さっていた方でしょうか? 2ちゃんねるの記事は、たまに検索して行き当たったりするとつい読んでしまいメゲまくるのですが、中には当たっているご指摘もあり(字幕の語彙が古くさいとか)、そういうのだけ憶えているようにしています。
反対に、とらぞうさんのように励まして下さる方もいらっしゃるので、よっしゃあ、縁の下で(結構縁の下でいろいろやっていることの方が多いんです。もともと力持ちですし^^)もちょっとがんばろう!という気になります。暖かいお言葉、ありがとうございました~。
今回リストアップしてくださった作品、cinetamaさんのつけられた♪マークをチェックしてしまいました(笑)
あら?背の高いあの人の作品や婿殿の作品についていないわ、とか。
あげてくださった中で、アーミルのを持っていないので、探してみようと思います。
アクシャイ作品は、カンナダ語版を先に見ているので、こちらも見比べてみたいです。
それから、CEはcinetamaさんも気に入られたのですね。
私も早く見たいです。
インド版DVDが出る前に日本公開決定の吉報を待ち望んでいるのですが。
♪マークは、あくまでも私の「好きな」作品、ということで、オススメ作品ではないんです。主演俳優は好きだけど、作品や主人公たちキャラはいまいち楽しめなかった婿殿作品や、オススメするにはちょい難ありだけど、私的には映画引用ネタが大いに楽しめたので好きな部類に入るCEとか、まあ勝手なマークなので、あまり信用なさらないで下さいまし。
ついでに、と言っては何ですが、講演会終了後CEのロケ地について質問が出ていたので、帰宅後調べた結果をちょっと書いておきます。
ラーフルがミーナーを抱えて登った山の寺院は、南インドのコインバトール(コーインパットゥール)に近いヴァッターマライ・ムルガン寺院だそうです。こちらのサイトで発見しました。インド人も、やっぱり「どこなんだ?」と思ったみたいですね。
http://www.filmapia.com/published/scenes/where-temple-meenamma%3F-i
しっかり観てきます!
インド映画歴は長いですが、これもcinetamaさまがいてくれたからこそです。インド映画がこんなにメジャーになってうれしい限りですが、長い不遇の時代の灯台はcinetamaさまでした。オームシャンティでファンになった人達は全員cinetamaさまのブログを参考にしています。本当に本当にありがとうございます!
日本のインド映画界の大きな太陽のような女神のような存在のcinetamaさま。どうかこれからもお導きくだされ!!
遅ればせながら、ロケ地情報ありがとうございました。
死ぬまでに行ければいいな、と思います(笑)。
ここに挙げた作品は、ほとんどがすでに上映が終わっているかと思います。「チェンナイ・エクスプレス」は、まだ上映が継続しているかも知れませんが。でも、DVDをお買いになる時のご参考にはなるかと思います。
現在公開中の作品&これから公開の作品に関しては、こちらのサイトが大いにご参考になるのでは、と思います。「ポポッポーのお気楽インド映画」さんです。
http://popoppoo.exblog.jp/
では、どうぞよい旅を!