場所が埼玉に戻ってもがんばっているテルグ語映画上映会、3月の予定が早々に出てきました。Periploさん情報です。いつもありがとうございます。
3月の上映作品は、テルグ語映画ではなくてタミル語映画の『ヴィシュワルーパム(Vishwaroopam)』 (2013)。あれ、どこかで聞いたぞこの映画題名、と思われた方は記憶力抜群です。実は、テルグ語映画上映会が1月27日(土)に上映を予定していて、その後立ち消えになった作品なんですね。1月16日付の記事でもお伝えしたカマラハーサンの監督・主演作『ヴィシュワルーパム』、いよいよ日本にお目見えです。
『ヴィシュワルーパム(Vishwaroopam)』
(2013/タミル語/意味:世界の姿) 予告編
監督:カマラハーサン
主演:カマラハーサン、ラーフル・ボース、シェーカル・カプール、プージャー・クマール、アンドレア・ジェレミア
■日時:2013年3月9日(土)16:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:予約 2300円(その他、子供料金等もあり)
■予約:movieinfo@indoeiga.com
080-3575-2404
詳細はこちらの主催者公式サイトをご覧下さい(画面はまだ前の映画『Mirchi』のままになっていますが、そのうちアップされるものと思われます)。予定が変更になる場合もありますので、こまめにチェックなさることをお勧めします。なお、Periploさんの作品紹介サイトはこちらです。ネタバレもあるカーヴェリ川長治さんの作品解説はこちら。メイキングも入った予告編はこちらでどうぞ。
ストーリーは、ニューヨークとアフガニスタンを舞台にテロリストと戦う主人公ヴィシュワナート(本名ウィサーム・アハマド・カシミーリー)を描くものですが、インドが登場しないのは続編が予定されており、そこでインドが主舞台となるせいらしいです。この映画は1月に公開が予定されていたのですが、まず題名がもろサンスクリット語でタミル語ではないというのでタミル・ナードゥ州のヒンドゥー教徒政党からクレーム、続いてイスラーム教徒の描き方に疑義ありとイスラーム教徒団体から抗議を受け、さらにはカマラハーサンがこの映画をDTH(Direct to Home/衛星を使った各家庭配信方式)でリリースすると言ったことで劇場側が態度を硬化、結局1月25日に公開されたものの、タミル・ナードゥ州ではその日の公開が見送られました。
そんな、あれやこれや問題山積の作品ですが、ボリウッドの個性派俳優ラーフル・ボース(『Mr. & Mrs.アイヤル』 (2002))が主人公と対峙する重要な役で出ていたり、『Mr.インディア』 (1987)や『女盗賊プーラン』 (1994)、『エリザベス』 (1998)の監督シェーカル・カプールも出演していたりと、ボリウッド映画ファンにもアピールする要素が満載です。話題作なので、Periploさんのサイトによると、早くもタミル出身のインド人の方々が200人ほど予約済みとか。ご覧になりたい方は、お早めにご予約下さいね。Periploさんのサイトをご覧になると、予約の仕方等もよくわかりますので。