先日、よしだまさしさんのブログに、Netflixの裏技が紹介されていました。こちらの日記の7月6日の記述に、「Netflixで思いもよらなかった裏技があるということを知ってしまった」とあり、「『プロフィールの管理』から使用する言語を『English』に変更すると、英語圏では配信されているが日本では配信されていない映画が観られるのである。日本語字幕はついていないけれど、英語字幕のついている映画が観られるのだ」と書かれています。実は私も、2、3ヶ月前に友人から教えてもらい、やってみるとインド映画の新作がわんさか出て来て、その恩恵に浴しています。ナイショにしておいた方がいいのかしら、と思っていたのですが、ネトフリにお金をちゃんと払っているので、日本語字幕で見ようが英語字幕で見ようが関係ないのでは、とも思い、よしださんのブログにも出たことだし、と引用させていただくことにしました。で、この「裏技」を使って見ていただけるインド映画をご紹介しておこうと思います。2020年以降に限ったのですが、実にたくさんあるため、ドラマでなく映画で、かつお馴染みのスターが出ている作品に限りました。すごく長いリストになってしまいましたが、お許しを。
[ヒンディー語]
『83(1983年)』(2021年)
監督:カビール・カーン
主演:ランヴィール・シン、ディーピカー・パードゥコーン
『Chandighar Kare Aashiqui(恋するチャンディーガル)』(2021年)
監督:アビシェーク・カプール
主演:アーユシュマーン・クラーナー、ヴァーニー・カプール
『Dhamaka(轟音)』(2021年)
監督:ラーム・マードヴァーニー
主演:カールティク・アリヤーン、ムルナール・タークル
『Mimi(ミミ)』(2021年)
監督:ラクシュマン・ウテーカル
主演:クリティ・サィノーン、パンカジ・トリパーティー
『Sooryavanshi(スーリヤヴァンシー)』(2021年)
監督:ローヒト・シェーッティー
主演:アクシャイ・クマール、カトリーナ・カイフ
『Anek(大勢)』(2022年)
監督:アヌバウ・シンハー
主演:アーユシュマーン・クラーナー、アンドレア・ケヴィチューサ
『Bhool Bhulaiyaa 2(迷路2)』(2022年)
監督:アニース・バーズミー
主演:カールティク・アリヤーン、タッブー
『Dasvi(十番目)』(2022年)
監督:トゥシャール・ジャローター
主演:アビシェーク・バッチャン、ヤーミー・ゴゥタム
『Gangubai Kathiawadi(ガングーバーイー・カティアーワーリー)』(2022年)
監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
主演:アーリアー・バット、アジャイ/デーウガン
『Jersey(ジャージ)』(2022年)
監督:ゴウタム・ナーイドゥ・ティンナヌリ
主演:シャーヒド・カプール、シュラッダー・シュリーナート
[テルグ語映画]
『Ala Vaikuntapuramlo(このようにヴァイクンタプラムでは)』(2020年)
監督:トリヴィクラム・シュリーニヴァース
主演:アッル・アルジュン、プージャー・ヘーグデー
『Ante Sundaraniki! (それってスンダルのこと)』(2022年)
監督:ヴィヴェーク・アートレーヤ
出演:ナーニ、ナスリヤ・ナシーム
『Virata Parvam(ヴィラータ王の巻)』(2022年)
監督:ヴェーヌ・ウードゥグラ
出演:ラーナー・ダッグバーティ、サーイ・パッラヴィ)』(年)
[タミル語]
『Doctor(医師)』(2021年)
監督:ネルソン・ディリープクマール
出演:シヴァカールティケーヤン、プリヤンカ・アルル・モーハン
『Thalaivii(女声領袖)』(2021年)
監督:A.L.ヴィジャイ
主演:カングナー・ラーナーウト、アラヴィンド・スワーミ
『Beast(獣)』(2022年)
監督:ネルソン
主演:ヴィジャイ、プージャー・ヘーグデー
『Don(ドン)』(2022年)
監督:
主演:シヴァカールティケーヤン、S.J.スーリヤー
『Etharkkum Thunindhavan(全てにおいて命知らず)』(2022年)
監督:パーンディラージ
主演:スーリヤ、プリヤンカ・アルル・モーハン
[マラヤーラム語]
『Kannum Kannum Kollaiyadithaal(目と目が合ったら)』(2020年)
監督:デーシング・ペリヤサーミ
主演:ドゥルカル・サルマーン、リトゥ・ヴァルマー
『Jana Gana Mana(ジャナガナマナ)』(2022年)
監督:ディジョー・ジョーズ・アントニー
主演:プリトヴィーラージ・スクマラン、スラージ・ヴェニャーラムード
新作ホヤホヤ、この間劇場公開されたばかりじゃないの、という作品も結構あるのですが、最近のインド映画の興行は、公開した週の週末でどっかーん!と稼いで、あとは1ヶ月もしたらすぐ配信に回す、というパターンが多いようです。ヒンディー語映画の中に挙げた『Bhool Bhulaiyaa 2(迷路2)』(5月20日公開)と『Gangubai Kathiawadi(ガングーバーイー・カティアーワーリー)』(2月25日公開)は、現在までの2022年ボリウッド映画興収トップ10の2位と3位なのですが、それぞれ興行収入26.7億ルピー(製作費9億ルピー)、興行収入21億ルピー(製作費18億ルピー)という成績を挙げると、すぐ配信に回っています。こういう例を見ると、製作費はあまり掛けず、ウケるような作品を作ってパッと稼いで即配信に、という興行パターンが増える時代になってきたのかなあ、と思います。ヒンディー語映画はますます、じっくり腰を据えていい作品を作ろう、なんて姿勢がなくなっていく感じですね。最後にお気楽ホラー・コメディ『Bhool Bhulaiyaa 2(迷路2)』の予告編を付けておきます。
Bhool Bhulaiyaa 2 (Trailer) Kartik A, Kiara A, Tabu | Anees B, Bhushan K, Murad K, Anjum K, Pritam
ずっとこちらの時間を奪い続けていた『ストレンジャー・シングス』をようやく完走したので、またフィリピン映画に戻らなければ。
よしださんのブログをお墨付き代わりにしてしまってすみません。
この裏技は、実は我々が昨年出した本「新たなるインド映画の世界」(PICK UP PRESS, 2021)でも、高倉嘉男さんが「配信で観るお薦めインド映画」の中(P.50)でちゃんと書いていてくれたのですが、私自身試していなかったところ、3ヶ月ほど前にメールのやり取りをして教えてくれた友人が、『○○』も見られるよ~、『××』もあるよ~、と書いてきてくれ、一挙に見たくなって試してみたのでした。
皆さん、結構以前からやっているみたいですよ。
でも、英語字幕OKにしてしまうと、見る映画が増えすぎてホント、困りますね。
というわけで、東南アジア映画はまだ検索もしてないというていたらくで、フィリピン映画などは夢のまた夢。
8月からはちょっとヒマになるので、東南アジア映画にもチェックを入れてみようかと思ってはいるのですが、はてさて。
あと、この間の貴ブログの「押し売り」ならぬ「押し買い」のテクニックあばき、面白かったです~。
机騒動、早く片が付くといいですね。