週末定番のインド映画自主上映会。今回は1本は再上映ですが、もう1本は珍しい動物映画、それも犬が大活躍する映画のようで、お子さんたちがどっと押し寄せるかも知れません。『777 Charlie』はインドでは7月10日に公開されて以降快進撃を続けており、すでに興行収入は50カロール・ルピー(5億ルピー=約8億7千万円)超え。これは、犬好きでなくても必見かも! Periploさんからいただいた情報をもとに、ご紹介します。
『777 Charlie(777番、チャールリ) 』
2022年/カンナダ語/164分/英語字幕
監督:キランラージ・K
出演:ラクシト・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリほか
■日時:2022年6月25日(土)午後 1:00~4:00
■会場:川口スキップシティ アクセス
■料金:大人2,200円、子供1,000円
■主催:東京カンナダ人会+インドエイガ HP(チケット販売はこちら)
Periploさんによると、「『777 Charlie』の邦題「777番、チャールリ」の777については、よく分からないので当てずっぽうです。ドッグコンテストに出る際の番号だろうかと想像しています」とのこと。英語版Wikiを読んでみると、「Charlie」という名前は主人公の孤独な男が好きなチャーリー・チャップリンから取られたようで、その後バスター・キートンもからんでくるらしいです。こちらのPeriploさんの解説を読むと、キランラージ・K監督はこれが長編劇映画デビューとなるそうで、欧米の古典的名作もよく見ている映画青年なのかも知れません。しかし、予告編を見るとそんなことはどうでもいい、ラブちゃんの芸達者ぶりに犬好きならずともメロメロになってしまいます。おまけに壮大な雪景色まであるとなれば、カルナータカ州の観客が飛びつくのも無理はありません。なお、この映画はヒンディー語、テルグ語、マラヤーラム語にも吹き替えられて、インド各地で上映中とか。今回の上映は、オリジナルのカンナダ語版です。
777 Charlie Trailer - Kannada | Rakshit Shetty | Kiranraj K | Nobin Paul | Paramvah Studios
『Virata Parvam(ヴィラータ王の巻) 』
2022年/テルグ語/151分/英語字幕
監督:ヴェーヌ・ウードゥグラ
出演:ラーナー・ダッグバーティ、サーイ・パッラヴィほか
■日時:2022年6月25日(土)午後 4:30~7:30
■会場:川口スキップシティ
■料金:大人2,400円、子供1,200円
■主催:インドエイガ HP
Periploさんによる参考サイトはこちらです。『Virata Parvam』の英語版Wikiを見てみると、残念ながら興収がいまひとつ。ヒットしないと日本には入ってこないかも知れませんので、ラーナーさんファンの方はこの機会にお見逃しなく。
Virata Parvam Trailer | Rana Daggubati, Sai Pallavi, Priyamani | Venu Udugula
実は今、インドではモンスーンの雨がやって来たのはいいのですが、東のアッサム州などでは大量の雨で大洪水が発生中。バングラデシュでも被害が出ているとのことで、心配な状況です。アッサム州では、山間の線路を伝って大量の泥水が押し寄せ、駅に停まっていた列車を押し流すなど、目を覆うような被害がニュースで伝えられています。今後もし雨がやんだとしても、交通網は寸断され、元の生活に戻るのは大きな困難がつきまとうことになりそうです。洪水による犠牲者も数十人出ており、再びじりじりと増加傾向にある新型コロナウィルスの感染者数(先日、3ヶ月半ぶりに全国で1万人超え)と共に、インドの人々の心を直撃しています。