チャイタニヤ・タームハネー監督の『裁き』が公開されて1週間。ツイッターには鋭いコメント、意外なコメント、面白いコメントなどが続々上がってきています。公式サイトのツイッターを見てみて下さいね。みなさんの「書く気スイッチ」をバチッとONにしてしまったようで、これまた鋭い映画評がブログ等にもざっくざくアップされています。
私はもう、書きたいことはかなり書いてしまったので、「あとはしゃべるしかないですねー」と、ネタバレご免のトークショーをさせていただくことになりました。7月16日(日)の11:15の回上映後@ユーロスペースです。私も全部わかっているわけではないのですが、「あー、そこ、見逃していた!」とおっしゃるような、映画に隠されている小さな記号のいくつかについてもお話したいと思っています。もちろん、ブログに書いたようなこともしゃべりますので、「そんなの、すでに読んで知ってるぅ!」と言わないで下さいね(^^)。
『裁き』は見れば見るほど、緻密に構成された作品だということがわかってきます。映画というものは本来そうなのですが、おおらかな作りのインド映画を見慣れた目からすると、こういう新しい監督世代が誕生しつつあるという発見は嬉しい驚きでした。サタジット・レイ世代とも、また、1970・80年代のニューシネマ世代とも違って、叙情性を排したクールな作りが現代にぴったりです。では、16日、ユーロスペースでお目に掛かりましょう! 『裁き』の公式サイトはこちらです。