私の友人にはいろいろ活躍している人が多いのですが、今回はちょっとまとめてご紹介を。一人目は、来日してもう20年以上になるでしょうか、知り合ってから20年ぐらい経つインド人女性モニカさんです。昔、吉祥寺でやっていたインド映画の上映会@わが家に来てくれたのがきっかけで、知り合った人です。現在のモニカさんは、国分寺市の自宅でヒンディー語を教えているほか、カルチャーセンターなどでヒンディー語や英語を教えています。モニカさんとは年に2、3回会っては、英語混じりのヒンディー語であれこれおしゃべりするのが楽しみで、時々連絡を取り合っています。先日も久しぶりに会って、まったりとお茶をしながらおしゃべりを楽しんだのですが、その時彼女が教えてくれたのが、来週の土曜日に横浜の朝日カルチャーセンターでやる下の講座。おお、インド映画ファンにはぴったり、と思ったので、彼女のHPからチラシ画像をコピペしてご紹介する次第です。『きっと、うまくいく』(2009)の短い2シーンを取り上げて、インド人の考え方やインドの文化について解説するつもり、と言っていましたので、この映画がお好きな方には面白い講座になるのでは、と思います。
上のチラシにはモニカさんの顔写真がなかったため、彼女からもらった顔写真画像を付けておきます。こんな、かわいい感じの人ですが、北インドの中央部にあるラクナウ出身なので、ヒンディー語の発音はとてもきれいです。この間会った時も、何か、ヒンディー語のテキストの吹き込みをしたとか言っていました。
上記でHPを覗いて下さった方は、ヒンディー語教室の案内もすでに見て下さったのでは、と思いますが、少人数、時にはマンツーマンでのレッスンにしてはリーズナブルな謝礼となっています。最初は生徒さんは女性だけだったようですが、今は男性もOKでレッスンにいらしているとか。あと、集中コースというか、速成コースというか、インドに赴任なさる方や、ご主人の関係でインドで暮らす方、あるいはインドで働こうという女性の方(最近増えているんですよ~。ちょうど30年前の香港みたいです)というように、毎日ヒンディー語を使う生活をなさる予定の方に向けての、集中レッスンも引き受けているそうです。ただ、がんばり屋さんの彼女はずーっとがんばってきたため、ここのところ体調のすぐれない時もあるそうで、そういう時はレッスン日時を変更してもらうかも知れない、反対に、受講生の方のご都合による変更にも対応しますので、ご希望をいろいろ言って下さい、と言っていました。
実は彼女は会話のテキストも完成させていて、市販本として出版されるはずだったのですが、この出版不況のあおりを喰って予定していた出版社がダメになってしまい、貴重な原稿というかすでに版下になったものが彼女の手元に眠っています。私もちょっと見せてもらってアドバイスしたりした本で、これが市販されるとそのまま会話のテキストに使えていいのになあ、と残念に思っています。「インド映画がヒットしたら、どこかの出版社から声がかかるわよ」と言ったりしたのですが、『バーフバリ』のヒットでは、テルグ語だから関係ないかしらん....。ご興味がおありの出版社様、おいでになりましたらぜひ、このブログへのコメントの形でご連絡下さい。
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Kajol (Photo by R.T. Chawra)
ヒンディー語と言えば、今日もスペース・アーナンディのインド映画連続講座第Ⅱ期「女優が輝くボリウッド映画の魅力」でカージョルの話をしてきたのですが、いいご質問がいろいろ出て、最後の30分間の「ヒンディー語塾」が駆け足になってしまいました。ヒンディー語を教えるのはとても勉強になってありがたいのですが、2年間で文法も一通りやったので、今度は映画の中の会話を使ってお互いに会話してもらったり、どんどんバリエーションを作ってもらったりしようかなあ、と考えているところです。「映画で学ぶヒンディー語塾」と銘打ってますし、その方がいいかも知れませんね。
そう言えば今日の受講者の方からのご質問に、びっくりするようなものがありました。今日の「ヒンディー語塾」は後置詞の説明で、後置詞「ko」の時に「私に、私を=mujh ko/ムジュ・コー=mujhe/ムジェー」という説明をしたのですが、授業終了後こんな質問が出たのです。「YouTubeでスターのインタビューをよく見るのですが、ナワーズッディーン・シッディーキーは質問が英語であっても、必ずヒンディー語で答えるんです。で、答える時の最初によく”ムジェー・ラグター・ハイ”って言うんですが、”ムジェー”は今日の説明でわかったんですけど、あとはどういう意味ですか?」この方はヒンディー語は全然勉強したことがないそうで、よくこれだけ音を正確に聞き取れるなあ、と感心してしまいました。「mujhe lagta hai」は「私が思うに」「私の考えでは」「私の感じたところでは」というような意味で、このあとに接続詞の「ki/キ」が付いてその後に別の文が続くのですが、英語の「I think」と同じようによく使われます。やっぱり、「♫いっぱい聞いて♫」(あのCFでは「聞けて」でしたが)が語学上達への近道なのですね。ヒンディー語をものにしたい、とお考えの方、ぜひヒンディー語映画をいっぱい見て、ヒンディー語講座にも通って、がんばって下さいね!
最後にPRをちょっと。スペース・アーナンディのインド映画連続講座第Ⅱ期「女優が輝くボリウッド映画の魅力」の次回は6月2日(土)で、「アイテム・ガールズ」を取り上げます。あと3席だけ空いていますので、ご興味がおありの方はこちらの記事をご参照の上、お申し込み下さい。そこにも書いたように、この時のポスタープレゼントは「アイテム・筋肉ボーイズ」こと、『バーフバリ 伝説誕生』のインド版ポスターとなります。シヴドゥとバラーラデーヴァ各1枚&アマレンドラ・バーフバリ+バラーラデーヴァそろい踏みが1枚の計3枚の予定です。お楽しみに~~~。