昨日、以前書いた『Kalki 2898-AD』のインド公開時の紹介記事にやけにアクセスが多い、と思ったら、日本での公開情報が解禁になっていたのですね。別件でお世話になっているツインのスタッフの方が、ご親切に『カルキ 2898-AD』の情報を送ってきて下さったので、こちらでもご紹介致します。まずはメインポスターと映画のデータをどうぞ。
『カルキ 2898-AD』 公式サイト
2024年/インド/テルグ語/字幕翻訳:藤井美佳/字幕監修:山田桂子
監督:ナーグ・アシュウィン
出演:プラバース、ディーピカー・パードゥコーン、アミターブ・バッチャン
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
※:2025年1月3日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
【ストーリー】(公開情報より)
2898年の未来。世界は荒廃し、地上最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと、空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。しかし、奴隷のスマティが宇宙の悪を滅ぼす“運命の子”を身ごもったことで、コンプレックスと反乱軍の大戦争の火ぶたが切られる! そこへ一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァが加わり、過去の宿命が動き出す!! 果たして勝利を得るのは誰なのか? そしてスマティは身ごもった救世主“カルキ”を、この世界に送り出すことができるのか?
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左側のアミターブ・バッチャンは、古代叙事詩「マハーバーラタ」の中のドローナの息子アシュヴァッターマー(別名ドロゥニー。公開にあたってのカタカナ表記は不明。アシュワッタマとか?)という設定らしいです。というわけで長・長・長生きの6,000歳! 一方200歳のヤスキンに扮するのは、タミル語映画の「スーパーアクター」カマル・ハーサン。他にも、ディシャー・パ-タニーやシャーシュワト・チャテルジー(『女神は二度微笑む』の不気味な殺し屋役)など、豪華助演陣がこれまで見たことのない格好で登場します。ブラフマーナンダム御大も名前が見えるのですが、こんなマーベル映画風世界でどんなギャグをカマしてくれるのでしょう? 昔懐かしい女優ショーバナの名前や、私の好きなマラヤーラム語映画の女優アンナ・ベンの名前も見えるので、とっても楽しみです。
監督のナーグ・アシュウィンは、かつて<インディアンムービーウィーク>で上映された『伝説の女優 サーヴィトリ』(2018/上写真)を監督した人。こんなハリウッド映画風の大作を作れる監督とは、想像もできませんでした。2024年公開作の中では、110~120億ルピーというダントツの興収をあげた『カルキ 2898-AD』、874年後の世界がどうなっているのか、こわごわ(?)見てみたいと思います。
そしてその前に、『カルキ 2898-AD』が歴代興収記録をまだ破ることができてていない(!)昨年のヒット作『JAWAN/ジャワーン』(2023/上写真)をご覧になることもお忘れなく。こちらは11月29日(金)からの公開で、主演はご存じシャー・ルク・カーンとナヤンターラ、そしてディーピカー・パードゥコーンがこちらにも出ています! 『カルキ 2898-AD』と連チャンで見られるよう、新年をまたいでのヒットなることを祈っている『JAWAN/ジャワーン』、どさくさにまぎれて(笑)予告編をどうぞ。次々と大作が公開されて、来年もまたインド映画ファンには忙しい1年になりそうです。
『JAWAN/ジャワーン』本予告(公開表記)