アジア映画巡礼

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アジアフォーカス・福岡国際映画祭2014年招待作品ラインアップ

2014-08-04 | アジア映画全般

アジアフォーカス・福岡国際映画祭が今年もやって来ます。今年の日程は、9月12日(金)~21日(日)。公式サイトには少し前から作品名がアップされ、映像も一部見ることができていましたが、本日プレス情報をいろいろいただいたので、現時点でわかる限りの情報と共にアップします。なお、監督&主演はこちらで調べたものなので、間違いや表記違いがあるかも知れません。もう少ししたら公式サイトが整備されると思いますので、そちらでご確認下さいね。

アジアフォーカス・福岡国際映画祭 2014 公式招待作品一覧

『私は彼ではない』 I'm not him
 2013年/トルコ/ギリシャ/フランス
 監督:Tayfun Pirselimoglu
 主演:Erean Kesal, Maryam Zaree

 

『兄弟』 Brother
 2013年/フランス/グルジア

 

『予兆の森で』 Fish & Cat
 2013年/イラン
 監督:Shahran Mokri

 

『絵の中の池』 The Painting Pool/Hoze Naghashi
 2013年/イラン
 監督:Maziar Miri
 主演:Shahab Hosseini、Negar Javaherian

 

『ひとり』 Little Brother
 2013年/カザフスタン
 監督:Seric Aprymov
 主演:Almat Galym、Alisher Aprymov

 

『シッダルタ』 Siddharth
 2013年/インド/カナダ
 監督:リチー・メーヘター
 主演:ラージェーシュ・タイラング、タニシュター・チャタルジー

<ちょっとひとこと>ニューデリー南部でチャック修理屋として町を流して歩くマヘンダル。12才の息子シッダルタをルディヤーナーの工場に短期の労働に行かせ、ディワーリー(秋祭り)の日に戻るのを待ったが、シッダルタは帰宅しない。やがていろんな事実が明らかになっていき、マヘンダルと妻は不安な日々を過ごすことになる....。リアルなタッチでインドの現実を描く社会派作品。  

『タイムライン』 Timeline
 2014年/タイ
 監督:ノンシー・ニミブット
 主演:チラーユ・タンシースック、チャリンポーン・チュンキアット、ピヤティダー・ウォラムシック、ノパチャイ・チャイナーン

 

『ジャングル・スクール』 The Jungle School/Sokola Rimba
 2013年/インドネシア
 監督:リリ・リザ
 主演:Prisia Nasution

『サピ』 Possession
 2013年/フィリピン
 監督:ブリランテ・メンドーサ
 主演:Ruby Ruiz、Baron Geisler

<ちょっとひとこと>スチールがうまくアップできず、ポスターを入れました。これからもわかるように、テレビ局が舞台となっている作品です。やらせや裏取引、そして「悪魔つき」の取材でのトラブルなど、醜悪なマスコミの裏面が描かれていきます。『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』(2009)、『ばあさん』(2009)、『囚われ人』(2012)などでお馴染みの、ブリランテ・メンドーサ監督の力作です。

『ロマンス狂想曲』 Apolitical Romance/對面的女孩殺過來
 2013年/台湾
 監督:謝駿毅
 主演:張書豪、黄[王路]

<当ブログ記事2013.8.24より>
タイトルの元ネタは、リッチー・レンが歌って10数年前にヒットした「對面的女孩看過來」ですね。これは、なかなか面白かったです。
台北の28歳の公務員(張書豪)は、上司に提出する企画書をまとめるに際し、中国大陸の人間との交流が不可欠と言われて、台北の食堂で知り合った中国人の旅行者の女の子(黄[王路])を家に連れ帰ることに。彼女は祖母に頼まれて、祖母のかつての恋人を捜しに台湾にやってきたのでした。こうして、政治的背景も違えば性格も違う2人が、人捜しを始めるのですが...。中国と台湾の違う点などで大いに笑わせてくれ、家族関係でホロリとさせるなど、上手な映画で引き込まれました。豪快な中国大陸のお姉ちゃんが面白いキャラで、続編が見たくなる映画でした。

『ブラインド・マッサージ』 Blind Massage/推拿
 2014年/中国/フランス
 監督:婁[火華](ロウ・イエ)
 主演:郭暁冬、秦昊

 

『山猪温泉』 The Boar King
 2014年/台湾
 監督:郭珍弟
 主演:陸奕静、蔡振南、太保、呉念真

 

『慶州』 Gyeongiu
 2014年/韓国
 監督:チャン・リュル
 主演:パク・ヘイル、シン・ミナ、キム・テフン、シン・ソユル

 

<ちょっとひとこと>こちらもスチールがなかったので、ポスターを入れました。

『神の眼の下に』 Godʼ s Eye View
 2013年/韓国/カンボジア 

『福福荘の福ちゃん』 Fuku-chan of FukuFuku Flats
 2014年/日本
 監督:藤田容介
 主演:大島美幸、水川あさみ、荒川良々

本年も力作、傑作揃いです。今年は、どんなゲストが来るでしょうね。9月は福岡でアジア映画三昧しましょう!

 


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3 コメント

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Unknown (ソニア)
2014-08-05 20:47:39
「インド通信」最新号の<催し物ガイド>に載っていたアジアフォーカス福岡国際映画祭2014「血の抗争」は昨年のものですよね!?今年も上映されるのかと思って(よく過去作品を上映されるので)ちょっと興味を引かれたのですが。
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ソニア様 (cinetama)
2014-08-05 21:00:38
コメント、ありがとうございました。

ああっ! 昨年のがそのまま書いてありますね~。すみません、「インド通信」次号でお詫びと訂正を出します。
アジアフォーカスの公式サイトは、8月1日に今年の内容がアップされるまでは昨年のままだったので、映画をあまり知らない編集担当が「これが今年のラインアップ」と思い込んだのだと思います。分業体制なので、チェックできなかった事務局のミスです。ごめんなさい。

「キネマ旬報」拝見しましたよ~。実にうまーく、あらゆることに目配りして「マサラ上映」を紹介して下さっていて、お上手だなあ、と感心しました。
そのうち、ぜひ本名デビューもして下さいね。インド映画に関する信頼できる書き手として、あちこちから原稿依頼が来るのでは、と思います。
当面、「ソニア」さんでもいいので、どんどん書いていって下さいね!
返信する
「インド通信」9月1日号再度のお詫び (cinetama)
2014-09-03 21:32:42
私が友人と発行している「インド通信」ですが、「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」の情報が、9月1日号にも間違った前年のままの情報が掲載されており、訂正されていませんでした。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭事務局の皆様、及び「インド通信」読者の皆様に、ご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。
先月ソニアさんのご指摘があってすぐ、8月6日に編集担当者にはメールを送って指摘したのですが、そのメールが届いていなかったようです。「インド通信」はスタッフ4名でやっているのですが、それぞれが担当を決めて自宅で仕事をしているため、お互いの間のチェック機能が働かないという欠点を抱えています。
そんなわけで、今回再度ご迷惑をおかけすることになってしまいました。申し訳ありません。
メールでご指摘下さったがむらさん、ありがとうございました。
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