アジアフォーカス・福岡国際映画祭が今年もやって来ます。今年の日程は、9月12日(金)~21日(日)。公式サイトには少し前から作品名がアップされ、映像も一部見ることができていましたが、本日プレス情報をいろいろいただいたので、現時点でわかる限りの情報と共にアップします。なお、監督&主演はこちらで調べたものなので、間違いや表記違いがあるかも知れません。もう少ししたら公式サイトが整備されると思いますので、そちらでご確認下さいね。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭 2014 公式招待作品一覧
『私は彼ではない』 I'm not him
2013年/トルコ/ギリシャ/フランス
監督:Tayfun Pirselimoglu
主演:Erean Kesal, Maryam Zaree
『兄弟』 Brother
2013年/フランス/グルジア
『予兆の森で』 Fish & Cat
2013年/イラン
監督:Shahran Mokri
『絵の中の池』 The Painting Pool/Hoze Naghashi
2013年/イラン
監督:Maziar Miri
主演:Shahab Hosseini、Negar Javaherian
『ひとり』 Little Brother
2013年/カザフスタン
監督:Seric Aprymov
主演:Almat Galym、Alisher Aprymov
『シッダルタ』 Siddharth
2013年/インド/カナダ
監督:リチー・メーヘター
主演:ラージェーシュ・タイラング、タニシュター・チャタルジー
<ちょっとひとこと>ニューデリー南部でチャック修理屋として町を流して歩くマヘンダル。12才の息子シッダルタをルディヤーナーの工場に短期の労働に行かせ、ディワーリー(秋祭り)の日に戻るのを待ったが、シッダルタは帰宅しない。やがていろんな事実が明らかになっていき、マヘンダルと妻は不安な日々を過ごすことになる....。リアルなタッチでインドの現実を描く社会派作品。
『タイムライン』 Timeline
2014年/タイ
監督:ノンシー・ニミブット
主演:チラーユ・タンシースック、チャリンポーン・チュンキアット、ピヤティダー・ウォラムシック、ノパチャイ・チャイナーン
『ジャングル・スクール』 The Jungle School/Sokola Rimba
2013年/インドネシア
監督:リリ・リザ
主演:Prisia Nasution
『サピ』 Possession
2013年/フィリピン
監督:ブリランテ・メンドーサ
主演:Ruby Ruiz、Baron Geisler
<ちょっとひとこと>スチールがうまくアップできず、ポスターを入れました。これからもわかるように、テレビ局が舞台となっている作品です。やらせや裏取引、そして「悪魔つき」の取材でのトラブルなど、醜悪なマスコミの裏面が描かれていきます。『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』(2009)、『ばあさん』(2009)、『囚われ人』(2012)などでお馴染みの、ブリランテ・メンドーサ監督の力作です。
『ロマンス狂想曲』 Apolitical Romance/對面的女孩殺過來
2013年/台湾
監督:謝駿毅
主演:張書豪、黄[王路]
<当ブログ記事2013.8.24より>
タイトルの元ネタは、リッチー・レンが歌って10数年前にヒットした「對面的女孩看過來」ですね。これは、なかなか面白かったです。
台北の28歳の公務員(張書豪)は、上司に提出する企画書をまとめるに際し、中国大陸の人間との交流が不可欠と言われて、台北の食堂で知り合った中国人の旅行者の女の子(黄[王路])を家に連れ帰ることに。彼女は祖母に頼まれて、祖母のかつての恋人を捜しに台湾にやってきたのでした。こうして、政治的背景も違えば性格も違う2人が、人捜しを始めるのですが...。中国と台湾の違う点などで大いに笑わせてくれ、家族関係でホロリとさせるなど、上手な映画で引き込まれました。豪快な中国大陸のお姉ちゃんが面白いキャラで、続編が見たくなる映画でした。
『ブラインド・マッサージ』 Blind Massage/推拿
2014年/中国/フランス
監督:婁[火華](ロウ・イエ)
主演:郭暁冬、秦昊
『山猪温泉』 The Boar King
2014年/台湾
監督:郭珍弟
主演:陸奕静、蔡振南、太保、呉念真
『慶州』 Gyeongiu
2014年/韓国
監督:チャン・リュル
主演:パク・ヘイル、シン・ミナ、キム・テフン、シン・ソユル
<ちょっとひとこと>こちらもスチールがなかったので、ポスターを入れました。
『神の眼の下に』 Godʼ s Eye View
2013年/韓国/カンボジア
『福福荘の福ちゃん』 Fuku-chan of FukuFuku Flats
2014年/日本
監督:藤田容介
主演:大島美幸、水川あさみ、荒川良々
本年も力作、傑作揃いです。今年は、どんなゲストが来るでしょうね。9月は福岡でアジア映画三昧しましょう!
ああっ! 昨年のがそのまま書いてありますね~。すみません、「インド通信」次号でお詫びと訂正を出します。
アジアフォーカスの公式サイトは、8月1日に今年の内容がアップされるまでは昨年のままだったので、映画をあまり知らない編集担当が「これが今年のラインアップ」と思い込んだのだと思います。分業体制なので、チェックできなかった事務局のミスです。ごめんなさい。
「キネマ旬報」拝見しましたよ~。実にうまーく、あらゆることに目配りして「マサラ上映」を紹介して下さっていて、お上手だなあ、と感心しました。
そのうち、ぜひ本名デビューもして下さいね。インド映画に関する信頼できる書き手として、あちこちから原稿依頼が来るのでは、と思います。
当面、「ソニア」さんでもいいので、どんどん書いていって下さいね!
アジアフォーカス・福岡国際映画祭事務局の皆様、及び「インド通信」読者の皆様に、ご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。
先月ソニアさんのご指摘があってすぐ、8月6日に編集担当者にはメールを送って指摘したのですが、そのメールが届いていなかったようです。「インド通信」はスタッフ4名でやっているのですが、それぞれが担当を決めて自宅で仕事をしているため、お互いの間のチェック機能が働かないという欠点を抱えています。
そんなわけで、今回再度ご迷惑をおかけすることになってしまいました。申し訳ありません。
メールでご指摘下さったがむらさん、ありがとうございました。