1月26日(日)に、「サラーム海上のエキゾ夢紀行番外編:これでインディアのアルカカットが目撃したヒンディー語映画の10年」というイベントが開かれます。「アルカカット」とは、「これでインディア」というHPを運営している高倉嘉男さん(下写真)のハンドルネーム。2013年2月まで12年間インドに滞在した高倉さんは、大学や大学院で勉強するかたわら、ニューデリーで公開されるインド映画を片っ端から見まくっては詳しい解説を日記にアップ。これに助けられた人は、私を始めたくさんいるはずです。
高倉さんの東京における公園デビュー、ぢゃない、講演デビューは、昨年秋のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)だったのですが、ほんの10分ほどだけだったためアルカカット・ファンには不満が募っていました。それに対し今回は2時間たっぷりお話が聞けるようで、アルカカット・ファンの皆さんだけでなく、インド映画ファンの皆さんにとってまたとない機会になるはずです。
サラーム海上さんは、もうご紹介する必要はありませんね。上の写真は「ボリウッド4」の上映会場で、トークが行われた時に写したもの。ナン子ちゃんも見とれるほどクルターがお似合いのサラームさんは、ラジオやテレビ出演、クラブイベントなどをこなすエスニック音楽の専門家で、ご自分では「よろずエキゾ風物ライター/DJ 」と名乗っておられます。ナンでも、ぢゃない、何でもよくご存じですし、その明るいトークは聞く人を虜にしてしまいます。まだ「生サラーム」に接したことがない方は、この機会にぜひどうぞ。
サラームさんがインド映画にもメチャ詳しいことは皆さんご存じだと思いますが、昨年3月の「ボリウッド4」取材@ムンバイでも大活躍でした。下は、日活の宣伝プロデューサー大場翔太さん(右)と共に、『闇の帝王DON ベルリン強奪作戦』 (2011)などの製作会社、エクセル・エンターテインメントのリテーシュ・シドワーニー社長にインタビューするサラームさん(左端)です。この時もインタビュアー兼通訳として八面六臂の活躍でしたし、その後リライアンスのスタジオでプリヤンカ・チョプラに会った時には、しっかりプレゼントまで渡したという筋金入りのボリウッド映画ファンのサラームさん。さて、どんなお話を高倉さんから引き出して下さるでしょうね~。
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「サラーム海上のエキゾ夢紀行番外編:これでインディアのアルカカットが目撃したヒンディー語映画の10年」 サイト
日時:1月26日(日)16:00開場/16:30開演
会場:渋谷UPLINK FACTORY(1F) 地図
ゲスト:アルカカット(高倉嘉男)
出演:サラーム海上、村山和之(和光大学講師)
料金:予約¥1,800/当日¥2,000(共に1ドリンク¥500別)
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ご紹介が最後になりましたが、村山和之さんは和光大学や中央大学の非常勤講師として、ヒンディー語などの授業を担当してらっしゃる方で、最近はパキスタン・アフガニスタン・イランの国境地帯の文化研究が研究テーマだとか。2007年から、スーフィー芸能に親しむ<聖者の宮廷>をサラーム海上さんと一緒に主催しておられます。もっと詳しく知りたい方は、こちらのご紹介サイトをどうぞ。「ナマステ・ボリウッド」を読んでいらっしゃる皆さんには、連載コラムでお馴染みのお名前ですね。
という大物3人が顔を合わせるこのイベント、ご紹介するのが間際になってしまったのですが、まだ予約はOKのようです。上記アップリンクのサイトからどうぞ。このサイトには、昨年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映された『血の抗争』(2012)のポスター写真が。このお話も出るのでしょうか? インド映画ファンの皆さん、予約を急ぎましょう!