20日の『Bajrao Mastani(バージーラーオ・マスターニー)』の上映で終わりかと思っていたインド映画自主上映会、まだまだ年内がんばります。Periploさんからいただいた情報ですが、『バージーラーオ~』の上映を主催するスペースボックスがもう1本、年内にタミル語映画を上映することが決まりました。詳細は以下の通りです。
『Thangamagan(黄金の息子)』
(2015年/タミル語/140分/英語字幕)
監督:ヴェールラージ
主演:ダヌシュ、サマンタ、エイミー・ジャクソンほか
■日時:2015年12月23日(水・祝) 14:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人2,300円
監督のヴェールラージはカメラマンとして活躍してきた人で、タミル語映画だけでなく、ヒンディー語映画、マラヤーラム語映画、カンナダ語映画の撮影も担当してきています。監督としては本作が2本目で、監督第1作は今回と同じダヌシュ主演の『Velaiilla Pattadhari (失業中の大卒男)』(2014)。これは昨年8月にシンガポールで見ましたが、なかなかうまい作りの映画でした。こちらでご紹介してあります。さて、お相手がエイミー・ジャクソンに代わった今回の作品はどうでしょうね~。予告編を付けておきますので、ダヌシュ・ファンの方はぜひどうぞ。
Thangamagan - Official Trailer | Dhanush, Amy Jackson, Samantha | Anirudh Ravichander
『Thangamagan(黄金の息子)』の現地公開は12月18日(金)の予定、ということは、『Bajrao Mastani』や『Dilwale(心ある人)』と同時公開なんですね。ちょっと分が悪いですが、「チェンナイ水害の影響で封切りは来年になるかと思っていましたが、やはり現地で待ち望む声が高いのだと思います」とはPeriploさんのお話。ご存じの方も多いかと思いますが、先月末から今月初めにかけてチェンナイ付近では雨が降り続き、各所で洪水被害が出ました。2週間ほど前のチェンナイは、こんな状況だったのです。
Rescue with Fishermen @ Ramapuram, Chennai | Tamil The Hindu
今は水もほぼ引いたようですが、日本の保険会社によるこちらの報告書のように、今後衛生面などでまだまだ南インドの人々の苦労は続きそうです。ダヌシュやラーナー・ダッグバティー、シッダールトらが救援活動に従事、というこんな記事もあり、ダヌシュの本作がタミルの皆さんを力づけてくれることを願っています。彼らのほか、ダヌシュの義父であるラジニカーントを始め、多くの南インド映画スターも救援活動や募金活動に立ち上がっています。がんばれ、タミルの皆さん!