アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

タミル語版『3バカに乾杯!』はこちら

2011-12-17 | インド映画

 し前にむんむんさんのコメントで教えていただいたタミル語版『3バカに乾杯!』の内容が、だんだんとわかってきました。タイトルは『友だち』(原題:Nanban/ナンバン)です。

監督はS.シャンカル。『ラジニカーントのロボット(仮)』 (2010)、『ジーンズ 世界は2人のために』 (1998)、そして『インドの仕置人』 (1996)等で日本でもお馴染みの人気監督です。主演はヴィジャイ。1974年生まれなので、1965年生まれのアーミル・カーンよりは大学生っぽいですね。

 

ほかの2人にはジーヴァとシュリカーント。そして、ヴィジャイの恋人役は、ムンバイ生まれの美女イリアナ・デクルス。

ちょっとびっくり、はウィルス学長役がサティヤラージであることで、かつてのハンサムぶりはどこへやら。弟思いのお兄さん、というようないい役ばかりやってたのになあ。1990年代は結構人気があって、マレーシアに入国する時、荷物を検査しようとしたインド系の係官の人に、「あなた、サティヤラージに似てますねー」と言ったら笑ってフリーパスにしてくれたことがありました。いや、別にヤバい物を持っていたわけではなく、雰囲気がそっくりの人だったのでつい口に出てしまったのですが。そんな人気者が大変身です。

スチールなどを見てみると、『3バカに乾杯!』にかなり忠実なリメイクではあるものの、ソング&ダンス・シーンはまったく変えてある、という作りのよう。予告編はこちらです。

公開は来年1月13日から。おお、私の誕生日を記念して公開だ!と喜んではいけません。1月13日はポンガルと言って、タミル地方のお正月なんですね。この日は、甘くて黄色い炊き込みご飯、ポンガル・ライスを食べながらみんなで新年を祝います。ベスト・シーズンの公開だし、ヒット間違いなしではないかと思います。がんばれ、「ナンバン」、鴨ナンバン!

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松竹映画シネマ歌舞伎の新作... | トップ | 2011年台湾映画興収トップ10 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サティヤラージ様! (むんむん)
2011-12-18 03:32:29
さっそく調べてくださって、ブログ記事にまでしてくださったんですね。ありがとうございます♪
シャンカル監督が、リメイク作品を撮るなんて初めてだし、ヴィジャイとシャンカルのタッグも初めてだし、サティヤラージのヴィジャイとの共演もすごく楽しみです。

サティヤラージの映画で日本に紹介されてるのって、【第一の敬意】ぐらいかと思いますが、あのときは悪役のチョイ役でしたね。90年代は、よい人役で人気者だったんですね!
返信する
むんむん様 (cinetama)
2011-12-18 09:44:03
コメントをありがとうごさいました。

サティヤラージは、シヴァージ・ガネーサン主演の『第一の敬意』(1985/原題:Mudhal Mariyadhai)にも出ていたのですか。知りませんでした。あの作品を1988年の映画祭用に選んだ頃は、彼の顔も知りませんでしたしねー。
カールティクとか、ヴィジャイカーントとか、あの頃の人はラジニSirとカマラハーサンの個性の影に隠れてしまっている感がありますね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事