先月、いろんな人から、「『天気の子』がインドでヒット中なんだって?」と尋ねられました。それで、『天気の子』の英語題名『Weathering with You』で検索してみたところ、国際交流基金(Japan Foundation/以下JFと略)の映画祭で上映されたことがわかりました。続いて日本語のサイトでもいろいろ調べてみたら、まずJFのプレスリリースが見つかりました.下にコピペしておきます。
* * * * * * * * * * * * * * *
「インド日本映画祭」が 9 月 27 日開幕
~インド公開が決定した『天気の子』の上映&新海誠監督ご登壇も決定~
国際交流基金は、2019 年 9 月 27 日から、インドで同国最大規模の日本映画イベント「インドにおける大型日本映画祭」の一環として「インド日本映画祭」(英:Japanese Film Festival in India)を開催し、インド全国 7 都市で 25 作品の日本映画を上映します。
日本国内興行収入 121.8 億円(9 月 8 日時点)を突破した『天気の子』の上映と、同作の監督・新海誠氏のデリー会場への登壇も決定。『天気の子』は 10 月 11 日にインド公開を控えていますが、日本のオリジナルアニメ映画がインドで一般公開されるのは史上初。インドでの『天気の子』の劇場公開を強く求める署名活動に応える形で、現地では新海監督とファンとの交流も予定しています。
国際交流基金は、インドでの日本映画の認知度を高め、日本映画のファン層を拡大するため、2017 年度から「インド日本映画祭」を実施してきました。本年度は、過去 2 回の映画祭の実績を踏まえ、より多くのインドの方に日本映画を楽しんでもらうために規模を拡大しました。また、映画祭に続き、日本映画が恒常的に鑑賞できる環境を映画館に期間限定で設け、少しでも多くの方に日本映画の魅力を伝えていきます。
記
事業名称: インド日本映画祭(英:Japanese Film Festival in India)
主 催: 国際交流基金ニューデリー日本文化センター
開催日程: 2019 年 9 月 27 日(金)~2020 年 2 月 16 日(日)
場 所:デリー 9 月 27 日~10 月 6 日 PVR Cinemas, Select City
グルガオン 9 月 27 日~10 月 6 日 PVR Cinemas, Ambience Mall
チェンナイ 11 月 8 日~17 日 PVR Cinemas, VR Mall
グワハティ 11 月 15 日~17 日 PVR Cinemas, Dona Planet Mall
バンガロール 12 月 6 日~15 日 PVR Cinemas, Forum mall, Koramangala
ムンバイ 1 月 17 日~26 日 PVR Cinemas, Maker Maxity Mall, BKC
コルカタ 2 月 7 日~16 日 PVR Cinemas, Mani Square Mall
* * * * * * * * * * * * * * *
ニューデリーのラージパト・ナガルにある国際交流基金の事務所
* * * * * * * * * * * * * * *
日本ではたくさんの媒体に「『天気の子』のインドプレミアが現地時間9月27日に開催され、監督の新海誠が出席した」という報道が出ていました。たとえば、こちらとかこちらです。同じ内容の記事なので、どこかから配信されたもののようです。また、YouTubeには観客が撮ったらしいQ&Aの動画もアップされています。素人さんの撮影ではあるのですが、Q&Aの内容や観客の反応がバッチリ捉えられていて、とても興味深いです。日本語の通訳をしたインド女性もとてもお上手で、また、新海監督の場の仕切りもうまくて、引き込まれて見てしまいました。
で、その後10月11日(金)から公開というのが上記のJFの報道にもあるのですが、公開されたのかどうかがわかりません。時間ができた先週にインドでの公開作品サイトを検索してみたのですが、上映情報がありませんでした。ということは、短期間の上映で終わったのでしょうか? インドの各ニュースをチェックしてみたのですが、「公開予定」という記事ばかりで、観客の反応や映画評が載ったりしているものがありません。インド在住の方で、ご存じの方はコメントで教えていただけると嬉しいです。日本映画はずっと以前、今村昌平監督の『楢山節考』(1983)がインド国際映画祭で上映されたあと一般公開され、インド人に深い印象を残したことがあるのですが、もし、『天気の子』の公開状況がわかると、とても助かります。インド在住の皆様、よろしくお願いします。
どれくらい公開されてたのかは、わかりません。
この間の日曜日に、日本映画祭で公開された『天気の子』を観に行ったのですが、上映2時間前ですでに行列ができており、チケットが手に入らなかった人もたくさんいたようです。
8割りくらいインドの方で、子どもはいなくて、10代後半から20代が多かったと思います。
映画が始まる前から、ヒューヒュー、ワーワー盛り上がっていて、始まってからもキャラクターが登場する度にすごい歓声があがって、どういうこと?と思ってたのですが、人に聞いたところ『君の名は』等の作品と同じキャラクターが出ているとのこと。
それで新海監督ファンの方があんなに盛り上がってたのか〜と納得しました。内容もすごい受けていて、笑いもたくさんおきてました。
お久しぶりです!
『天気の子』@チェンナイのご報告、ありがとうございました。
交流基金の映画祭の時の反応、やっぱり、という感じです。
インドの若者も、新海監督作品の『君の名は。』をちゃんと見ているのですね。
日本人のモンゴロイド系の顔も、アニメだと大丈夫なのかなあ。
「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」などで、もうすっかり慣れてしまったのかも知れませんね。
とりあえず、アニメはインド市場も開拓できそうです。