少し前から話題になっている平井堅のニューアルバムを買ってみました。CDとPVのDVDというディスク2枚組なんですが、PVのほうにメイキングも入っていると知って、心が動いたのです。で、買ってびっくり玉手箱、ジャケットにあるヒンディー語の表記が違っている!
ソレデモシタイ/おんなじさみしさ(初回生産限定盤)(DVD付)
|
|
クリエーター情報なし | |
アリオラジャパン
|
左上が「ソレデモシタイ」をヒンディー語の文字、つまりデーヴァナーガリー文字で書いたものですが、最後の「shitai」が「shati(+|が1本多い)i」になっています。いわば、「シタイ」を「ツクイ」と書くようなもの。字の基本形はなぞっているけど、全然違う音&文字になっていますね。
また、右下の「おんなじさみしさ」も「samishisa」が「samishasi(+|が1本多い)」になってしまっています。こちらは、「さみしさ」を「さみもち」とか「さみつち」と書くような感じでしょうか。あいやー、誰が元の文字を書いたんでしょう? インドロケの時にインド人の誰かに書いてもらって、それがデザイナーさんに回り、デザイナーさんがヒンディー語フォントをあやつってまさに見よう見まねで仕上げてしまった、というところでしょうか。せっかくの素敵なインドロケPVにミソがついてしまいましたね。
すでに誰かが指摘しているはず、と思ってググってみたら、アルカカットさんのクレームがツイッターにアップされていました。今後、ヒンディー語はわからないけれどデザインとしてヒンディー語フォントを使おう、と思っておられる方は、「利休にたずねよ」ならぬ「アルカカットさんにたずねよ」ですねー。
デリーのフマーユーン廟等各所で撮影された「ソレデモシタイ」のPV、平井堅が一番はじけていてとっても素敵です。昔から「インド人顔」と言われていたらしい平井堅、本領発揮というところですね。YouTubeの映像はこちらです。ちょっと上から目線でモノを言わせてもらうと、ボリウッドの一流振付師&カメラマンに頼んだら、もっと洗練された映像ができていたと思いますよ~。特に、この歌の2分50秒ぐらいのところのマネっこシーンとかね。
メイキングもいろいろ面白かったです。平井堅がインド映画を見ていることがわかったり(言い間違えた映画題名に訂正が出る律儀な編集に拍手!)、街の子供たちの反応が写っていたり......。さらにいろいろインド映画を研究して、今度はムンバイロケを敢行して下さいね!
さらなるご説明で、よくわかりました。
せっかくの平井堅@インド編ですのに、画竜点睛を欠いてしまってお気の毒。ぜひ、リベンジしてほしいです~。
具体的に言いますと、「したい」の「し」と「さみしさ」の「し」の母音[i]をつけるべき位置が出力時に崩れてしまったのでは?ということです。これをシャの音の前に持ってくると、「したーい」「さみーしさー」と読めると思います。長々と失礼いたしました。
な、なんと、悪いのはソフト&フォントの不具合でしたか。
Adobeがこんな悪さをするなんて、初めて知りました。ご教示、ありがとうごさいます。
そのうち、世界の特殊文字を難なく扱える、もっといいソフトが出てくるかもしれませんね。