JR東海は、愛知デスティネーションキャンペーンに伴い以下の臨時列車を運転することを発表した。
1.快速『未来クリエイター☆信長』
使用車両:313系ラッピング車 9/30、10/1運転
尾張一宮1113(稲沢線経由)長篠城1401 パックツアーのみ販売
2.快速『未来クリエイター☆秀吉』
使用車両:313系ラッピング車 11/3、11/4運転
名古屋820→岡崎(愛知環状鉄道経由)高蔵寺→名古屋1130 パックツアーのみ販売
3.快速『未来クリエイター☆家康』
使用車両:313系ラッピング車 12/1、12/2運転
豊橋→岡崎(愛知環状鉄道経由)高蔵寺→半田 パックツアーのみ販売
4.快速『モーニングトレイン一宮』
使用車両:313系ラッピング車 10/8、11/11、12/8運転
名古屋820(稲沢線経由)尾張一宮905 全車指定席
5.快速『知多鉄道酢トーリー』
使用車両:10/20 313系ラッピング車 11/17 キハ75形3両
名古屋906→武豊1047 全車指定席 亀崎、半田停車
6.快速『おいでん奥三河』使用車両:キハ75形2両 11/23、24運転
豊橋1309→東栄1424 全車指定席
7.快速『愛知DCしなの』 使用車両:189系6両 9/30運転
長野813→名古屋1316 パックツアーのみ販売
8.急行『愛知☆静岡DCトレイン』 使用車両:名古屋発373系3両 静岡発:キハ75形3両
12/15運転 全車指定席
-------------------------------------------------------
DCキャンペーンに愛知県を中心に臨時列車を運転することになったJR東海、9月末から12月半ばまで8種類と比較的多種類の列車を運転する。そのうち5種類は旧セントラルライナーに充当されていた313系8000番台3両にフルラッピングを施した車両を充当させる。
『未来クリエイター☆信長』と『モーニングトレイン一宮』は稲沢線を経由し、尾張一宮発着となる。稲沢線経由の臨時列車が設定されるのは、117系による『水都大垣トレイン』以来5年ぶりになる。稲沢線は、上り線が愛知機関区を挟んで東側を走行する以外は、基本的に東海道線と並行する。
稲沢線は枇杷島付近で東海交通事業城北線の線路と共有することになる。でも、『モーニングトレイン一宮』については、勝川行が枇杷島を818に発車した後は834まで来ないし、『未来クリエイター☆信長』も49分から58分の間に在線する城北線列車とは干渉しないだろ。
『未来クリエイター☆信長』は、名古屋で稲沢線から東海道線へ転線することになるのだけど、ホームのない9番線で運転停車するのだろうか。尾張一宮から長篠城までの所要時間は2時間48分、尾張一宮を4分後に出る快速から15分接続で飯田線に乗り継いだのと比較すると、29分遅いだけだ。飯田線内では『おいでん奥三河』のスジを踏襲するとしたら、豊橋着は13時過ぎ、尾張一宮4分後の快速を含め3本の快速、新快速に追い抜かれることになる。稲沢線内、安城、愛知御津で追い抜かれると思うが、4分前に発車した定期普通は刈谷で追い抜くのだろうか。岡崎市のおもてなしがあることから、岡崎には停車するだろうけど。
『未来クリエイター☆秀吉』と『未来クリエイター☆家康』は、愛知環状鉄道を経由、北野桝塚、新豊田、瀬戸口に停車する。『未来クリエイター☆秀吉』については、ダイヤが明らかになっており、北野桝塚で待避の為17分停車する一方、新豊田から瀬戸口間では定期列車より速い走行となる。保見と八草で交換するみたいだけど、よくスジを引けたものだ。『未来クリエイター☆家康』は、愛知環状鉄道から中央線、東海道線、武豊線をぐるりと回るミステリー列車並みのルート、終点の半田市には徳川家康ゆかりの常楽寺があり、家康から賜ったといわれる鐙と鞍も保管されているとのことだ。家康といえば関ケ原だけど、岐阜県だから愛知DCの列車は設定できないのだろう。
『モーニングトレイン一宮』は先述した通り、稲沢線を経由して快速の4倍かけて走行する列車、尾張一宮駅ビルにある『シビックテラス』で開催される『おもてなしモーニング cafe』のための列車だ。モーニングというのが愛知らしい。稲沢線経由なので、名古屋発ホームは新幹線に近い関西本線ホームからだと思われる。
キハ75形が全区間で電化区間を走行するのは、『知多鉄道酢トーリー』、『おいでん奥三河』、『愛知☆静岡DCトレイン』の3種類が設定される。武豊線には電化以来3年ぶりの乗り入れ、飯田線にはB-1グランプリ以来5年ぶり、豊川以北への乗り入れは佐久間レールパーク臨以来9年ぶりになる。でも、『愛知☆静岡DCトレイン』のような豊橋以東も走るのは初めてだと思われる。キハ75に『浜松』幕は用意されているけど、静岡まで走るとはね。東海道線の名古屋以東での気動車とはかなりの違和感、それもそのはずで国鉄で気動車が本線クラスを走るようになったのは1950年代、同時期に電化された東海道本線には気動車列車はあまり走らなかったのだ。
中央西線は、189系N102編成による快速を運転、ムーンライトながらに充当されていたH編成と違い、『あさま』の色で名古屋地区を走行することになる。所要時間は5時間強、特急『しなの』に比べると2時間以上遅く、普通列車乗り継ぎよりも1時間以上遅い。交換や待避で長時間停車するのだろうか。
最新の画像もっと見る
最近の「情報(東日本)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事