JR東日本10/14ダイヤ改正において、福島県内の東北本線、常磐線、水郡線の改正概要は以下の通り。
●黒磯駅での電力設備改良工事に伴い、郡山方面と黒磯を結ぶ列車を新白河折返しに変更し、新白河~黒磯間では折り返し運転を実施する。折返し列車にはE531とキハ110を充当させる。
●新白河駅において、黒磯・黒田原方面の普通列車と、福島・仙台方面の新幹線の接続を見直す。
●いわき~竜田間(21日から富岡)間の列車時刻を見直し、午後時間帯は1時間前後の運転間隔に平準化させる。それに伴い、651系充当普通列車を、いわき発1027と1613、いわき着1212と1746に変更、いわき着1746以外は、東京方面の『ひたち』と同一ホーム上4~6分で接続させる。
●浪江発1549の普通原ノ町行きを、1630発に繰下げる。
●水戸発2317の常陸大宮行を新設して、水郡線の最終を繰下げる。この最終水郡線は、品川発2145の『ひたち』から4分で接続する。
●常陸大子発9時代の水戸行普通を繰上げ、水戸発1053の『ときわ』に接続させる。
●13時台の水郡線において、水戸から常陸大宮間普通列車1往復を廃止する。また、水戸発1415の郡山行、常陸大子発1235の水戸行を常陸大宮~常陸大子間で部分廃止する。水戸発2033の常陸大宮行も廃止する。
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E531の増投入の兼ね合いか、上野東京ライン(常磐線)以外でも、局地的な改正が行なわれることになった。
まず、東北本線の黒磯駅デッドセクション移動による車両運用の変更、デッドセクションが駅北側に移動することで、E721、701といった交流電車は黒磯駅に乗り入れができなくなり、代わりにE531やキハ110がセクションを挟んで走ることになる。つまり羽越本線の村上のようになる。E531を郡山まで走らせれば、乗り換え回数が減るのだけど、黒磯~新白河の所要時間23分に対し、黒磯~郡山の所要時間は62分、毎時1本走らせるには2編成増やさなければならないのね。GV-E400系導入で新潟のキハ110が余剰にならない限り難しいか。朝はE531系2運用でやりくりすることになるけど、データイムはキハ110を1運用で走らせるのだろうか。18きっぷ時期は立ち席が出てきそうだけど、23分は東海道・山陽に比べれば楽だな。
黒磯のデッドセクションが駅間に移動することで、駅構内にデッドセクションがあるのは門司駅だけに、門司駅には直流電車が乗り入れないから、同じ地平駅に直流電車と交流電車が乗り入れる光景はこれで見納めになる。仙台と札幌、博多は、地上に交流電車、地下に直流電車が乗り入れているわけだが。
いわき以北の常磐線は、やはり富岡延伸に対応してスジを変えてきたか。現状のデータイムのスジだと竜田を10分以内で折り返しているから、そのままのスジでは延長できないのだな。651系普通は富岡延長に伴うダイヤ改正までの暫定だと思ったら、そうじゃないのか。それどころが、『ひたち』とホーム上接続して、『にちりん』みたいになっているし。富岡延長で運用本数が増えているだけでなく、東北本線の黒磯~新白河で走るようになったE531系付属編成が不足しているからな。ここまで来たら、2020年の全線復旧時もいわき~原ノ町間で走ってほしいところだけどね。
水郡線の終列車は2230から2317へと大幅に繰下げ、それでも高萩行最終2332よりは早いのだけどね。接続も最終『ひたち』から1時間繰り下がり、東京滞在時間が延長する。
終列車が繰り下がる一方、データイムは常陸大宮~常陸大子間で部分廃止することに、間引かれたところは2時間開くことになる。上りの常陸大子発が常陸大宮発になるのは、郡山発の接続を元々受けてないから、常陸大子以北からの通し利用に影響ないけど、下りについては全線通しが、水戸発常陸大宮行と常陸大子発郡山行という乗り継げない列車になるのだな。大抵の場合、部分廃止というと末端だけになるのだけど、こういう真ん中だけ部分廃止されるというのは珍しい。減便した分は、東北本線の黒磯~新白河間で運用するということなのだろうか。
また、水戸発2033の常陸大宮行も廃止することに。正確にいえば、2317発に繰下げるということなのだけど。それに接続する上菅谷発2050の常陸太田行は、30分近く繰上げて水戸発2001に接続させるのだろうか。現状ダイヤでも上りの常陸太田発は上菅谷着2019だから、すぐに折り返せばいいのだし。
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