しーさるの鉄日記

駅降り行動 釜石線


岩手県での駅降り2日目、今日は昨日できなかった釜石線を攻めることにした。駅降りした順序は以下の通り。数字は花巻からの駅数。

13遠野-16平倉(歩)15岩手上郷-14青笹-17足ヶ瀬-21松倉-19陸中大橋-18上有住-20洞泉-6岩根橋-11岩手二日町(歩)10荒谷前-12綾織-8柏木平(歩)9鱒沢

岩根橋はカーブ上にある左片面待合室と出口は中程だが、列車の停止位置からだと花巻寄りになる。国道から降りたところに駐車場つきの駅前広場があり、仮設トイレもある。駅から歩いて10分くらいのところに岩根橋橋梁があるが、歩道は整備されてないので、クルマを意識して歩くことになる。

柏木平は右片面、ほぼ花巻寄りにある駅舎は2000年に改修され、釜石線では一番新しい。以前は島式のようで、ホーム跡が少し残っている。駅前はクルマが乗り入れることができ、民家も多い。駅の近くには、みやもりビールのブロイハウスがある。

鱒沢は島式でホーム上に待合室がある、釜石寄り右側に出口ある。釜石寄りから右側に横取り線が分岐している。並行する国道からは停車レーンが分かれているので、送迎しやすい。快速は、夕方の釜石行と午後の花巻行1本ずつが停車する。

荒谷前は緩いカーブ上にある狭い右片面、釜石寄りに小さい出口、花巻寄りに待合室がある。この駅の待合室だけ改修されず、大きめのものになっている。
岩手二日町は右片面、釜石寄りに出口と待合室がある。以前は島式だったが右側の線路が撤去された。そのため、入口の通路には一旦停止の文字が残っている。駅前は未舗装で電話ボックスがある。

綾織は右片面、ほぼ花巻寄りに待合室と出口がある。アクセス道路は整備されておらず、小さな軽でないと乗り入れられない。踏切も近くにないので、逆側からのアクセスも難しい。

遠野は右側に駅舎のある2面3線、両ホームは釜石寄りの跨線端で結ばれている。1番線は花巻方面、2番線は釜石方面、3番線は早朝の釜石行の他、SLが1時間以上停車して給水などをするのにに使う。釜石寄りで駅舎と逆側に側線が分岐しており、転車台跡につながる。中間駅で唯一の有人駅で、みどりの窓口業務は朝は、6時00分から6時55分、7時35分から8時30分、午前は8時55分から13時30分、午後は14時30分から19時00分まで行っている。SL銀河の遠野発は13時53分発だから、発車20分前からは窓口でのきっぷが買えなくなる。窓口以外に券売機があり、春木場、上米内以内の岩手県内のJR線きっぷを買うことができる。
駅舎は1950年に建てられた欧風の硬質コンクリートブロック造り、東日本大震災を乗り越えたものの建物は老朽化しており、1995年から2階で営業していたフォルクローロ遠野も2015年で営業を取りやめている。一方、去年の夏には「とおの結屋」という地元漬物を用いたおにぎりやお土産を販売するお店や、飲食兼待合スペースが整備された。

青笹は左片面、ほぼ花巻寄りに出口がある。レンガ造りの待合室は出口と道路を挟む珍しい構造で、中の文庫にはラッキーマンのコミックなどがあった。待合室の奥には駐輪場がある。

岩手上郷は島式、駅舎はなくホーム上に待合室がある。左側の出口へは花巻寄りの構内踏切を渡ることになる。以前は左側に側線と荷卸し用のホームがあったが、撤去されて構内踏切にその跡を残している。周辺は民家が多く、コンビニもある。快速は午後に釜石行と花巻行1本ずつが停車する。

平倉は右片面、花巻寄りにプレハブ造りの小さな駅舎がある。近くには高速道路が通っている。

足ヶ瀬は島式、左側の駅舎とは花巻寄りの構内踏切で結ばれている。駅舎はロッジ風で1997年に建て替えられたものだ。足ヶ瀬までが遠野市、次の上有住は住田町、陸中大橋からは釜石市になる。足ヶ瀬を出ると、栗ノ木峠を通るため、全長780メートルの足ヶ瀬トンネルなど3か所のトンネルを通過する。

上有住は右片面、以前は島式だったが右側の線路が撤去されて、今の形になった。花巻寄りにスロープ、駅舎跡だろうスペースからさらに階段を降りる形となる。快速は通過するが、SL銀河は停車する。観光需要があるなら、土日だけでも昼間の快速は停車させても良さそうだ。駅から歩いて数分のところには滝観洞がある。この滝観洞は狭いためかヘルメットが必要になる。また、飲食店が数件あり滝流しそばを食べることができる。上有住を出ると全長2975メートルの土倉トンネルなど7か所のトンネルを通過する。

陸中大橋は島式、ホーム上に待合室がある。釜石寄り右側に出口があり、花巻方面線路を構内踏切で渡ることになる。構内は広く、側線が2本、左側の山に面してホッパーの遺構がある。駅前は郵便局があるだけ、左を下がっていくとバス停やラーメン屋、右を上がっていくと、鉱山跡の事務所などがある。上有住同様、快速は通過するが、SL銀河は停車する。

洞泉は右片面、以前は島式だったが右側の線路か撤去された。釜石寄に待合室と出口がある。出口からは細い坂道で降りて、国道に出る。

松倉は右片面、花巻寄り1986年に建て替えられた駅舎がある。住宅街にあるためか、アクセス道路は狭く、クルマ同士のすれ違いはしにくい。そこを下ると、国道があり、バスが毎時数本通っている。近くに高校があるため、遠野や青笹から松倉まで通学する需要がそこそこある。

陸中大橋から上有住まではSL銀河に乗ることになった。SL銀河は昨日は運休だったが、今日は牽引機をディーゼル機関車に変更したうえで運転することになった。そのため、早朝に花巻から釜石まで回送させている。平倉から岩手上郷まで歩いている7時20分に目撃したから、花巻を5時40分に出て、鱒沢、遠野、足ヶ瀬、陸中大橋で定期列車と交換しながら、8時20分くらいに釜石に到着したと思われる。

牽引されるキハ141形700番台は、走る宮沢賢治記念館という印象を受けた。キハ141のロングシート部分は宮沢賢治に因んだものなどを展示、2号車にはライブラリーとして宮沢賢治の書籍が置いてあった。車内インテリアも凝っており、照明はガス灯風、座席の上のパーテーションも植物をイメージしたものになっていた。一駅だけの乗車にも関わらず、クリアファイルやボールペンなどの入った記念品をいただいた。どっちみち来年にでもリベンジをしなければならない。


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