福井鉄道とえちぜん鉄道は3/27にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●福井鉄道とえちぜん鉄道において、以下のダイヤで直通運転を行なう。
◎朝時間帯は、越前武生発651、715の普通福大前西福井行、福大前西福井発753、815の普通越前武生行を運転する。
◎昼間~夕方時間帯は、越前武生と鷲塚針原の間に急行電車を毎時1本運転する。停車駅は、越前武生、北府、家久、西鯖江、水落、神明、浅水、ベル前、赤十字前~新田塚の各駅、鷲塚針原。越前武生発は914~1714の毎時14分、鷲塚針原発は949~1749の毎時49分とする。
◎直通列車には、えちぜん鉄道はL形2連接車『キーボ』、福井鉄道はF1000形3連接車『フクラム』を充当させる。
●データイムに毎時3往復設定されている福井鉄道の普通のうち、毎時1本を福井駅を経由しない急行に変更する。この急行の越前武生発:平日944(土休日1444)~1744、1814、田原町発:平日932(土休日1532)~1832、1902とする。
●以上の改正により、データイムは30分毎に普通と急行が1本ずつ走るダイヤに変更、市役所前駅において田原町方面急行は9分で福井駅行普通に接続し、田原町行普通は10分で越前武生行急行に接続する。また、越前武生行急行
●福井駅前停留所を福井駅西口広場に移設、停留場名を福井駅に変更する。
●木田四ツ辻の停留所名を商工会議所前、公園口を足羽山公園口に変更し、急行を停車させる。
●朝下りの急行の行き先を福井駅前から田原町に変更する。(福井駅は通過)
●越前武生発651の普通の設定に伴い、701の急行田原町行きを5分繰下げ、706の普通を廃止する。
●越前武生発800の急行福井駅前行を廃止、749の普通は福井駅経由とする。また、738と828の急行についても、普通に格下げする。
●福井駅前733の急行は神明から先各駅停車の区間急行に変更、毎日運転とし福井駅発を729に繰り上げる。
●田原町750の普通神明行を10分繰下げ、毎日運転の越前武生行とする。また、福井駅前816の急行は田原町発福井駅経由に変更し、休日運休とする。
●福井駅前850に田原町発に変更し、福井駅を通過とする。田原町857の普通は田原町~福井間廃止とする。
●夜間の列車本数を見直し、2130以降の福井駅発は約40分間隔とする。
●えちぜん鉄道三国・芦原線では直通列車に合わせて、時刻を1分ほど修正する。
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ついに実現することになった福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ。当初は2014年度を予定していたが、田原町駅の工事だけでなく、低床ホームの増設、新車の投入などがあり、この時期までずれこんだようだ。えちぜん鉄道の『キーボ』が発表されたのが、先月下旬だったからな。
越前武生発では、7時前後は普通と急行の順序入れ替え、急行通過駅での運転間隔は34分、10分から19分、24分と平準化される。朝の急行は729が最終、後は8時台まで全て普通となり10分近く余計にかかることになる。800の急行が間引かれたけど、810の普通ってあまり混まないのかな。
上りは区間急行の新設。首都圏、関西圏以外では区間のつく種別は初めてでないかと。神明から南を各駅停車にしたのは、サンドーム西での鯖江高校需要だけでなく、スポーツ公園でも学生需要があるのだろうか。日野川に橋をかければ福井高専からのアクセスが良くなりそうだけど。区間急行の新設と普通神明行の越前武生延長で、サンドーム西では753から904まで824しかなかったのが、810、824、846と大幅に増える。田原町758発越前武生行急行は、福大前始発直通が田原町で6分停車している間に先行、だがこの急行は福井駅を経由するので、越前武生には直通普通が6分先着する。福井駅までは急行に乗り換えた方がいいが、足羽山公園口から先は福大前始発の普通に乗り換えた方がいい。
えちぜん鉄道方面8時台、福井鉄道方面9時台の直通運転はなく2時間のブランク、9時台からパターンダイヤに移行する。データイムは18年ぶりの急行の復活。18年前の急行は、福井駅前発着だったが、今回設定される急行は福井駅を経由しない田原町発着、その代わりに普通が往復とも福井駅前を経由して、市役所前で急行と接続する。
データイムは、改正前は普通が毎時3本だったのが、今回の改正で急行、普通が毎時2本という18年前と同じ体制に。急行停車駅では毎時1本増えるが、急行通過駅では毎時1本減る。だが、毎時1本急行が増えるのは平日と土休日午後だけで土休日午前は毎時1本直通急行が走るだけ。広島、小田急、西武とここ最近の改正では、土休日午前が増える傾向だが、平日の方が利用率が高いのだろうか。両方向とも、普通が福井駅を経由している間に、急行が福井駅を経由せずに追い抜くダイヤになっている。急行同士は福大前西福井、神明、北府で交換、普通同士は神明、家久、江端で交換、普通と急行は西鯖江、浅水で交換、交換待ちによるタイムロスは最小限に抑えたきれいなダイヤになっている。18年前は急行同士が西鯖江で交換する違うパターンだったのだけどね。
鷲塚針原から越前武生方面へは、毎時1本の直通急行が設定されているほか、えちぜん鉄道列車から福井鉄道普通にも3分で接続する。現状では毎時1本だけ2分接続しているが、三国方面からも有効本数は倍増する。でも、先述した通り、普通は急行に追い抜かれるので、公園口から先は急行が先着する。一方、越前武生から三国方面へは15分接続になっている。そのため、田原町行普通が福井駅を出発した16分後に、三国港行が福井を出発するダイヤになっている。接続が良くないものの、福井駅周辺から田原町へ向かう分には約15分毎と便利なダイヤだ。
21時台以降は1往復削減、福井駅発は2134~2304まで30分毎だったのが、2143、2224、2307となった。本数が減らされたものの、2207着の『サンダーバード』の接続列車が10分繰り上がり、2259着の『しらさぎ』からの接続も5分から8分と拡大された。福井鉄道側の駅の位置も変わったし、だいぶ余裕が出ただろう。
福井鉄道の急行は、田原町発着と鷲塚針原発着を交互に運転、そのうちえちぜん鉄道に直通する急行を、速達性のFast、福井のFukuiの頭文字をとって、『Fライナー』とつけてみては。ってあれ?
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