駅降り行動：南東北４新駅

今日は、郡山富田と常磐線の移設復旧区間の新地、坂元、山下を駅降りすることにした。

まず、朝一番のやまびこで郡山へ、郡山で磐梯熱海行きに乗り継ぎ郡山富田には７時３５分に着いた。郡山富田は会津若松に向かって左側に片面ホームのある構造、駅舎はほぼ郡山寄りにある。駅前は駐輪場と小さいロータリーが整備されているものの、その先は養鶏試験場などがある森、住宅地や商業施設はホームと反対側の国道を越えたところにある。そのため郡山寄りに線路と国道を越える跨線橋が整備された。ホームを逆側に作っても、国道を越えなければならないけど、少し不便な構造だ。

郡山富田を10分で折返し、郡山から各停やまびこで福島へ向かった。福島では時間があったので、福島交通の新車1000系を待つことに。１時間待ったが、３運用全てが7000系だった。仕方がないので7000系の乗り納めをすることに、今度来るときは全て置き換えられる可能性もあるし。

９時50分のバスで原ノ町へ、原ノ町から常磐線で浪江へ向かった。乗客は仙台発普通から乗り継いできた団体10人のほか７人ぐらいだった。
浪江は海側に駅舎のある２面３線だが、山側の３番線だけが使われ、ホーム同士を結ぶ同レベルの通路が海側２線を塞いでいた。常磐線復旧時の仮末端駅でよく見る構造だ。駅舎は震災時と変わらず、駅周辺は人影が少なく、歩道の雑草は成長していた。

帰りの乗客も６人ぐらいだったが、小高から学生が大勢乗ってきた、原ノ町からも学生が乗ってきたが、数人を除いて相馬まで下車、残った数人も新地で下車した。つまり宮城県まで通学客はいなかった。

移設区間の駅降りは山下から始まった。山下は島式の高架駅、基本的に山側の１番線から発着するが、折返し列車や夕方から夜間中心の原ノ町方面10本は海側の２番線から発着する。駅舎は高架の真下だが、高架からは独立、海側にも山側にも抜けられる。山側はコミニュティバスも乗り入れる駅前広場が整備、それに隣接してスーパーがある。スーパーは駅移設に合わせて作られたのだろうか。

山下を降りてしばらく走ると高架を降りて地平を走るようになる。新線だが踏切が２カ所設置されている。トンネルを２つ連続通過すると高架を走るようになり、坂元川を渡るとすぐに坂元に着く。坂元は海側に片面ホームのある構造、山下同様高架下に駅舎があるが、出口は山側のみだ。ここも駅前広場が整備されており、隣接してローソンや郵便局がある。ここのローソンは復興移設前から坂元駅前店として営業していた。

坂元を出ると、高架をしばらく走るが、地平を走るところもあり、そこにも踏切がある。新地は山側に駅舎のある相対式、両ホームはエレベーター付きの跨線橋で結ばれている。ほとんどの列車は駅舎側のホームを使うが、交換を行う午前の原ノ町行き４本と夜の仙台行き２本は駅舎と逆側のホームから発着する。交換列車のない時間帯はエレベーターを動かす必要はないと思うが、エレベーターのスイッチを扱う職員は常時いない。駅舎の中には列車運行状況がわかるディスプレイが整備されていた。ここも駅前が整備されているが、坂元、山下に比べると何もない。駅前の看板によると、今年度内に商業施設などを完成させるみたいだったが、未着手だった。また、駅前広場と逆の海側へ抜ける地下通路への階段とエレベーターが整備されているものの、いずれも立ち入り禁止だった。

駅降りは３時過ぎに終了、E721の仙台寄り先頭車で仙台へ向かった。仙台寄りは比較的空いており、東北線内に入ってもボックスは空いていた。

仙台に着いたのは16時05分で、快速仙山の最終が出た５分後、次の仙山線を待つと遅くなるので、16時20分のバスで山形へ向かうことにした。16時10分のバスが出た直後にバス停に向かうと、もう数人の列、バスの出る直前には20人ぐらい並んでいた。バスを利用すると１時間17分で930円、快速仙山より少し遅いが、普通よりは少し早い、電車よりは210円安い。

山形には17時27分の到着、平田牧場のカツ弁当を買って54分発の普通新庄行きに乗った。普通新庄行きは席がほとんど埋まるくらいの利用率、半分以上が天童で降りると思ったが、さくらんぼ東根や大石田まで乗った客も結構多かった。また北天童から天童までの若い利用客も多かった。クルマを持たない学生の商業施設からの需要だ。今後も商業施設は線路沿いに新駅と設置し、非定期客の鉄道利用を進めて欲しいところだ。

新庄着は19時04分、古川経由で陸羽東線に乗り換えても同じ時間に着いたのだが、その１本後の陸羽東線がタッチ差で最終の陸羽西線に接続しないのを見て、山形までバスを使うことにした。

余目で羽越本線に乗り換えて、宿のある酒田へ向かった。