東武鉄道は、鬼怒川線に新設する『東武ワールドスクウェア』駅の開業日を7/22にすることを発表した。駅構造は1面1線で駅舎内に多機能トイレやスロープを設置、特急券、乗車券の販売は『東武ワールドスクウェア』の入園券売り場付近で販売する。918から1818までの営業で、『リバティ』『きぬ』など特急を含む19.5往復が停車、土休日は臨時特急1往復の他にSL3往復を加えた23.5往復が停車する。
運賃は、当面の間、小佐越までのものと同じとするが、鬼怒川公園との運賃に限り、実際の営業キロに対する150円とする。鬼怒川線の駅ナンバリングについては、鬼怒川温泉、鬼怒川公園、新藤原を4月改正時に1つずつ繰下げる。
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改正より3か月後の鬼怒川線のダイヤ修正、4月改正の時点では上りの小佐越着や下今市着を1分繰り上げて、新駅に停車した時の余裕を持たせるのではないかと。市販の東武時刻表はどうするのだろうか。改正1ヶ月後開業の郡山富田は、網掛けで3月号に掲載していたけど。
乗車券類の発売を入園券売り場付近で行なうというリリースから、東武ワールドスクウェア駅は無人駅になると思われる。でも、大樹3号が発車する1時半ぐらいまでは集札用の駅員が配置されるだろう。それより特急券、乗車券の販売形式が気になる。特に特急券の販売となると指定券システムと連動した機械を持ち込まないといけないし。SL『大樹』の指定券も販売するのだろうか。駅舎は5m×10mぐらいだから、リリースにある通り多機能トイレが入るのがやっとだと思う。
駅の営業時間、つまり列車が発着するのは9時過ぎから18時過ぎまで、ワールドスクウェアの開園が夏9時、冬9時半、閉園が夏17時、冬16時だから、閉園1時間後でも営業することになる。これはSLの運転時間に合わせたのだろう。11~3月の終日、3月の土日はイルミネーションに伴い、閉園時間が、11~12月の土日と年末年始:20時半まで、それ以外は19時半まで順延される。それに合わせて、駅の営業時間が順延されるか気になるところだ。なお、営業時間を順延した場合の最終特急は1928発の『きぬ』となる。リリースの駅のイメージ図を見ると、ワールドスクウェアのイルミネーションに合わせて、駅舎も電飾で飾るような気がするのだけど。
特急のうち、午後の新宿発『きぬがわ』と午前の新宿行『きぬがわ』は、営業時間内に関わらず、通過することになる。10時台の新宿行はともかく、15時台の新宿発は需要があると思うのだけどね。1806発の『きぬ133号』鬼怒川温泉行と、1015発の『きぬ120号』浅草行は、ワールドスクウェアへの需要はないが、ハーヴェストや万葉亭など周辺ホテルからの需要はあるかもしれない。
運賃は鬼怒川温泉と同じものを設定するという小田栄方式、駅ナンバリングは初めての繰下げとなった。先日のブログの福井鉄道のナンバリングで、新駅を造る話は流れたと記述したが、このことで造る可能性もでてきた。
ワールドスクウェア新駅に特急が停まる一方、『きぬ』と『きぬがわ』は4/21改正で新高徳通過となった。新高徳は、日光江戸村やワールドスクウェアへ向かうバスに比較的乗り換えやすく、ウェスタン村や鬼怒川カントリークラブの最寄駅であることから、2001年から特急の全列車が停車していたが、4/21改正では『リバティ』のみの停車となり、他の特急通過駅と変わらなくなった。
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