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しーさるの鉄日記

大船渡線BRT駅降り(西下~盛)

大船渡線BRTの駅巡り、今日は西下から北を攻めることにした。巡った順序は以下の通り。

大船渡丸森533-548西下607-613小友653-657碁石海岸口717-720細浦750-759大船渡魚市場前(歩)下船渡846-854地ノ森913-915大船渡932-935田茂山

脇ノ沢付近では標高30mだったが、700mで標高67mまで上がり、中学校の付近で峠を越える。下り坂で標高30mまで下りて、西下駅に到着する。西下駅は2019年3月と唐桑大沢と同時期に開業した新駅、乗り場が千鳥配置となっており、上りポールは歩道上にあるが、盛寄りに100メートルほどずれている下りポールは車道との狭い部分にある。駅から少し離れて団地、坂道を400m降り切ったところにコンビニがあるが、乗車人員は6人と高田病院、竹駒と並んで少ない。そのコンビニの200m先で右折、300m進んだところで専用道に入る。鹿折唐桑から一般道を27㎞走って、ようやく入る形だ。

専用道に入ったら、先ほどまで走っていたアップルロードをアンダーパスする。そして、500m走ると小友駅に着く。小友は交換可能、出口は上りホーム盛寄りの構内通路の延長の他に、下りホーム気仙沼寄りから19段の階段で農道に降りている。上りホーム側には、出口に隣接して、トイレ、待合室が、出口を出ると、舗装された広場と駅前民家が何軒かある。この辺まで津波が来たため、空地が目立つ。BRTとしての営業を始めた良く着き、2013年4月に駅前後の道路と交差する地点の間に専用道が600mだけ整備された。盛側は5か月後に大船渡から専用道が伸びて、盛と専用道がつながったが、気仙沼側が今のルートになったのは5年後の2018年8月となった。それまでは、先ほどアップルロードからの交差点を左折して、少し遠回りして、小友駅の近くに乗り入れる形だった。乗車人員は24人と、気仙沼線BRTの本吉以北くらいはいる。緩い左カーブで浸水域を抜け、短いトンネルを出ると海沿いを走るようになる。

碁石海岸口は、2013年9月に専用道の整備に合わせて設置された交換不可能な新駅、盛寄りに横断帯があるが、気仙沼寄りで交差する道路に両ホームの出口があるので、あまり意味はない。下りホームの気仙沼寄りに待合室、隣接してトイレがある。上りホームが少し気仙沼寄りにずれている。海側へ少し降りると住宅街があるためか、乗車人員は28人と新駅なのに前からあった駅より多い。津波はこの住宅の下まで来ており、今は道路が改めて整備されている。碁石海岸までは3キロ以上離れており、大船渡からバスでアクセスするのが一般的だ。

しばらく走ると県道と並行、築堤を少しだけ走ると細浦に着く。細浦は交換可能、横断帯は気仙沼寄だけでなく、盛寄りの少し離れたところにあり、それに隣接して一般道へ降りる場所がある。上りホームの気仙沼寄りに待合室、盛寄りにトイレがある。津波は駅周辺まで来て、駅舎は流されたが、待合室は残った。当然、今のBRTの待合室とは違うけど。2019年に通った時は停留所の後ろや気仙沼寄りにホームがあったが、今は撤去され更地になっている。海を降りると漁港があり、コンビニもある。場所柄、釣り餌の自販機もあった。近くのバス停には碁石海岸行のバスが3本停車する。

細浦を出たBRTは海沿いを走行しながら短いトンネルを通過、細浦漁港からの道路をオーバーパスする。海側も山となり、掘割を走るようになると大船渡丸森に到着する。大船渡丸森は2020年3月に開業した新駅、交換不可能だが駅の少し南側に交換できる待避所がある。上りホームの盛寄りに横断帯、気仙沼寄りに待合室がある。駅のできる2年前には海側に大船渡温泉が建てられたものの、乗車人員は2人と陸前今泉に次いで少ない。2年前は9人だったが、利用客は減少した。

再び海沿いを走行して、町の中に入ると下船渡がある。この辺から海側が津波浸水地域に入る。下船渡は交換可能、気仙沼寄りに横断帯と一般道へ降りるスペースがある。上りホームから少し離れた小さい駅舎は、震災の時に浸水したものを改修した。鉄道時代は駅舎の線路側に入口、その逆側に出口という形だったが、BRTでは気仙沼方向に向かって出入口が付けられ、両側の出入口は塞がれた。駅舎は本吉などと同じくスリット状の木材で装飾、中のトイレも改修されている。横断帯は駅舎のある海側だけでなく、民家の多い山側にも伸びている。山側から利用できるようになったため、気仙沼寄り200m先にある踏切まで遠回りする必要はなくなった。町の中だが乗車人員は20人と、碁石海岸口や小友より少ない。

大船渡魚市場前は2015年12月に開業した交換不可能な新駅、待合室がない代わりに上屋とベンチが整備されている。盛寄りに横断帯、その上りホーム側に2段の階段とスロープがある。市場だけでなく災害公営住宅の需要が見込まれているもの、乗車人員は6人と少ない。しばらく走ると山側も津波浸水地域に入る。

大船渡は交換可能で盛寄りに横断帯がある。下りホームの横断帯を挟んで、盛寄りに待合室、トイレ、気仙沼寄りのホームへのスロープを上がった辺りに出口がある。上りホームにも上屋裏に長いスロープ経由で駅前広場に降りるのと、津波伝承会の建物に出る2か所の出口がある。駅周辺は津波で残った建物も解体され、新たな郊外型商業施設とその駐車場が整備された。大船渡から盛までは2013年3月に最初に専用道が整備された区間である。その時は今より60m盛寄りの道路が交差する辺りに上屋付きホームがあったが、2014年8月に区画整理に伴い、海側のある県道沿いに移設、2016年3月に区画整理が終わるとともに今の位置に移設された。それに合わせて、駅前広場が整備され、大船渡プラザホテルが移転オープンした。翌2017年11月には、駅前広場に面して、かもめの玉子のメーカーが『かもめテラス』を新たに建てられた。乗車人員は66人と陸前高田と同じくらい、去年は48人と震災直前と変わらなかったが、観光客が戻ってきたためか、コロナ禍以前並みに回復している。

地ノ森は2020年3月に大船渡丸森と共に開業した新駅、道路を挟んで交互配置となっており、交換は不可能だ。下りホームが盛寄りにあり、専用道は少し膨らんでいる。上りホームからは横断帯を渡って10メートル歩く形なので、両ホームの出口は道路を挟んで向き合っている。
田茂山も下りが盛寄りの交互配置、上りホームは道路から少し離れている。下りホーム側で交換可能となっているが、上りホーム側も専用道は膨らんでいる。三陸鉄道が離れてすぐのところにあるので、三陸鉄道の車内からも駅の上屋が見える。地ノ森と同じく2020年3月に開業、盛と大船渡の間に駅が2つできたことになる。BRTとはいえ同じ日に隣り合った駅が開業というのは珍しい。乗車人員は地ノ森17人、田茂山16人と下船渡より少ないくらいだ。市街地にはあるものの、データイムに60分開くとなると、歩いた方がいいというケースも出てくる。地ノ森から盛まで10分歩いたので、この区間はBRTとしては未乗となる。鉄道の時に乗ったし、今回は駅巡りが目的だからな。

陸前高田~盛までは鉄道時代は28分だったが、快速で41分、普通で45分となっている。鉄道時代は1時間ほどだった気仙沼からも快速で77分、普通で84分となっている。

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