JR他の3月13日ダイヤ改正、甲信越地方の改正概要は以下の通り。
●信越線柏崎方面からの「しらゆき7号」の長岡着を18時33分から18時28分に繰上げ、東京行の新幹線に8分で接続させる。
●長岡発16時27分の快速直江津行を2分繰下げ、東京からの新幹線から6分で接続させる。
●長岡着8時40分の上越線小千谷方面からの普通を8時27分に繰上げ、新潟行の新幹線に12分で接続させる。
●19時台の白新線において、新潟~豊栄間列車を新発田まで延長運転させる。
●「らくらくトレイン村上」とその折返しの村上発21時17分の快速を廃止する。「らくらくトレイン信越」については、乗車整理券の販売を取り止め、全席指定席の快速「信越」として運転する。
●日本海ひすいラインの糸魚川~梶屋敷間に「えちご押上ひすい海岸駅」を新設する。それに伴い16時台の1往復を2両に増結する。
●妙高はねうまラインにおいて、土休日のみ直江津~妙高高原間に快速を1往復新設する。(直江津発8時43分、妙高高原発9時44分、春日山・北新井通過)同時刻に運転している普通については土休日の運転を取り止める。
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JR東日本のダイヤ改正、新潟県内では、新幹線と柏崎方面の接続見直し、ライナーの変更などが行われることとなった。
新幹線の接続の見直しで一番大きいのが、夕方時間帯での「しらゆき」からの「とき」への接続、接続する「とき」は越後湯沢~大宮まノンストップの速達タイプだ。この見直しで柏崎から東京まで2時間40分前後かかっていたのが2時間08分に短縮する。「しらゆき7号」の時刻変更に関連して、直江津発17時27分の普通を17時41分に繰下げ、柿崎での待避はなくなり、長岡着は5分の繰下げになっている。
東京から柏崎についても16時台の快速(宮内、来迎寺、柏崎、柿崎、犀潟停車)への接続見直しで、所要時間を2時間19分に短縮する。ちなみに36分後の「とき」は大宮~長岡までノンストップの速達タイプだから、乗り継ぎ相手が普通でも2時間21分と2分しか変わらない。
上越線の下り8時台の列車は、宮内での「しらゆき1号」の待避を取りやめ、長岡着が10分以上繰り上がる。このことで「しらゆき1号」はもちろん、新幹線にも接続するようになり、新潟に9時01分に着くようになる。「しらゆき2号」へは2分接続なのでホーム別では微妙なところだ。
白新線では新潟発19時02分の列車を豊栄行から新発田行に変更、新発田では月岡方面の新津行に5分で接続させる。この延長変更で、18時以降は21時51分の豊栄行を除いて、全列車が新発田方面へ向かうことになる。新発田行を増やした一方、新潟発20時03分の「らくらくトレイン」は廃止となる。それに伴い、19時45分の村上行を19時55分に繰下げ、19時43分着の新幹線から接続させる。「らくらくトレイン」廃止に伴い、新発田発19時58分の列車は佐々木での交換を見直し、新潟着20時45分だったのを20時35分に繰り上げている。このことで内野行に新たに接続する。
「らくらくトレイン」折り返しの村上発21時17分の乗り得快速も廃止に、この影響で村上発20時31分の普通新潟行は20時54分に繰下げ、新発田発21時21分の普通内野行は21時10分に繰り上げて、列車の順序を入れ替える。近い時間帯に快速「べにばな」があるから、坂町、中条からの客は村上発が繰下げになっても、そんなに大きな影響はない。
「らくらくトレイン信越」は、定員制のライナーから全席指定の快速に変更することに。このタイミングで変更したのは、東海道線に合わせて、JR東日本管内から定員制のライナーを無くすためではないかと思われる。ただ、こちらは特急でなく快速に変わる。指定席券は閑散期は330円と今の乗車整理券320円と変わらないが、通常期、繁忙期は530円に値上がりすることになる。
えちごトキめき鉄道では、日本海ひすいラインに「えちご押上ひすい海岸」駅を新設する。
えちご押上ひすい海岸は、糸魚川から1.6キロ、梶屋敷から2.7キロのところに新設される相対式の駅、駅の梶屋敷寄りにはデッドセクションがあるから、敦賀の辺りから続く交流区間はこの駅の先で終わりとなる。駅から歩いて5分のところには、糸魚川高校や病院がある。そのためか、1日に740人の乗降客数を見込んでいる。この数値は糸魚川駅の1240人の6割ほどで、600人の能生を上回る。流石にはねうまラインの高田市内の駅よりは少ないけど。
リリースにある通学時間帯の増結以外にも、泊発18時56分の列車は糸魚川での停車時間を長くして、直江津着20時04分が20時13分に繰り下がる。そのことで、直江津発20時11分の長岡行への接続がなくなる。後続の特急に乗れば、柏崎で追いつくけど。また、直江津発16時42分の糸魚川行は16時48分に繰り下げ、16時37分着のほくほく線からの接続に余裕を持たせる。
妙高はねうまラインについては、午前中の二本木折り返し列車を土日のみ妙高高原まで延長運転することに。ただ、そのまま延長となると、数分遅延で妙高高原での折り返しに余裕がなくなるので、土休日は利用の少ない春日山と北新井は通過となっている。妙高高原発直江津行は、北しなの線からの接続を受けるが、接続時間は47分と長い。この列車の15分後に特急「しらゆき」があるので、妙高高原、関山から新潟方面への利便性は向上する。妙高高原行は北しなの線への接続はないものの、今後臨時列車を運転する可能性もあるだろう。
えちごトキめき鉄道といえば、七尾線で不要となった413系3両を購入した。ニュースリリースでは触れてないが、駅掲示の時刻表などには急行が掲載されており、この413系を充当すると思われる。運転区間は直江津~市振1往復、直江津~糸魚川1往復となる。列車愛称が急行と、いすみ鉄道と同じなのは、鳥塚さん繋がりというのがあるのだろう。
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