東急電鉄は池上線の開通90周年を記念して、10/9に池上線乗車フリー乗車デーを実施することを発表した。この日は池上線全駅の改札付近で『1日フリー乗車券』を配布、無料で池上線に乗れるようにする。なお、配布はお一人様一枚までである。
フリー乗車デー当日には、池上線沿線『生活名所ツアー』を開催、『写真好きのための絵になる池上線』や『鉄ちゃん集まれ、ディープ池上線潜入』を開催する。これら『生活名所ツアー』については、11月、12月も開催を予定している。
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首都圏の鉄道では初となる無料乗り放題。首都圏以外だったら、新幹線開業時の富山や函館の路面電車とか、100周年記念の一畑電車とか前例はあるのだけど。それら前例では、特にきっぷを発売しなかったが、今回の無料乗車では無料のきっぷを配布する形となる。つまり、切符を発券するためのコストがかかることになる。地方私鉄と違い東急のことだから、それくらい大したことないのだけど。駅に行けば無料できっぷをもらえるので、同日に使える他の乗り放題チケットのように5時起きでネットに張り付く必要はない。
池上線でこのような無料乗り放題イベントができるのは、他路線と比較して利用客数が少ないからだろう。定期外客が五反田36000人、蒲田28000人いる他は、本門寺需要のある池上で16000人、雪が谷大塚と戸越銀座で10000人ぐらいだからな。あと、他路線への接続が末端のJRと旗の台での大井町線だけというのもある。多摩川線も該当するけど距離が短い。
利用客数が少ないとはいえ、無料ということで沿線住民を中心に利用客が増えることが予想される。乗降時間がかかり、ダイヤが乱れるレベルだったら、臨時列車を設定するのだろうか。データイムは末端3分折り返しで9運用、少し遅れただけで折り返しも遅延するから9分折り返しで11運用を組むということもありえそうだ。12運用にすれば、末端3分返しの6分間隔を末端6分返しの5分間隔にすることも可能なのだけど。
フリー乗車デーなどに開催となる『生活名所ツアー』の中には『鉄ちゃん集まれ、ディープ池上線潜入』という趣味的なものも。ホーム直下を走る新幹線→御嶽山、地上4階の高さにある駅→大崎広小路ということか。雪谷検車区に入れるというのも珍しいかもしれない。東急は、基本的に車庫イベントを開催しないし。
あと東急で、こんなことできそうなのは世田谷線くらいか。世田谷線は2025年に100周年を迎えるけど、10月9日は平日なんだよな。
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