しーさるの鉄日記

京王れーるランド

先日、高架化後の稲城長沼駅などに行ったついでに、京王れーるランドに立ち寄った。

新しい施設は駅改札と屋根伝いになっており、雨の日でも傘を差さずに駅から入ることができる。前のれーるランドのあった場所には土産物屋が建っていた。この土産物屋は開業1周年の先月10日にオープンしたとのことだ。入館料は大人、こども共通の250円、券売機はICカードの利用が可能だが、自動改札はICカードに対応しておらず入館券を通すことになる。

1階は、模型ジオラマ、鉄道シミュレーターなど、他の鉄道博物館同様、鉄道を学べる展示をしている。

ジオラマはHO、旧施設のNの頃に比べると車両のサイズが大きくなった。だが、ストラクチャは既製品のNサイズ、クルマに至ってはNサイズとトミカが混在して、先月訪れた京阪のsanzenhirobaに比べてサイズの不自然さが目立った。それらの既製品が多くを占めるせいか、京王を特徴づける建て物があまり目立たなかった印象。sanzenhirobaは京阪沿線の情景があんなに充実していたのだけどね。せめて山はケーブルカーを置くなどして高尾山らしさを表現してほしかった。フル編成の迫力はsanzenhirobaを上回るけど。

シミュレーターは1回300円の車両モックアップ運転台から運転できるものと、無料の簡易運転台から運転できるものが設置されていた。目の前に流れる映像はCGで、看板などは加工されていた。調布近辺は地上時代のものだろうか。それ以外に6000系の運転台を通して車掌体験をできるものがあったりと、東急の電車とバスの博物館を彷彿させる。方向幕指示機は昔の種別を知ることができるのではないかと。大きい窓からは駅の1番線に停車中の車両を見ることができるが、1番線から発着する列車は少ない。

2階へ上がる途中の踊り場には、社員が作っただろうペーパーキッドによるOゲージが。結構な力作だが、動かないせいか足を止める人は少なかった。2階は小学生低学年以下を対象にしたアトラクションがメイン、コレクションなどに目を通してすぐに下に降りた。コレクションや歴史のボードは本来なら1階の方がいいのだけど、スペース的に厳しいか。先月、子供向けのアトラクションを拡大したけど、コレクションを見るためのスペースを犠牲にしたのだろう。

車両を展示してある屋外展示場は建物とは別ラッチなので、一旦改札を抜けなければならない。これは電車とバスの博物館と同じ構造だが、入場券購入日に限り何度も出入りできるから支障はない。改札の上には多摩動物公園駅の発車時刻LCDがあり、便利である。土日午後の一部時間帯を除いて20分ヘッドだし。

屋外展示場は吹きさらしではなく、上部を屋根が覆っている構造。2400形、2010系、5000系、3000系、6000系と歴代の車両が並び、その周りをミニ電車が走る。車内に入れるのは2010系、5000系、3000系、いずれもローカル私鉄に譲渡された車両で、譲渡先で普通に営業運転されているというのは皮肉めいている。5000系は両側にホームがあり、新宿駅を彷彿させる。

2010系の車内中づりでは、昔の沿線風景の写真が吊るしてある。本館にない歴史をフォローしているが、それでも足りない。実物じゃなくてもいいから、昔の路線図も見たいところだ。5000系のドア付近には小さなラックがあり絵本が置いてある。5000系で車内に本といえば富士登山電車が頭をよぎるので、それと比較してしまう。他の博物館のような図書室が欲しいところだけど、少しの絵本の方がこども中心の施設に見合っているか。

sanzenhirobaに行った直後だから比較してしまったけど、子供が楽しめるのは間違いなくこっちの方かと。一層のこと、山陽新幹線のように先頭1両をプラレールカーに改造した専用列車を新宿から直通で走らせればいいのに。

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コメント一覧

匿名
僕も行きましたけど楽しめましたよ料金も高くないし京王電鉄の一旦を見れた気がします。
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