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しーさるの鉄日記

JR東日本2022春ダイヤ改正(群馬編)

JR東日本のダイヤ改正、群馬県内の改正概要は以下の通り。

●高崎発5時52分の『スワローあかぎ』を新設する。それに伴い高崎発8時11分の『スワローあかぎ』は運転を取りやめる。

●熊谷発6時06分の『スワローあかぎ』を延長変更して、本庄発5時50分とする。

●上野発21時00分と上野発22時00分の『スワローあかぎ』を臨時化させる。

●平日ダイヤにおいて、高崎発5時49分の上野行、上野発22時30分の前橋行の運転を取りやめる。それに伴い国府津発20時57分(上野発22時19分)の籠原行を前橋行に変更する。

●水上発5時51分の高崎行を、渋川発6時30分に短縮変更させる。また、高崎発22時26分の水上行を廃止する。

●吾妻線において、朝時間帯の一部列車の時刻を変更する。

●八高線の高崎~高麗川間で、各駅で全てのドアから乗降可能とする。また、朝の高崎行2本、高崎発18時57分の高麗川行、高麗川発20時42分の小川町行以外、全てワンマンでの運転とする。


まず、高崎線の特急『スワローあかぎ』は朝の設定時間帯を早い時間にシフト、上野に7時台に到着する『スワローあかぎ』は増える一方、10時過ぎに到着する『スワローあかぎ』は姿を消す。但し、姿を消すのは平日運転の『スワローあかぎ』で、土休日にほぼ同じ時刻で運転される『あかぎ』がそのまま残る。『草津』時代は新幹線との棲み分けができていたのだけど、2007年改正で『あかぎ』化されたこと、普通列車もグリーン車を連結するようになり、ラッシュ時間帯を過ぎれば座れることで、需要は薄まってきたからな。

7時台に到着する『スワローあかぎ』のうち1本目は熊谷発だったのを本庄発5時50分に変更する。このことで、本庄、深谷では、10分ほど前を走る普通から乗り継ぐ必要がなくなる。なお、この普通は吹上で追い抜くことになる。この『スワローあかぎ』の上野着は7時05分、朝一番の新幹線はその1分後に上野に着く。本庄発だから熊谷以外が新幹線と棲み分けができているから、影響はない。

高崎発5時52分上野着7時37分の『スワローあかぎ』は、高崎発5時49分上野着7時42分の普通列車を格上げするような形で設定された。6時台後半の上尾の時刻表を見ると、改正前は53湘 58品 04上 09湘になっていたのが、改正後は53湘 57特 02品 08湘になっている。普通列車だけの上野方面は647、658、704、713だったのが、647、702、713と最大15分開くようになった。6時53分の湘南新宿ラインから宇都宮線に乗り換える手段もあるが、品川行まで待っても6分しか変わらない。

高崎発5時38分の普通列車は熊谷で5分停車して、『スワローあかぎ』に追い抜かれる。籠原でも併合作業のために8分停車する。そのため、深谷から行田までは最速15分のところを28分かけて走る。熊谷での接続を籠原退避にすれば籠原まで5分繰り下げられるが、熊谷は『スワローあかぎ』が出発してからの到着となり、その先の時刻も1分繰り下げとなる。熊谷で追い抜いた普通は4~5分後を追うように走るが、『スワローあかぎ』が大宮で数分停車するため、上野着は3分しか変わらない。乗車位置によっては、到着する地平ホームから山手線に乗り換えている最中に、熊谷で抜いた普通が入線するくらいだ。

先行の本庄発『スワローあかぎ』は本庄から上野まで75分だが、新設の『スワローあかぎ』は88分と13分も遅く走る。普通と時間的に変わらない『スワローあかぎ』だが、指定席を予約すれば確実に座れるメリットはある。普通列車のグリーン車は上尾辺りになると座れない可能性があるからだ。鴻巣以南から上野だとグリーン料金780円に対し、指定席特急料金は760円、えきねっとチケットレス600円と安くなる。上野着7時37分の新設特急は普通列車と所要時間が変わらなくても、そこそこ需要が見込めるのだ。

なお、籠原発9時04分だった普通列車は、『スワローあかぎ』廃止により鴻巣での特急退避がなくなり、籠原から鴻巣まで4分繰り下げとなっている。

夜間時間帯は、『スワローあかぎ』2本が臨時になる。上野発21時00分は金曜日の運転、上野発22時00分は運転実績がなく、実質廃止になったようだ。金曜日以外が上野発20時00分が最終となり、他のライナー列車に比べると早くなる。

『スワローあかぎ』以外は、高崎以北で朝夜を中心に見直されている。
まず、上越線では早朝、水上発高崎行5時51分、6時16分となっていたのが、5時51分が渋川始発になることでなくなり、6時08分発だけになる。この列車は8分繰り上げたものの、渋川で8分停車するため、渋川から先は改正前と変わらない。また、高崎発22時26分の水上行も廃止となり、高崎発21時37分から23時05分まで1時間30分近く開くようになる。

吾妻線は朝一下り(新前橋発6時23分)の渋川発が6時39分だったのを6時50分に繰り下げる。このことで渋川において、後続の高崎発6時21分の上越線下りだけでなく、先述した水上発6時08分の上越線上りからも4分で接続するようになる。金島2分停車で13分繰り下げ、川原湯温泉4分停車で16分繰り下げとなり、大前着7時54分だったのが8時10分になる。小野上で交換していた列車は金島交換に、岩島で交換していた列車は郷原交換に、羽根尾で交換していた列車は川原湯温泉交換にそれぞれ変更する。

金島での交換する長野原草津口発6時04分は、川原湯温泉での6分停車をやめて、その先渋川まで5分繰り上げている。郷原で交換する万座・鹿沢口発6時48分は岩島から郷原間で3分繰り上げとなっている。川原湯温泉で交換する大前発7時23分は、大前発を7時17分に繰り上げ、羽根尾からは10分繰り上げとなるが、川原湯温泉で再び7分繰り上げでいる。中之条での4分停車は10分停車に拡大するため、その先のスジは変わらない。

八高線については、無人駅でも全扉から乗降できる信用乗車を導入する。東北本線の黒磯~新白河間において、E531の5両のワンマン運転を料金収受なしでやっているけど、2両の八高線で行うとはね。東北本線と違って、八高線は全駅Suica対応になっているというのもあるけど。

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