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しーさるの鉄日記

東武鉄道を乗りつぶす(スペーシアXと宇都宮線)

大手私鉄を一日で乗りつぶすシリーズ、最後は東武の栃木方面を攻めることにした。

まず、北千住発8時03分のスペーシアXに乗車する。土曜午前中の便だが紅葉の終わったオフシーズンのためか、予約開始2日後でもプレミアムシートをネットで確保できた。乗車券は金券屋で買った株主優待券、950円なので北千住からだと新栃木から先へ行くだけで元が取れる。通常価格だと、行きは東武宇都宮へ行くのに1230円、帰りは東武日光から帰るのに1400円だから730円も得したことになる。チケットレス予約は、特急券専用ホームに入るときにスマホのメール画面を提示して入ることになる。特急専用改札があるのは、浅草と北千住だけなので、それ以外の駅から乗ると提示の必要はない。

プレミアムシートはスタンダードシートが全て2列になっているのに対し、1列と2列になっているのが特徴、そのため座席幅がスタンダードシート457ミリに対し、500ミリに、シートピッチもスタンダードシートより100ミリ拡大して1200ミリとなった。スタンダードシートの1100ミリはスペーシアと同じで、それでも他社の特急車両より広いというのに、さらに拡大したという形だ。ちなみに、東海道新幹線グリーン車は、シートピッチ1160ミリ、座席幅480ミリだから、プレミアムシートはそれを上回る。さすがにグランクラスのシートピッチ1300ミリ、座席幅520ミリには劣るけど。スタンダードシートとの差は、座席のサイズだけでなく、座席後ろのバックシェルや電動リクライニングというのもある。そのため、特急料金は、都内から栃木までだと。スタンダードシート1470円に対して440円増の1910円、日光市内だと1940円に対して580円増の2520円になっている。JR特急のグリーン料金が指定席料金の770円増になっているのを見ると、差額は小さいのだけど。

私鉄特急としてのライバル、近鉄『ひのとり』をプレミアム車両を見ると、シートピッチは1300ミリとスペーシアXより広く、スペーシアXにある読書灯、バックシェル式の電動リクライニング、ヘッドレスト、シートヒーターなども備えている。リクライニングもリモコンでヘッドレスト、レッグレストを単独で操作ができる。プレミアム車両の料金は2830円とスペーシアXより310円高く、レギュラー車両とは700円差となっている。座席数はスペーシアXの35人に対し、『ひのとり』は21人と少ないが、運転本数は『ひのとり』が毎時1本と圧倒的に多い。どちらも売り切れやすく、直前にはプレミアム席を入手しにくい。

北千住を出たスペーシアXは、最初は70キロほどで流していたが、西新井のカーブを過ぎると100キロ以上まで加速する。普通を追い抜き、蒲生を通過、そのあとスペーシアXの上り回送とすれ違った。新越谷の手前でスピードを落とし、35キロまで減速する。越谷で追い抜く急行が詰まっているためだ。急行との間隔がデータイムより短い6分だが3駅停車の急行に追いつくとは。春日部到着前にはアーバンラインなどの接続が肉声放送されるが、需要があるのだろうか。

東武動物公園で減速してポイントを通過、東武日光線に入った後は加速して、幸手を最高速度の120キロで通過する。ところが、先行の日比谷線直通が詰まったためか、南栗橋の手前で50キロまでスピードを落とした。南栗橋車両管区を見ながら加速するが、栗橋の手前で70キロまでスピードを落とす。栗橋の先ですれ違ったスペーシアの他にJR連絡線に停車中のスペーシアの姿もあった。スペーシアきぬがわを新宿まで送り込みしているのだろう。

カーブを過ぎると加速して、利根川橋梁を100キロで通過、板倉東洋大前では110キロを越えるスピードで通過した。新大平下を通過する前に乗務員さんに記念撮影してもらった。110キロ近い速さで、栃木に8時59分に到着した。栃木では宇都宮線の乗りつぶしのために東武宇都宮行を待つことに。東武日光行は9分で接続するが、東武宇都宮行は8時50分に出たばかりなので、9時24分まで25分待つことになる。この東武宇都宮行は南栗橋発でそれに接続したのが、先ほど越谷で追い抜いた急行だ。

東武宇都宮線は、栃木と宇都宮の都市間需要があるとはいえ、座席の半分も埋まらない利用率だ。壬生では交換待ちのため、2分停車した。東武宇都宮線はほとんどの駅間が2キロ前後だが、壬生前後と安塚から西川田間は3.5キロと長い。安塚から西川田まで最高速度の90キロ近く出した。江曽島は駅舎が後ろの方にあるため、席の半分くらいが埋まるくらいになった。東武宇都宮の出口が前だから、混雑が分散されている。上りと交換したものの待たされはしなかった。

東武宇都宮には10時05分に着いた。東武宇都宮はアーバンパークラインの船橋駅と同じく島式の頭端式ホームの先に東武百貨店のある構造、側線込みで西側から2番線、3番線となっているのが特徴だ。東武百貨店へは、改札前に3階の入り口がある他、左手の階段を下りた所に2階への入り口がある。百貨店は開店直後だったためか、人影は少なかった。西側に延びてきた宇都宮ライトレールが東武に乗り入れる計画となっているが、この辺りがどうなるかは決まってない。駅東側の駐車場を使うのかと思ったが、東武百貨店の建て替えも検討しているから、現時点でどうなるかは想像できない。

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