今日は、先月半ばに、熊本地震で被災以来、4年ぶりに運転を再開した豊肥本線の駅巡りをすることにした。
熊本発6時22分の電車で出発、肥後大津では3分接続の宮地行に乗り換えた。DENCHAを入れても、上り勾配がきついか。
駅降りした順序は以下の通り、数字は立野からの駅数。
2市ノ川ー1赤水ー3内牧ー5いこいの村(歩)4阿蘇ー6宮地ー8滝水(歩)7波野ー9玉来ー8豊後荻
赤水は島式の特急停車駅、駅舎は右側で大分寄りの構内踏切を遠回りすることになる。駅舎と逆側には使われなくなった側線が大分寄りから分岐している。駅舎は復旧後に建てられた簡易的なものである。周辺は民家が国道沿いに建ち並び、セブンイレブンやファミレスジョイフルがある。1キロ離れたところには、蛇石神社がある。阿蘇ファームランドの最寄り駅だが、タクシーでしかアクセスできないので、駅前にはタクシーが常駐している。
市ノ川は右片面、ホーム中程に復旧後に作られただろう簡易待合室がある。駅前広場に隣接してたかなめしの店がある。
内牧は島式、左側の駅舎とは熊本寄りの構内踏切で結ばれている。また、大分寄りでは、横取線が2本分岐している。
駅近くを散策していたら、列車が来る時間じゃないのに踏切の音が。来たのはななつ星だった。だいぶ前に撮影したからいいのだけど。内牧から乗った列車は1両編成、観光客で毎朝乗る電車より混んでいた。
阿蘇は相対式の特急停車駅、両ホームは大分寄りの構内踏切で結ばれている。阿蘇観光の中心地なので、有人で自動券売機も整備してある。駅舎の中には飲食店も入居していた。駅前はバスも乗入れ、賑やかである。駅左側には道の駅、駅前の道路は道の駅へ入る車が交錯していた。駅前広場に隣接して、キャンプ場や日帰り温泉があるのが観光地らしい。南側を走る国道は阿蘇の先で北側に移った。
いこいの村は左片面、他の無人駅と違ってホーム上家があった。目の前は国道なので、交通量が多く、近くにはセブンイレブンや郊外形商店があった。
宮地は島式の特急停車駅、左側の駅舎とは熊本側の構内踏切で結ばれている。普通列車はこの駅で分断されるためか、駅舎と逆側に留置線が3本ある。豊後竹田から来たキハ120はこの留置線に引き上げるためか、2番線発着が多い。留置線のうち1本はSL用の転車台につながっている。駅舎は阿蘇神社をイメージしたもの、その中には喫茶店と水害復旧の資料館があり、トンネルの中で曲がった線路の一部などが展示してあった。
波野は左側ホームに出口のある相対式、両ホームは熊本寄りの構内踏切で結ばれているが、ホームから欠けた階段で降りる今では珍しくなった構造だ。標高754メートルと九州で一番高い場所にある。駅近くの集落から坂道を上がったところには、そばの花畑がある。
滝水は左片面、以前は相対式だったが、線路がはずされ今の形となった。古めの駅舎には阿蘇市商工会波野支所が入居、その中には入れず、待合室はホーム側の一角にあるだけだ。波野村の役場は10分以上歩いたところにある。滝水を出ると熊本県から大分県に入る。
豊後荻は相対式の特急停車駅、両ホームは大分寄りの構内踏切で結ばれている。熊本寄りからは横取線が分岐している。駅舎は1993年に建て替えられ、交流館と図書館が入居するようになった。ただし、日曜日は中に入れず、待合室代わりにすることもできない。駅周辺は銀行もある古い住宅街だが、コンビニはなかった。駅舎と逆側のホームは出口がないが、柵が途切れているので物理的に出ることは可能だ。
玉来は左片面、駅舎は古くからのもので、待合室には本が数冊置いてある。住宅街の坂を10分ほど上り下りすると、竹田市外れの商業施設街が広がる。その奥の巨大鳥居の向こうには、扇森稲荷神社があった。
これで豊肥本線、熊本から大分間全駅の駅巡りが終了した。
豊後荻からは九州横断特急、指定席満席で1時間立ちつくめになると思ったが、自由席の空きを1箇所見つけた。
中判田で九州横断特急から普通に乗り換え、敷戸で風呂に入り、大分へ向かった。
大分からは787系にちりんに乗って、ホテルのある延岡へ向かった。
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