京成・北総のダイヤ改正詳細

５日改正に行われる京急・京成・北総のダイヤが明らかになった。京成・北総での平日ダイヤ目立った点は以下の通り。

★上野線関係
●上野943(土休日は928)の津田沼行を新設する。これに伴い937の津田沼行は高砂行に変更する。また、1025の高砂行の設定を見直す。(土休日は1004の津田沼行を高砂行に変更)

●上野1724の成田行を４分繰上げ、1720の高砂行を廃止する。また、1851と1855の高砂行と成田行の発車順序を入れ替え、成田行を先行させる。

●上野1927の高砂行の設定を見直す。また、20時台のちはら台、宗吾参道、高砂行の順番を高砂、ちはら台、宗吾参道行に入れ替える。

●上野2315(土休日は2318)の高砂行を新設する。
●高砂発1636と1859の上野行の設定を見直す。

★押上発（行先が書いてないものは印旛日本医大行）
●1837の快速を1839の普通印西牧の原行に変更する。(北総線内急行は変更なし)

●1928の快速も普通に格下げ、1930の普通と統合する。2024の快速(北総線内急行)は2036の特急に変更する。

●2109の快速は普通に格下げ、2114の印西牧の原行きは高砂止に変更する。また、2123に特急を新設、普通は３分繰上げ押上始発に変更する。

●2221に特急を新設、2225の羽田からの高砂行は押上始発の青砥行に変更する。なお、2230の快速は普通に格下げる。

●2327の普通は特急に格上げ、2329の押上始発普通印西牧の原行を新設する。

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押上線を増発する分、上野線がトバッチリを受けることになった京成。土日１往復のシティライナーの削減だけでは、増発分をフォローできなかったのね。

上野線減便で、17時台の方は４～７分間隔が10分ブランクに、19時台の方は３～４分間隔が６分ブランクになる。廃止となる京成上野1927発は、北総線方面への接続しかなかったから、北総線改正で需要がなくなったのね。牛田着1936の浅草行からの需要は少しあるけどね。

上野－高砂間の運転本数見直し以外に、運転順序の入れ替えも。20時台は小岩以遠に行く列車の前に高砂行を設定して、混雑を分散させる。23時台は宗吾参道行きの３分後に高砂行を新設、日暮里では15分着の山手線から４分で接続を受ける。土休日ダイヤでは既存の日暮里2315、2328の真ん中ぐらいの2322を新設、個人的には2324の常磐線を待つよりはこれに乗った方が早く帰宅できる。旅行帰りは京成を使う方が多いからな。

シティライナーは廃止になったが、待避列車のスジ変更は行われず、時間調整のカラ待避という形になる。正月はこのスジを活かして臨時が設定されるのだろうか。正月３が日の臨時だったら、時間変更とか京阪のような正月ダイヤにして、普段は時間調整なしでいいのに。

夕ラッシュ時は、押上線快速→北総線急行のうち４本が押上線内普通に変更、１本だけ特急に格上げ（いわば、新柴又、矢切通過）、21時以降は都営線からの北総普通を、都営線からの北総特急と押上始発の北総普通に分けるといったところか。京成で特急というと、本線経由で上野と成田を結ぶイメージがあるのだけど、データイム以外については押上線－北総線の種別なんだな。地下鉄・私鉄の境界駅での始発というのが東横渋谷っぽい。都営線内の駅掲示時刻表で押上始発の普通に接続のBマークが増えそうだな。

それにしても、北総のスジを大幅に変えたのにも関わらず、データイムは勿論のこと、夕ラッシュ時に京成本線に直通する押上線列車のスジをいじらなかったのは高評価。でも、運用変更の兼ね合いで、平日データイムに京急車が西馬込と京成佐倉を往復するようになるわけで。夕方の送り込みは、京成佐倉発三崎口行だし。

なお、平日朝ラッシュ時の新京成は増発だけでなく時刻を１分近く繰上げ、松戸での上野東京ラインへの接続などに余裕を持たせるようだ。特に松戸650着は３分繰上げで650の上野行に接続するけど、この快速は10連運用だからどれくらい影響が出るのやら。