先日、京急及び京成の改正後の時刻がHPで明らかになった。改正のリリースに掲載されてなかった列車見直しをいくつか挙げておく。
★京成(平日)
●上野発652の普通高砂行を増発する。また、8時台までの特急を3~8分繰り下げる。
●上野発11時台において11分の普通高砂行を18分に変更、17分の津田沼行きも22分に変更する。
●上野発1753の普通高砂行を廃止する。また、高砂発1738の普通上野行を廃止し、43分発普通上野行を39分発に繰り上げる。
●上野発1907の快速成田空港行を全区間廃止する。それに伴い大和田行1本が成田空港行に行き先変更する。また、高砂発1830と1948の普通上野行も廃止する。
●佐倉発2057の快速羽田空港行を区間廃止し、高砂発に変更する。
●押上発20時台以降の快速特急6本を特急に格下げして、佐倉から先の各駅に停車させる。
●快速特急の特急格下げに伴い、快速2本が佐倉から部分廃止となる。また、夜間の宗吾参道行のうち1本目をうすい行に変更、大和田行1本を千葉中央行に変更して京成津田沼~大和田間を部分廃止する。
★京成(休日)
●上野発2104の普通高砂行を増発する。これに伴い2106の普通成田空港行は2111に繰り下げる。
★京成(平日休日共通)
●上り最終アクセス特急上野行から普通上野行への接続を見直し、青砥での接続時間を20分から3分に短縮させる。
★京急(平日)
●羽田空港国内線ターミナル発22時台の快特久里浜行2本を、特急新逗子行、特急久里浜行に格下げする。また、2139のエアポート急行新逗子行を特急久里浜行に格上げする。
★京急(休日)
●品川発745の特急を10分繰り上げ、8時台前半まで特急と快特の発車順序を入れ替える。
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最初の改正リリースでは、京急のウィング号増発と平日夜間の始発快特の増結見直しぐらいしか報じられず、羽田絡みの記述がなかったことからトンネル向こうは影響少ないと思ったのだけど、こんなに減便するとはね。アクセス特急及びスカイライナーの増発、千葉線の増結があったから、その分利用率の低い夜間から見直されたという形になるのだけど。
京成上野1907の快速は、8分後のアクセス特急が青砥で本線特急に接続するから、廃止しても影響は少ないと判断されたのだろうか。でも、20時台は37分の快速、47分のア特、54分の快速となぜか集中しているし。千葉県内から上野方面への通勤は、朝は20分毎の通勤特急が使えるのに、夜は偏った優等の運転間隔で、普通から座れない特急への乗り継ぎが必要な状況だからな。せめて、一部の普通高砂行を千住大橋追い抜きなしの快速高砂行にすればいいのだけど、遅いから駅通過による時間短縮メリットが薄いのだな。上野~高砂では、下りが普通、快速1本ずつ減の2本減、上りが普通3本減、アク特1本増で2本減となる。土休日では、上りアク特1本、下り普通1本の増発となった。
夜間の快速特急は特急化、佐倉発の21時台、22時台の合計本数は17本から14本となり、5本あった成田まで通過する電車もなくなる。いわば、同時間帯の快特通過駅は2本増えるわけだが。成田までの定期客は2万人って、公津の杜の5200人、酒々井の3600人に比べて圧倒的に多いのだけどね。公津の杜は成田空港方面への流動も含まれているし。
最終アクセス特急から普通への接続見直しは大きいかもしれない。高砂、青砥共に、アクセス特急の着く2分前に普通が発車するダイヤだったからな。でも、青砥以西のアクセス特急通過駅への需要は大したことないと思うのだけどね。スカイツリーラインへの渡航客ですら、牛田を経由せずに、日暮里~北千住で常磐線に乗るくらいだし。乗り換えアプリを使うと、牛田経由の方が最大10分早く着くというのがわかるけど。
羽田空港発快特も品川発同様、快特から特急への格下げ。そのせいか神奈川新町における平日下り特急停車本数は、22時台0本、23時台6本だったのが、22時台5本、23時台7本と増える。特急だと神奈川新町で緩急結合するから、横浜での普通への乗り換え客が神奈川新町にシフトするのだろうな。絶対数は少ないものの、少しでも横浜駅ホームの混雑が緩和すればいいのだけど。羽田空港からの特急新逗子行は4年ぶりの復活、以前の特急新逗子行は4両が20分毎に4本設定されていて、川崎手前で追い抜かれたH快特の後に金沢文庫までくっついていたけど、今回は全区間単独運転の8両となる。なお、この新逗子行きは金沢八景で普通浦賀行に接続する。
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