しーさるの鉄日記

多摩都市モノレール3/23改正とニューシャトル4/1改正


多摩都市モノレールは3/23に、ニューシャトルは4/1にダイヤ改正を行った。改正概要は以下の通り。

★多摩都市モノレール
●高松発5時12分の多摩センター行と上北台発5時15分の多摩センター行を新設して、始発列車を高松以北で15分、高松以南で28分繰上げる。

●高幡不動発5時23分の上北台行を新設して、高幡不動以北の始発を19分繰上げる。また、多摩センター発5時30分の上北台行を6分繰上げる。

●上北台発23時50分の多摩センター行終電を5分繰り下げる。また、多摩センター発0時00分の立川北行を上北台行に延長変更、さらに多摩センター発0時17分の立川北行を新設する。このことで立川北以南では17分、以北では20分終電が繰り下がる。

●通学時間帯(7時から11時、16時から19時)に主要駅での停車時間を確保、大学の授業時間に合わせて運行を調整する。

●土休日データイムに23本増発して、運転間隔を10分から9分に短縮する。

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多摩都市モノレールは、1998年の開業以来、初めての本格的なダイヤ改正となった。最近の開業路線は客の増加に合わせて頻繁に増発を行なっているのだけど、ここ10年で客が3割増となっている多摩都市モノレールが増発しなかったのは意外だった。通学時間帯は本数を多めに設定していたのだろうか。

初めてのダイヤ改正だが、内容としては早朝、深夜、土休日データイムの増発がメインとなる。

早朝は南行2本、北行1本の新設、初電を最大28分繰上げて、中央線や京王などに接続させる。深夜についても、南行最終の繰下げ、北行最終の延長変更と新設を行なう。
沿線情報誌によると、このことで上北台から玉川上水経由で高田馬場に行った場合が11分繰上げ、その逆は23分繰下げ、高松から立川北経由で新宿に行った場合が28分繰上げ、その逆は18分繰下げ、甲州街道から立川南経由で新宿に行った場合が16分繰上げで、新宿から高幡不動経由で甲州街道へ行った場合が22分繰下げとなっている。ただ、甲州街道から新宿だと立川南経由より高幡不動で京王に乗り換えた方が速く着く。この場合だと、新宿着6時22分が6時03分に19分繰り上がったことになる。上北台も高松も始発が繰り上がったのはいいのだけど、どちらも乗換駅から1.5キロしか離れてないので、乗換駅まで自転車利用の人にはその効果はあまりない。

初電繰上げで接続が見直されるのは、鉄道だけではない。上北台からの初電車が立川北で羽田空港行のバスに接続するようになったのだ。このことで羽田空港着が40分繰り上がり、6時37分に到着できるようになった。甲州街道からでも、高幡不動で京王に乗り継ぐことで、バスタ新宿から改正前より30分早いバスに乗ることができ、羽田空港には6時45分に到着できる。まぁ、あの辺だったら中央道日野からバスに乗れば、羽田に6時55分に着くわけだが。

通学時間帯の調整によって、立川南発多摩センター行は、7時15分から9時までが6~7分間隔以降は10時36分までも8分前後の運転間隔になっている。改正前は9時50分から10分間隔だったのが、今改正では10時45分から10分間隔になっている。運転本数は10時台が1本、9時台が2本増えたが、7時台が2本減少している。このことから通勤より通学に特化したダイヤだということがよくわかる。
また、中央大学・明星大学に向かって混雑するので、停車時間の見直しが行われる。通勤客に比べると学生は乗降に時間がかかるからだ。例えば、改正前は立川南発8時23分の列車が中央大学・明星大学まで17分かかるのに対し、改正後は8時20分の列車が18分となっている。

平日データイムの高幡不動発は、改正前は、上北台行X8、多摩センター行X0だったのが、今改正では上北台行X3、多摩センター行X5と上下ともに5分変わることになる。京王(準)特急は上下ともにがX9分かX0分に到着、乗り換え時間は5分ぐらいだから、上北台方面から京王線特急、京王線特急から多摩センター方面の乗り換えは少し微妙かもしれない。Yahoo乗換えで『少し急いで』だと接続しないことになっているし。

夜間については、リリースにある終電以外にも増発している。多摩センター発で見ると、19時45分、20時15分、22時00分、22時55分の4本を増発、7~8分の運転間隔を改正前は19時台前半までだったのを20時台前半に拡大、22時19分までの12分間隔、以降15分間隔だったのを、22時55分までの11分間隔としている。上北台発多摩センター行については、19時04分発、19時42分発、20時54分発、21時45分発を増発、19時16分から20時46分まで10分間隔、21時34分まで12分間隔、22時19分まで15分間隔だったのを、19時57分まで7~8分間隔、21時21分まで9~10分間隔、22時24分まで12~14分間隔としている。

土休日は、上北台発が7時16分から20時28分、多摩センター発が6時36分から19時57分までを9分ヘッド化させる。沿線には、サンリオピューロランド、多摩動物公園、昭和記念公園と観光地だけでなく、ららぽーと立川などの商業施設もあるから、利用者が増加しているのだろう。10分間隔の平日は多摩センター2分返し、上北台3分返しの8運用となっているが、土休日は多摩センターも3分返しの9運用とする。7分半間隔にすれば、毎時の時刻が揃ってわかりやすくなるが、もう1運用増やさなければならない。夜間についても多摩センター発22時55分の上北台行が増発となる。

★ニューシャトル

●平日朝に内宿発5時20分、大宮着5時47分を新設して、始発列車を7分繰上げる。下りについても大宮発5時50分の内宿行を新設する。これに伴い、早朝時間帯の運転間隔を10分で統一する。

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ニューシャトルは平日早朝1往復を増発して、始発列車を繰り上げることになった。始発列車は上野東京ラインに7分で接続、東京駅到着は6時25分と現行ダイヤより18分繰り上がる。元々の始発列車は4分繰り下がるが、上野東京ライン、湘南新宿ラインへの接続には影響がない。

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