展示模型は海外の車両だけだとおもっていたのだが、戦前の私鉄車両も結構充実していた。新京阪のP-6とか阪神の金魚鉢とか、川島本で知った車両が展示してあったな。そういえば川島令三は芦屋出身で原信太郎は芦屋に住んでいるな。関東より関西の展示車両が多め、東武とか湘南電鉄とかいくつかあったのだけど。見物客にとっては欧米の車両並に無縁、でも案内板に現在の路線名ぐらいは書くべきだったのではないかと。模型の作りそのものを楽しむことが狙いだったら仕方がないけど、ある程度詳しい人間でも当時の路線名は曖昧。関西の私鉄が多いのだったら、関西で展示した方がいいと思っていたら、関西でもイベントを行うようだ。
展示物は模型だけだと思ったら、一番乗りのきっぷとかSLのプレートとか。原信太郎の歴史パネルには一番乗りのことも細かく記されており、鉄道模型家だけでなく収集家であることを実感。ここまで行動的じゃないと、海外に赴いてまで模型造りはしないよな。海外に赴いている分、国内はあまり乗ってなさそう。
いちばんてつもパークは、名前の通り日本唯一の一番ゲージジオラマ。列車やストラクチャーより人形でその大きさを実感できる。レールや車輪が鉄製のためか、走行音が他の博物館のジオラマとまるっきり違う。嵐山のジオラマJapan同様、ガラス仕切りがないというのもあるけど。原信太郎の車両で動いたのは、富士身延電鉄モハ100と大阪鉄道デイ1形、大阪鉄道の前身がわからなかったので、サボを見入って確認したら、近鉄南大阪線であることが判明した。せっかくディスプレイがあるのだから、車両そのものの説明をしてもいいのに。駅は真正面にあるターミナルのほか、向かって右奥のカーブ上にある。ジオラマのカーブ上にホームがあるケースは、よそのジオラマではあまり見られない。
出口付近には横浜の一日を追ったHOゲージ。メインは京浜東北だが、走行車両はE233ではなく209だった。開館時には209は京浜東北から引退していたはずだが。昼時になって、人のおもちゃが一直線に動く以外工夫なし、Nですらバス走行システムが市販されていることを考えれば、いちばんてつも同様動くクルマも欲しいところだけどね。
人影はまばらだったけど、今後採算はとれるのだろうか。それともカレーミュージアムのように期間限定で、長く続いているイベントのようなものだろうか。内装を見ると、すぐにオフィスに改造できる感じだったからな。
最新の画像もっと見る
最近の「ノンジャンル」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事