東武鉄道の6/6ダイヤ改正、日光線ではワンマン運転の区間を南栗橋まで拡大、東武宇都宮線の列車を1本化することになった。東武宇都宮線と東武日光線への直通を振り返ると、以前はデータイムも含めて浅草まで直通していたが、1995年に朝上り夕下りを残して、データイムの乗り入れは廃止になった。その8年後の半蔵門線乗り入れ時は朝に北千住行、浅草行、夕方に浅草発が残っていたが、2006年の南栗橋分断時に、朝夕の区間急行を含め、東武宇都宮から栃木以南への乗り入れはなくなった。改正以前は、栃木以南からの乗り入れは、早朝の南栗橋からの送り込みくらいだったが、今回の改正では終日に渡って東武宇都宮に直通、新栃木発着は早朝上りと夜下りだけになった。
70000系投入に伴い20000系から20040系への改造が進んだうえでのワンマン拡大、来月9日からは日光線、鬼怒川線への運用も開始する。それが進めば、6050系は基本的に下今市~会津田島間で封じ込めとなり、6000系の足回りを使った更新車は淘汰されるだろう。
南栗橋発10時47分の急行東武日光行は54分発に繰り下げ、区間急行に格下げして、新大平下から先の各駅に停車させる。そのため、新鹿沼で新宿からの『スペーシアきぬがわ』に追い抜かれる。区間急行格下げに伴い、新栃木発11時42分の東武日光行は12時20分に繰り下げ、浅草発11時00分の『リバティ』から宇都宮行を介して接続させる。後続列車との間隔は30分と短くなる。
上りでは東武日光発8時12分の南栗橋行を廃止、8時31分の列車を8時19分に繰り上げる。データイムの栃木方面は10時台、11時台を20分から30分繰り下げ、さらに13時03分発を新設している。そのことで、1024、1131、1230、1330だったのが、1047、1203、1230、1303、1343と大きく変わっている。12時30分発以外は東武宇都宮からの南栗橋行を介して栃木で特急に接続する。
新栃木以南の上り普通はデータイムを中心に時刻繰り上げとなっており、栃木発11、41だったのが03、33になっている。このことで、新栃木方面から両毛線への乗り換え時間が3分だったのが10分に拡大した。
東武日光発16時28分の区間急行については、急行に格上げして29分発に繰り下げる。新栃木以北の急行通過駅では本数が減るものの、タイムラグは40分くらいなので大したことない。急行格上げて、東武日光から南栗橋まで特急日光の待避込みで1時間45分かかったのが1時間20分に短縮、南栗橋で区間準急、東武動物公園で急行と乗り換えていたのが、南栗橋で直接急行に乗り換えられるようになったので、北千住までの所要時間も2時間40分から2時間09分へど30分以上の短縮となった。時間は短縮されたものの、近いうちに20040系だ置き換えられるから、サービスは大幅にダウンすることになる。
特急については日光発着、鬼怒川発着を入れ替えている。まず、浅草発8時00分の『きぬ』は7時30分に繰り上げ、接続する『AIZUマウントエクスプレス』も時刻を繰り上げ、会津田島着は25分、会津若松着は12分早くなる。それと入れ替わりに浅草発7時30分の『けごん』は8時00分に繰り下げ、東武金崎で追い抜いた普通新藤原行へは18分待ちとなる。
浅草発11時30分の『きぬ』については『けごん』に変更、13時30分の『きぬ』については『けごん』に変更となるだけでなく土休日のみ運転となった。代わりに14時00分の『きぬ』が土休日のみ運転から毎日運転となった。『きぬ』から変更となった『けごん』は普通会津田島行に接続するものの、浅草からの鬼怒川方面は11時から14時まで開くことになる。また、浅草発12時30分の『けごん』の鬼怒川線への接続時間は4分だったのが、24分になる。観光客のほとんどが11時まで、宿泊客のほとんどが14時以降に利用することを考えると仕方がないか。
土日運転の『きりふり』については、浅草発10時29分だったのを10時38分に繰り下げている。そのことで、新栃木での『スペーシアきぬがわ』待避が消滅、下今市での停車時間も見直し、東武日光までの所要時間を2時間05分から2時間01分に短縮している。停車時間は短くなったけど、駅間の所要時間は微妙に長くなっているのね。下今市での接続相手を『リバティ』から普通新藤原行にすることで、鬼怒川方面への有効本数を増やした。上りについては、鬼怒川温泉発15時45分の『きぬ』を、東武日光発15時55分の『けごん』に変更して土休日のみ運転に、鬼怒川線からは『AIZUマウントエクスプレス』を接続させる。
『AIZUマウントエクスプレス』については11時台の東武日光乗り入れを取りやめ、16時台のみとする。日光線内では純減となり、鬼怒川方面から日光方面へは30分以上待つことになる。日光方面から鬼怒川方面への接続は不便ではないが、改正前と同じ時刻に会津方面に着くには、東武日光発11時08分と今までより36分早い列車に乗らなければならない。
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