相鉄のダイヤ改正、最後に夕夜間を見てみる。
夕方17時40分から19時40分にかけては、改正前で02急海 04各海 09急海 10各湘 14快湘 17各湘の20分サイクルになっていたのを、00急海 01各海 05急海 09快湘 10各湘 14快海に変更する。つまり、17分の各停湘南台行を廃止して、09分に快速湘南台行を新設、14分の快速は湘南台行だったのを海老名行に変更した形だ。
このことで快速が毎時3本から毎時6本に増発、急行を加えると、優等は毎時9本から毎時12本になる。快速湘南台行は各駅停車海老名行に接続するので、横浜からの二俣川~海老名間の有効列車は毎時12本に増えることになる。横浜発の優等を見ると、改正前は7-5-8分間隔だったが、改正後は5-4-5-6分間隔となる。02分の急行は2分繰り上げで、先行の快速との運転間隔が8分から6分に短縮される。
二俣川~海老名間は特急毎時3本を含めて毎時15本に、朝ラッシュ時の毎時16本に近くなる。また、特急通過駅では毎時9本と朝ラッシュ時の毎時8本より多くなる。西谷で特急海老名行に接続する快速海老名行は大和止でいいかもしれない。大和からの特急通過駅は瀬谷で追い抜いた各停に乗り継げばいいし、後続の急行に乗っても4分しか変わらない。
海老名方面は毎時9本から12本に増える一方、二俣川までの快速通過駅、及び湘南台方面は毎時9本から6本に削減される。急行海老名行の半数と快速海老名行は二俣川での湘南台行への接続がなくなる。
JR直通から湘南台方面へは、改正前は快速湘南台行と西谷で相互に接続していたが、改正後は西谷でも各停まで5分待ちになるので、その分所要時間が増えることになる。2023年春の東急乗り入れ時は、夕ラッシュ時のいずみ野線は毎時9本に戻るだろうから、この接続もその時に改善すると思われる。
14分の快速は湘南台行から海老名行に変わるが、JR直通の特急と互いに接続することには変わりない。瀬谷での待避を夕ラッシュ時も行なうことになったので、JR直通の特急から二俣川以西の特急通過駅への接続は二俣川での各停だけだったのが、西谷での快速、大和での各停に変わっている。特急が先行列車に詰まらなくなったので、海老名までの所要時間は2分短縮、大和で各停に乗り換えられるようになったので、相模大塚、さがみ野、かしわ台への所要時間も4分短縮となる。
海老名発横浜方面については、急行を倍増させる他、各停を快速に格上げして、湘南台発快速の運転を取りやめる。快速横浜行はあまり増発されないが、5-15分間隔だったのが、10分間隔に平準化される。星川で快速は各停を抜かないので、星川から横浜へは4-6分間隔となる。JRへの特急新宿行は、瀬谷で急行を追い抜くようになる。西谷で快速に接続するのは改正前と変わらない。
20時台での動きは、44分の快速湘南台行を47分に繰り下げて、各停と入れ替えるほか、34分の各停海老名行を35分の各停大和行に短縮変更するくらいだ。運転本数は21時台後半から減らす。大和から先は47分の快速湘南台行に乗らずに、54分の快速海老名行を待つしかない。
21時台後半から運転本数を削減、44分の快速湘南台行を廃止して、41分の急行海老名行を45分に繰り下げる。22時台以降は快速、急行が全て海老名行、各停も一部を除いて湘南台行になるので、行先は省略する。22時代は急3快3各6の計10本となっていたのを急2快2各5に減らす。つまり約10分間隔だったのを約12分間隔に変更する。
23時台については35分の急行を41分の快速に格下げして、49分の急行の混雑緩和をすることに、各停は06、16、26、40、54から05、20、35、51の15分間隔とする。40分の各停を利用していた星川、鶴ヶ峰ユーザーは41分の快速を利用すればいいのだから、被害は少ない。土休日ダイヤとの違いは03分に急行があることだけだ。
終電時間帯では1月20日からの暫定ダイヤでは横浜発24時42分のかしわ台行と、それに接続する湘南台行を運休して、鶴ヶ峰までの最終を24時27分の各停湘南台行に、その先の最終を24時35分の急行海老名行としていた。このことで、横浜からの最終は鶴ヶ峰でまで15分、二俣川から先で7分繰り上げ、各駅での最終は相模大塚~かしわ台で12分、それ以外で15分の繰り上げとなっていた。今回の改正では、横浜発24時35分の急行海老名行と24時21分の各停海老名行の運転も取りやめる。また、27分発の湘南台行はかしわ台行に変更し、二俣川で湘南台行に接続させる。二俣川までの急行通過駅の最終は変化ないが、24時35分の急行の廃止で、二俣川から先の最終は24時27分と8分繰り上がる。1月20日以前に比べると15分繰り上げだ。二俣川~大和間の各駅の最終は1分繰り上げ、大和~かしわ台の最終は4分繰り上げとなるが、いずみ野線は1分繰り下げとなる。
横浜発24時21分の各停海老名行の廃止で、海老名への最終は15分の急行になった。海老名以外は、この列車の廃止による繰り上げはなく、終電前に20分近いタイムラグが発生することになる。
JRからの接続を見ると、24時42分発だった頃の最終は、京浜東北からの11分接続、その次は3分接続となりかなり厳しい。24時27分発は東海道線最終から6分接続となっている。これは先述の11分接続の京浜東北とは品川を同時に発車している。つまり、東京、新橋、品川から相鉄方面への終電繰り上げはないということになる。
土休日夕方については、03急海 05快湘 14特海(一部45快海 54特海)となっていたが、特急を横浜口からJR乗り入れに振って、05急海 14快海とさせた。快速は西谷でJRからの特急に接続、JRからの直通は各停から特急になるので、快速を湘南台行から海老名行に変更してフォロー、湘南台方面は大和行の各停を湘南台行にすることで快速のフォローを行った。
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