●津軽線において、蟹田発16時45分の三厩行を16時12分に繰り上げる。三厩発15時40分の蟹田行も14時56分に繰り上げる。蟹田発11時45分の青森行は12時10分に繰り下げる。
●山田線において、宮古着9時01分の列車を川内発から盛岡発6時32分に延長変更する。盛岡発20時11分の宮古行は上米内行に短縮変更する。上りは宮古発5時32分の茂市行は川内行に延長変更する。また、宮古発6時56分の川内行を6時45分の盛岡行に延長変更する。代わりに宮古発5時00分の盛岡行は上米内発7時05分に短縮変更する。
●小牛田発11時35分の一ノ関行を石越行に短縮変更する。それに伴い小牛田発9時58分の一ノ関行を10時56分に繰り下げる。一ノ関発11時53分の小牛田行きも石越発12時12分に短縮変更する。
●大船渡線において、一ノ関発9時09分と20時42分の気仙沼行の運転を取り止める。また、気仙沼発5時14分の一ノ関行を千厩発5時43分に短縮変更する。
青森県内では、津軽北線では午後時間帯の列車を1往復繰り上げることになった。三厩発14時56分への繰り上げで奥津軽いまべつ発15時35分の新幹線への接続を確保する。乗り換え時間25分もあれば、道の駅での買い物も余裕でできる。その送り込みの三厩行も33分繰り上げ、青森からの電車との蟹田での接続時間を4分に短縮する。代行バスに置き換わっても12分の接続となる。
3月改正で見直された津軽北線だが、8月の大雨被害で不通となり、復旧の目途は立ってない。被害が集中しているのは大平~津軽二股間だから、新幹線からの連絡線を整備すれば良さそうだが、代行バスで事足りているのだろう。運休が長期化するなら、代行バス、今別町循環バス、竜飛へ向かう外ヶ浜町営バスを一体化した方がいいかもしれない。
蟹田発11時45分の青森行は12時10分に繰り下げる。時間帯的に通学需要に応じたものかと思われる。郷沢で貨物交換のために10分停車して、青森着12時25分だったのが12時57分に32分繰り下げとなる。時刻繰り下げで、12時41分の特急『つがる』への乗り換えはできなくなるが、仙台、東京方面の新幹線は13時01分の普通に乗っても、新青森で接続するのは同じ列車だ。
リリースでは触れてないが、奥羽本線において、青森発11時57分の大館行を12時14分の弘前行に変更する。この弘前行は終点の弘前で秋田行に28分接続をとるが、弘前~大館間では46分繰り下げとなり、特急『つがる』から乗り換えられるようになる。弘前~大館間の時刻繰り下げは時間帯からして通学需要に応じたものかと。午後の2時間空きが午前中に移る感じで。
12時17分の津軽新城行は11時08分に繰り上げ、新青森発11時20分の新函館北斗行『はやぶさ』のほか、繁忙期運転の東京行『はやぶさ』に接続させる。
岩手県では、山田線が見直されることになった。川内、宮古間で朝1往復増発した代わりに、夜下り1本と朝上り1本を区間廃止して、始発を繰り下げ、最終を繰り上げる。同時に盛岡から宮古までの所要時間を10分ほど延長させ、快速で約2時間10分だったのを約2時間20分に、普通の約2時間20分だったのを約2時間30分としている。どっちみち、バスは特急で1時間40分、急行で2時間15分だから歯が立たないわけだが、山田線も臨時が設定されるくらい利用されている。
下りは、盛岡での宮古行始発が11時06分だったのを6時32分に繰り上げる。臨時快速でも盛岡発8時51分だから、それよりも2時間以上早い。国鉄時代は盛岡発で6時前に設定されて、岩泉発と連結したりしていたが、90年代前半に廃止なってからは、30年間10時半以降が宮古への初列車だった。盛岡発6時32分は早いと思ったが、106急行は平日ダイヤで5時45分発が設定されているから需要はなくはないのかと。宮古着は9時01分、北へ向かう久慈行には19分で接続するが、南へ向かう盛行は55分も待つ。
盛岡発11時06分の快速は11時09分に繰り下げ、上米内から陸中川井まで75分かかっていたのが82分に、茂市から千徳まで13分かかっていたのが17分となり、宮古着13時17分は13時30分に繰り下げとなる。三陸鉄道への接続は久慈行に24分だから、立ち食いそばくらは余裕で食べられる。
盛岡発13時51分の快速は13時13分へ38分も繰り上げになる。それに伴い、新幹線からの接続も東京発11時20分から19分接続だったのが、東京発10時44分から12分接続に変わる。宮古着は15時58分だったのが15時31分に繰り上げるが、三陸鉄道への接続には変わりない。
盛岡発18時03分の普通は17時46分へ繰り上げ、改正前は東京発15時28分の『はやぶさ』から17分で接続していたが、これが臨時になったため、東京発15時20分の『はやぶさ』からの14分接続となる。宮古着は20時18分と7分繰り上がる。今回の改正で20時11分の宮古行が20時05分の上米内行になったので、18時前のこの列車が上米内から先への最終になり、2時間25分の最終繰り上げとなる。106急行は19時00分まであるが、このバスは平日のみ運転で、土休日は盛岡駅発17時45分と山田線と変わらない。
宮古発5時00分の盛岡行は、上米内発7時05分に短縮変更する。これは、利用率が低いということより、車輪の空転による遅延が盛岡近辺の通勤通学に影響しているからだ。そのため、2021年11月には上米内で運行系統を分割する臨時運用が試みられた。
宮古発5時00分がなくなった影響か、宮古発5時32分の茂市行は、5時23分に繰り上げるとともに、川内行に延長変更している。川内行になったのは、次の列車が川内行から盛岡行になったためだと思われる。
宮古発5時00分が上米内発になったため、宮古発6時56分の川内行を6時45分の盛岡行に延長変更する。宮古発が繰り上がるため、三陸鉄道との接続時間が短くなる。この盛岡行は川内~上米内間で他列車に比べて5分遅く走るなどするため、宮古から盛岡間で2時間42分と一番遅い。盛岡9時27分、東京行『はやぶさ』には23分で接続する。
宮古での盛岡への始発は5時00分から6時56分に繰り下がり、盛岡着も7時20分から9時27分と2時間以上も繰り下がる。106急行は5時20分が始発で盛岡着は7時35分と改正前の列車と変わらない。ただし、平日のみの運転で、土休日は宮古駅前発6時05分が始発になる。なお、宮古駅前を1時間後の7時45分に出る特急便に乗っても、盛岡駅前着は9時25分と列車と変わらない。
宮古発9時29分の快速は9時22分、16時15分は15時54分、18時21分は18時08分とそれぞれ繰り上げて、所要時間増による盛岡付近での影響を少なくする。16時15分発が15時54分発に繰り上がったため、宮古着16時00分の久慈・田老方面から三陸鉄道列車からの接続がなくなっている。16時55分の106急行バスを待つしかない。盛岡着が18時34分から18時21分に繰り上がったから、18時35分の秋田行『こまち』、18時37分の新青森行『はやぶさ』に接続するようになったが、需要としては三陸鉄道からの乗り継ぎの方が上だ。
宮古発19時46分の川内行最終も19時28分に繰り上げとなり、19時23分の釜石方面からの三陸鉄道からの接続を短縮させている。
東北本線では、小牛田発11時35分の一ノ関行を石越行に短縮変更する。それに伴い、小牛田発9時58分の一ノ関行を10時56分に繰り下げる。小牛田発一ノ関行は、改正前は906、958、1135、1252と52-97-77分間隔だったが、改正後は906、1056、1252と110-116分間隔、つまり2時間近い運転間隔になる。減便となった石越~小牛田間だけでなく、9時台から11時台まで2時間近く開くことになった小牛田~石越間も厳しい改正だ。岩手県との県境は北側だけでなく、南側も本数が少なくなる。
短縮変更となった石越行は11分で小牛田行として折り返す。この影響で一ノ関発11時53分がなくなり、一ノ関発小牛田行きは10時39分から12時44分まで開くことになる。それにしても改正前のスジを変えずに、石越をいい感じの時間で折り返せるのは面白い偶然だ。
大船渡線は、下り11本、上り10本運転されていたが、今回の改正では下りは午前と夜に1本ずつ廃止して9本に、上りは10本を維持するが1本だけ千厩と気仙沼間での運転を取りやめる。千厩から気仙沼は上下とも9往復だが、一ノ関から千厩までは上りが1本多くなるので、深夜に下りを回送していると思われる。
まず、一ノ関発9時09分の気仙沼行を廃止に、このことで一ノ関発は7時18分から10時17分まで3時間ほど開き、この後の2時間半より大きいタイムラグとなる。9時09分は東京発6時04分の『やまびこ』から接続するけど、接続時間が30分以上もあるから、東京発7時56分の『はやぶさ』から10時17分発に乗り継いだ方がいいということなのだろうか。東京~気仙沼間は一ノ関発9時09分に乗り継ぐと4時間30分に対し、10時17分発に乗り継いだ場合は3時間49分だからな。
一ノ関発20時42分も運転をとりやめ、21時25分の最終気仙沼行を21時15分に繰り上げる。20時42分発は19時36分発から1時間ほどしか離れておらず、下り新幹線からも40分接続となるため、利用率がよくなかったと思われる。一ノ関発21時25分は21時15分発になるため、下り新幹線からの接続時間が25分から15分に短縮される。
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