しーさるの鉄日記

JRグループ2021ダイヤ改正(京都北部編)


JR西日本ダイヤ改正、京都北部エリアの改正概要は以下の通り。

●山陰本線の安栖里駅、立木駅、山家駅、舞鶴線の真倉駅に全列車を停車させる。

●ICOCAサービスを、山陰本線の園部~胡麻間、綾部、福知山、舞鶴線の西舞鶴と東舞鶴、福知山線の篠山口以北に新たに導入する。

●丹後鉄道において『たんごリレー1号』を網野行から豊岡行に延長変更する。また、『たんごリレー4号』の豊岡~網野間で快速運転を行う。

●与謝野発9時43分の普通西舞鶴行を網野発に延長変更する。

●西舞鶴発21時30分の網野行を21時57分に繰下げ、宮津での『はしだて』からの接続を5分に短縮する。宮津発22時49分の網野行は運転を取りやめる

山陰本線は、園部からの先も大幅に見直しを行っている。まず、園部発10時46分、13時46分、18時49分、福知山発10時56分、13時54分の5本を福知山発着だったのを胡麻発着に変更している。そのため、胡麻から先は2時間ほどのタイムラグが発生する。綾部から福知山間は舞鶴線の列車が走るので、長いタイムラグが短縮されるわけだが、綾部発13時52分から15時57分の間の舞鶴線からの直通は13時58分なので、結局は2時間のタイムラグが発生する。福知山発も10時17分の東舞鶴行から11時53分の園部行まで開く。18時49分は夕方時間帯なので胡麻から先は1時間間隔に、胡麻から先は通勤客も少ないからな。
園部発19時52分の胡麻行については20時05分に繰下げ、福知山まで延長変更させる。園部発時刻が繰り下がったため、京都発19時28分の『きのさき』から接続すようになった。以降は20分前後繰り下げている。

京都発0時06分の園部行は廃止に、23時44分発を46分に変更し、終電を20分繰り上げる。また、園部発23時30分の福知山行も廃止に、22時32分発を53分発に変更し、終電を37分繰り上げる。

上りについては福知山発22時14分の園部行を廃止、21時09分を21時42分に繰り下げ、終電を32分繰り上げる。園部から京都も終電を28分繰り上げる。

園部~福知山間列車のうち一部列車は、2012年改正から安栖里、立木、山家を通過していたが、今回の改正では再び停車するようになった。2011年の乗降客数を見ると、安栖里駅50人、立木駅20人、山家駅80人といった具合、その次に利用客の少ない下山駅は300人近くだから、データイムや深夜は余程利用者が少ないのだろう。10年経った今ではそれら3駅の利用者はさらに少なくなっているが、列車そのものも見直しされたためか、3駅に停まるようになっている。

安栖里、立木、山家の3駅を通過して、和知から綾部までノンストップだったのは、下りが午後1本、夜2本、上りが早朝1本、山家、安栖里を通過して立木だけ停車していたのは上り午前1本、夜1本となっていた。ただ先述した通り、下り4本、上り3本が胡麻から福知山間での運転を取りやめているので、全体の停車本数を見ると、山家、安栖里は下り1本減、上りプラマイゼロ、立木は下り1本減、上り2本減となる。快速は和知から綾部まで17分と普通に比べ4分も速かったが、改正では普通に格下げとなるので所要時間増となる。

舞鶴線については、福知山発13時05分の東舞鶴行を新設して、代わりに福知山発11時05分の東舞鶴行を廃止する。福知山発を見ると、改正前は1017快、1105、1214、1254(綾部乗換)、1417となっていたのが、改正後は1017、1214、1305、1418といった具合になり、10時17分から12時14分まで2時間近いタイムラグが発生する。上りについても東舞鶴発12時05分の運転を取りやめている。
福知山発19時22分の東舞鶴行は綾部発に変更して、福知山発19時15分の園部行から接続させる。

真倉駅も今回の改正で全列車が停車するようになった。乗降客数が50人と隣の梅迫の半分以下なので、先述の山陰本線の駅と同じく2012年改正から一部の列車が通過していたのだ。改正直前では、福知山発5時39分、10時17分、綾部発13時09分、21時29分、東舞鶴発7時59分、16時02分、17時46分、21時42分の4往復が真倉を通過していた。このうち、福知山発5時39分が下り始発、東舞鶴発21時42分が上り最終なので、下り始発が繰上げ、上り最終が繰下げということになる。福知山発10時17分が快速のままで11時05分を廃止していたら、真倉では4時間近いタイムラグが発生していた。

京都丹後鉄道でも一部列車で修正している。宮福線では、福知山発10時13分の『あおまつ』、15時00分の列車、17時26分の列車をそれぞれ、10時06分、15時13分、17時12分に変更している。

宮舞線では、西舞鶴8時39分与謝野行、9時37分豊岡行となっていたのを、9時18分豊岡行、56分網野行に変更する。8時10分に『あおまつ』の福知山行があるから、宮津まではそれでフォローできるのだろう。9時37分発は9時18分発に繰り上がるが、宮津で16分も停車するのでその先の時刻は改正前と変わらない。この影響で与謝野発9時43分の西舞鶴行は網野発に変更、網野、峰山、京丹後大宮の利用者は16分後の特急『はしだて』に乗る必要がなくなった。

宮豊線では、網野発11時18分の『たんごリレー4号』福知山行を、豊岡発10時53分の快速(コウノトリの郷、かぶと山通過)として延長する。また、『たんごリレー1号』も網野行だったのを豊岡行に変更する。それに伴い、豊岡発11時00分の普通は網野発に変更する。2017年改正で豊岡乗り入れが1年ぶりに復活したたものの翌年で取りやめ、今回は3年ぶりの復活になるのだけど、いつまで持つのやら。城崎温泉発10時09分の普通が接続するから観光需要が見込めればいいのだけど。

夜間時間帯は、西舞鶴発21時30分の網野行を21時57分に繰下げ、宮津発22時29分『はしだて』から5分で接続させる。この影響で宮津発22時49分の網野行は運転を取りやめ、最終を15分繰り上げる。また、豊岡発22時21分の宮津行も網野行に変更、網野から先の最終を豊岡発21時11分に繰り上げる。また、豊岡発5時51分については網野発に変更して、豊岡から網野までの始発列車を30分繰り下げる。


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